ノンケなのにアナニー好きな俺が恋をしたら

恋人とセフレがいる日常（その後の番外編）

それはどうかと思うんだ（２）

　安田はブラの上から俺の胸を何度もやわやわと揉むと、満足したらしくとてもいい笑顔でシャワーを浴びに行った。
　確かにブラの中に胸を納めたせいか、なんかふくらみがある。

「先輩、揉ませてください……」

　岡がベッドに上がり、正面からやわやわと俺の胸を揉んだ。

「けっこう弾力があって、気持ちいいですね。この突起は乳首ですよね」
「言うなよ……」

　揉まれているうちに乳首が立ってしまったのだ。岡が胸を優しく揉みながら乳首を指先でくりくりといじる。ブラの上から揉まれているせいかなんかへんな気分だった。

「なぁ、岡……楽しいか？」
「んー……楽しいというか、先輩がかわいすぎるので今すぐ押し倒してずっと抱いていたいですね」
「……そっか」

　この恰好に欲情するならよかったと思う。岡はブラの中に手を入れ、直接乳首を摘まんだ。

「……んっ……」
「僕たちが大きく育てちゃった乳首にはやっぱりブラが必要ですよね」
「え？　いや、ブラってのはそういうものじゃなくて……」

　乳首だけならニップレスで十分ではないかと思うが、岡はそうは考えなかったようだった。くにくにくにくにと俺の乳首をいじり、ショーツからはみ出てしまった俺自身を咥えた。

「あっ、あっ……」

　なんで乳首をいじられてちんちんとか尻穴が反応してしまうのかわからない。岡はショーツを汚さない為か、ショーツ越しに茎をしごきながらも先端をちゅうちゅうと吸った。そんなに刺激されたら出ちゃうってば！

「やっ、イク、イッちゃうからぁっ！！」

　放してほしかったけど岡は何度もちゅうちゅう吸い、俺をイカせたのだった。

「やああああっっ……！」

　ゴクリと岡の喉が鳴る。そんな汚いの飲んじゃいけません。

「もうっ、飲んじゃ、だめだって……」

　はあはあと荒い息をつきながら俺は岡を睨んだ。決してキレイなものではないと俺は思う。

「先輩が感じた証拠じゃないですか」

　なのに岡は嬉しそうにそう言って、俺を転がした。足を開き、ショーツの後ろをかき分ける。

「この下着、本当にネコ用ですよね。かわいいメス穴が丸見えです」

　そんなことを言われて、俺はびくっと震えてしまった。

「感じちゃいました？　確かにこういうショーツなら常備しててもいいかもです。かわいい下着を着けて犯されちゃう先輩……想像しただけで滾ります」
「ば、ばか言って……」
「そうだ。今度これに安田さんのシャツを羽織りましょう。すごく素敵だと思いますよ」

　そんな、いいこと言ったみたいな顔をするんじゃない。彼シャツにブラとショーツとかまんま変態だろ。
　岡は俺の尻穴にふうっと息を吹きかけた。途端に尻穴が収縮する。

「期待してますね。かわいい……」

　そう言って岡は尻穴をペロリと舐めた。

「あっ……」

　きゅん、としてしまう。本当に俺は尻穴が弱い。
　岡はぺろぺろと何度も尻穴を舐めると、今度は尻穴を口で覆ってちゅううううっ！　と吸う。

「あんっ、やああっ……」

　尻穴が盛り上がっちゃうからやめてほしい。そんなのなんかエロすぎる。

「ああ、もうなんてかわいいメス穴なんだ……」

　岡はそう呟くと舌先をぐりぐりと中にねじ込み始めた。

「あっ、あっ、あっ……」

　もう、いつものことだけどなんでコイツらは俺の尻穴にディープキスをするんだろうか。別に入れるだけなら指で拡げればいいはずなのに、俺が自分でローション入れておくのもだめだっていうし……。
　岡は唾液を中に送り込みながら俺の中をべろべろ舐める。なんか、こんな女物みたいなショーツを履かされたまま尻穴を舐められていると女になった気分だ。

「あんっ、あんっ、なんかっ、へんっ……」

　くちゅくちゅとたっぷり俺の中を舐めてから岡が顔を上げた。

「先輩、何が変なんです？」
「こ、こんなの履いて……俺、男なのに……」

　って、岡に犯されてあんあんいってる時点で男とはいえないのかもしれないけど、なんか違う気がするのだ。

「先輩はかっこいい僕の男ですよ。でもベッドの中では僕たちのメスです」
「……メスと女って同じじゃん……」
「違いますよ。女性は身体がそういう作りになっていますが、メスは必ずしも女性の身体である必要はありません。メスにはオスを選ぶ権利があります。僕たちオスは先輩の虜なんですよ……」

　岡が手にローションをたっぷりまぶし、つぷつぷと指を二本入れた。

「あっ、あっ……でも、言うこと聞かない、じゃん……」
「先輩は最高に魅力的なメスですから、身体だけでも僕たちに夢中になってほしいんです……」
「ばか……」

　とっくに身も心も岡のものだっての。
　すぐに指の数が増やされ、ずちゅずちゅと出し入れされる。指も気持ちいいけど、やっぱり早くイチモツで貫かれたい。

「んっ、あんっ、はや、くぅっ……」
「もうホント、最高のメスですよね」

　岡は嬉しそうに言いながら俺の尻穴を拡げ、ディルドを準備するのだった。
　って、そのディルドは感じすぎちゃうかららめぇっ！