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第3部 周りと仲良くしろと言われました
65.責任とかいろいろなことで頭がごちゃごちゃしています
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(エリーザ、大丈夫かしら……)
まだ未成年なのに、と香子は考えてしまう。香子自身は未成年のうちに乙女ではなくなってしまったがそれは香子自身の意志によるものだ。だから紅夏と、というのは紅児にとってどうなのだろうと思ってしまう。
そうはいっても香子が連れて戻っていいと許可を出したのだ。今更ああでもないこうでもないと考えること自体が不毛であった。
『香子』
白虎の室に連れ込まれて寝室に運ばれた。白虎に共に行くように頼んだ手前どんなことになっても文句は言えないと香子は思った。
『心ここにあらずだな。そなにあの娘が気になるのなら、何故紅夏に託した?』
『そう、ですね……』
二人がもう想い合っていると確信したからだろうか。だからといって紅児はまだ未成年である。でも紅児の出身国では未成年のうちに身体を重ねることは忌避されていなくて、むしろ成人してからも純潔を保っている方がモテなくて……といろいろなものが香子の脳裏を巡った。
結論。
『……わかりません』
『そうか』
白虎は、この話はもうこれで終りだとばかりに香子の衣裳をくつろげた。
『抱く、まではせぬがよいだろう?』
『……本性に戻るのはなしですよ』
『……それは厳しいな』
白虎は喉の奥で笑う。そして香子は白虎に触れられた。
(はぁ、エロい……)
白虎は香子に触れているうちに我慢ができなくなってしまったようで、しかたなく青龍を呼んだ。
『……無理だ。青龍と過ごせ』
香子は白虎の手を握った。尊重してくれていることがわかっているから、香子は胸がきゅうっと締め付けられるような思いだった。でも今はまだ流されるわけにはいかない。
『白虎様……明日か、もしくは明後日の夜は……』
『……香子、誘うな』
白虎と指を絡め合う。
『……我慢ができなくなるだろう』
『……はい』
青龍がやっと来て、香子を抱き上げて青龍の室に連れて行ってくれた。
『兄がそなたを放すとは珍しい』
『……そう、かもしれないわ』
香子には白虎の心理はわからない。お茶会には行ったが、皇帝とシーザン王と香子は言葉を交わさなかった。四神のボーダーというのが香子には未だよくわからない。
『今日は……皇帝と、シーザン王と、シーザンの姫がいて……少し言葉を交わしたのは姫とだけだったんだけど……。何が白虎様の気に障ったのかわからなくて……』
四神のことは四神が一番理解しているだろうと、香子は青龍に聞いてみることにした。青龍は香子をぎゅっと抱きしめた。
『我に兄の心はわからぬ。ただ、そなたは最近あの赤い髪の娘にばかり心を砕いているだろう』
香子ははっとした。気をつけていたつもりだったが、香子は確かに紅児のことばかり考えていたと少しだけ反省した。
四神の嫉妬深さはなんとなくわかっているつもりだったが、まだ理解が足りないらしいと香子は思う。
(わかってるけど、心狭すぎだよね……)
香子は少しむっとした。
『……なんとなくわかりましたけど、私が四神に申し訳なく思う必要はないですよね?』
『ああ、その必要はない』
青龍の手が香子の頬に触れた。
『そなたのしたいようにすればいい。我も我のしたいようにする』
青龍の顔が近づいてきた。香子は諦めて、そっと目を閉じる。そうして唇が重なった。
(もしかして、青龍様も少しは嫉妬したのかしら?)
そんなことを香子が考えられたのはそこまでだった。
さすがに夕食前だったので全身を舐められて終わった。香子としてはもやもやするが最後はちゃんとイカされたのですっきりしている。
(でもなー、白虎様も青龍様も私に触れるだけでイッてないんだよね。つらくないのかな?)
思うだけである。もしそんなことを口に出そうものならたいへんなことになるのを香子は身をもって知っていた。
(口で、とか……あんまりしたことないから下手だよねたぶん)
四神が聞いたら発狂しそうなことを考えて、香子は夕飯を食べる為に移動した。
今日の夕飯も豪華だった。というか四神宮の食事は毎回豪華である。それでも香子が飽きないようにいろいろな料理が出てくるので香子としては嬉しくてしょうがない。でも今夜は紅児のことが気になってあまり喉を通らなかった。朱雀の後ろに紅夏がいない、ということはそういうことである。
(私、やっぱり早まったかなぁ……)
想い合っているならいいのではないかと香子は半ば諦めていた。もう、香子はとても疲れていた。
(エリーザ、最後まで抱かれちゃったのかなぁ)
紅夏に忍耐力があるとはとても思えない。香子は内心ため息をついた。
夕食の後青龍の腕に抱かれて部屋に戻った。とても確認せずにはいられなかった。部屋に紅児がいなかったならそういうことなのだろう。責任感の強い紅児のことだ。身体がどうしても動けないという状態でなければ部屋に控えているに違いなかった。
果たして、香子の部屋に紅児と紅夏がいた。香子は慌てて青龍の腕から飛び出し、紅児の両手を取った。
『エリーザ、大丈夫!?』
香子はそうして紅児を抱きしめた。後悔でいっぱいだった。
ーーーーー
「貴方色に染まる」73話辺りです。
まだ未成年なのに、と香子は考えてしまう。香子自身は未成年のうちに乙女ではなくなってしまったがそれは香子自身の意志によるものだ。だから紅夏と、というのは紅児にとってどうなのだろうと思ってしまう。
そうはいっても香子が連れて戻っていいと許可を出したのだ。今更ああでもないこうでもないと考えること自体が不毛であった。
『香子』
白虎の室に連れ込まれて寝室に運ばれた。白虎に共に行くように頼んだ手前どんなことになっても文句は言えないと香子は思った。
『心ここにあらずだな。そなにあの娘が気になるのなら、何故紅夏に託した?』
『そう、ですね……』
二人がもう想い合っていると確信したからだろうか。だからといって紅児はまだ未成年である。でも紅児の出身国では未成年のうちに身体を重ねることは忌避されていなくて、むしろ成人してからも純潔を保っている方がモテなくて……といろいろなものが香子の脳裏を巡った。
結論。
『……わかりません』
『そうか』
白虎は、この話はもうこれで終りだとばかりに香子の衣裳をくつろげた。
『抱く、まではせぬがよいだろう?』
『……本性に戻るのはなしですよ』
『……それは厳しいな』
白虎は喉の奥で笑う。そして香子は白虎に触れられた。
(はぁ、エロい……)
白虎は香子に触れているうちに我慢ができなくなってしまったようで、しかたなく青龍を呼んだ。
『……無理だ。青龍と過ごせ』
香子は白虎の手を握った。尊重してくれていることがわかっているから、香子は胸がきゅうっと締め付けられるような思いだった。でも今はまだ流されるわけにはいかない。
『白虎様……明日か、もしくは明後日の夜は……』
『……香子、誘うな』
白虎と指を絡め合う。
『……我慢ができなくなるだろう』
『……はい』
青龍がやっと来て、香子を抱き上げて青龍の室に連れて行ってくれた。
『兄がそなたを放すとは珍しい』
『……そう、かもしれないわ』
香子には白虎の心理はわからない。お茶会には行ったが、皇帝とシーザン王と香子は言葉を交わさなかった。四神のボーダーというのが香子には未だよくわからない。
『今日は……皇帝と、シーザン王と、シーザンの姫がいて……少し言葉を交わしたのは姫とだけだったんだけど……。何が白虎様の気に障ったのかわからなくて……』
四神のことは四神が一番理解しているだろうと、香子は青龍に聞いてみることにした。青龍は香子をぎゅっと抱きしめた。
『我に兄の心はわからぬ。ただ、そなたは最近あの赤い髪の娘にばかり心を砕いているだろう』
香子ははっとした。気をつけていたつもりだったが、香子は確かに紅児のことばかり考えていたと少しだけ反省した。
四神の嫉妬深さはなんとなくわかっているつもりだったが、まだ理解が足りないらしいと香子は思う。
(わかってるけど、心狭すぎだよね……)
香子は少しむっとした。
『……なんとなくわかりましたけど、私が四神に申し訳なく思う必要はないですよね?』
『ああ、その必要はない』
青龍の手が香子の頬に触れた。
『そなたのしたいようにすればいい。我も我のしたいようにする』
青龍の顔が近づいてきた。香子は諦めて、そっと目を閉じる。そうして唇が重なった。
(もしかして、青龍様も少しは嫉妬したのかしら?)
そんなことを香子が考えられたのはそこまでだった。
さすがに夕食前だったので全身を舐められて終わった。香子としてはもやもやするが最後はちゃんとイカされたのですっきりしている。
(でもなー、白虎様も青龍様も私に触れるだけでイッてないんだよね。つらくないのかな?)
思うだけである。もしそんなことを口に出そうものならたいへんなことになるのを香子は身をもって知っていた。
(口で、とか……あんまりしたことないから下手だよねたぶん)
四神が聞いたら発狂しそうなことを考えて、香子は夕飯を食べる為に移動した。
今日の夕飯も豪華だった。というか四神宮の食事は毎回豪華である。それでも香子が飽きないようにいろいろな料理が出てくるので香子としては嬉しくてしょうがない。でも今夜は紅児のことが気になってあまり喉を通らなかった。朱雀の後ろに紅夏がいない、ということはそういうことである。
(私、やっぱり早まったかなぁ……)
想い合っているならいいのではないかと香子は半ば諦めていた。もう、香子はとても疲れていた。
(エリーザ、最後まで抱かれちゃったのかなぁ)
紅夏に忍耐力があるとはとても思えない。香子は内心ため息をついた。
夕食の後青龍の腕に抱かれて部屋に戻った。とても確認せずにはいられなかった。部屋に紅児がいなかったならそういうことなのだろう。責任感の強い紅児のことだ。身体がどうしても動けないという状態でなければ部屋に控えているに違いなかった。
果たして、香子の部屋に紅児と紅夏がいた。香子は慌てて青龍の腕から飛び出し、紅児の両手を取った。
『エリーザ、大丈夫!?』
香子はそうして紅児を抱きしめた。後悔でいっぱいだった。
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「貴方色に染まる」73話辺りです。
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