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第4部 四神を愛しなさいと言われました
45.年が変わってもやることは変わらないのです
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さすがに玄武の室に転移はしなかった。
四神宮に戻ってから、香子は部屋に一旦戻され、衣裳を脱がされた。そうして何故か部屋に迎えにきた朱雀に抱かれ、浴室へと運ばれた。
『い、一緒にお風呂、ですか?』
香子は戸惑った。
『……そなたと片時も離れたくはない。だめか?』
朱雀の、いつになく真剣な眼差しに香子は目を奪われた。こんな風に言われてだめだなんてとても言えないと、香子はすぐに陥落してしまった。
そして後悔した。
玄武と朱雀は侍女たちすら浴室には入れなかった。香子は部屋着とも言えるような衣服を二神に脱がされ、朱雀の腕に抱かれる形で湯に浸かった。
(ううう……恥ずかしい)
あれだけ抱き合っているのに今更恥ずかしいとはなんだと言われてしまいそうだが、浴室は比較的明るいのである。
『随分育ったな』
『……はい』
朱雀にたわわな胸を軽く持ち上げるように触れられて、香子は真っ赤になった。白くてたゆんとした、まるでお餅のようなおっぱいである。湯で温まったそれは少しピンクがかって、とてもおいしそうだ。
『我は以前のままでもかまわなかったが、これはこれでよいものだ』
朱雀は楽しそうにそう言うと、やわやわと揉み始めた。やはり入浴を共にして、ただ入るだけでは終わらないようである。
(のぼせないといいけど……)
そう香子は思ったが、香子の身体はもう人ではなくなっているのでのぼせることはなかった。浴室でたっぷり愛撫され、玄武の室に運ばれてからは朝まで二神に放してもらえなかった。
『おなか、すいたぁ……』
目覚めての、香子の第一声はそれだった。
色気なんて欠片もない。昨夜あれだけ食べたのに、と香子は思ったが、一応昨夜はあれでもセーブしていたのである。さすがに香子がとんでもない量を食べたらまずいだろうと、人が一般的に食べる量から少し多め、という程度に留めたのだった。それで朝まで抱かれ続けたのだから空腹を感じないはずはなかった。
『今伝えた。用意はしているだろう』
玄武がククッと喉の奥で笑い、香子を抱き寄せた。
『香子』
「んっ……」
玄武に口を吸われ、香子はそれに応えた。玄武との口づけは甘露のようだと香子は思う。実際に、こうして飢えている状態だと更に甘く感じられるから不思議だったが、香子は余計なことを考えないようにした。
玄武とだけではなく、朱雀とも何度も舌を吸い合っていると、やがて表から声がかかった。
玄武に衣服を着せてもらい、抱かれて居間へ移動する。
『わぁ……』
すぐに包子や饅頭(マントウ)、花巻、春巻などが運ばれてきた。どれも調理の準備をして待っていてくれたらしい。香子は素直にありがたいなと思った。
朝まで香子は抱かれていたから、今は昼である。いちいちこちらの都合に付き合わされる厨房もたいへんだなと香子は厨師たちに同情した。厨師たちからすると、香子はわがままというわがままも言わないし、どれもおいしいおいしいと食べるのでいい主人であるのだがそれがしっかり伝わることはなさそうである。
お互いが満足しているならそれでいいのだ。
香子は菜包(野菜まん)も最近は気に入ってよく食べる。大学に通っていた頃は、朝食に菜包と肉包(肉まん)を一個ずつ買い、お茶を買って食べていた。それで昼まで持っていたのだから、皮の部分がどれだけつまっていたのかが伝わるだろう。今香子が食べているのも、当時朝食として食べていた物よりは軽いが、それでも一個でそれなりのボリュームがある。それをぱくりぱくりと三つも食べ、更に春巻だのなんだのと食べてしまうのだからすごい食欲であった。
玄武は肉包(肉まん)を中心に食べている。朱雀は饅頭や花巻に肉などを挟んで食べていた。
『ふう……』
少し胃が落ち着いたようである。やはりみな基本は肉食なのだなと香子は思う。
それから炒め物が運ばれ、水餃子と湯(スープ)も用意された。朝昼兼用ではあったが、それらを香子と二神はべろりと食べてしまった。
食後のお茶を飲む。今朝(?)の食事も香子はしっかり堪能した。
新年明けて二日目である。
『玄武様、朱雀様、今日って何かありましたっけ?』
香子は首を傾げた。確か晩餐会の出席などは昨日のみだったはずである。毎年四神は新年の三日間は四神宮で過ごすが、晩餐会などに参加するのは一回きりらしい。後は四神宮の中で思い思いに過ごし、四日には領地へ戻っていた。
『香子が我らに抱かれるぐらいだな』
朱雀がさらりと答えた。
『……そういうことじゃないです……』
朱雀の流し目はずるい、と香子は思う。朝からそんな妖艶な眼差しを向けられたら困ってしまう。
『かまわぬだろう? 一日ここで過ごしてもいいぐらいだ』
朱雀の誘惑が止まらない。
『……一度部屋に戻ります。本日はまだ白虎様や青龍様にもお会いしていませんし』
『そうか』
部屋へは玄武が運んでくれた。
『花嫁様』
部屋に戻ると何故か延夕玲がいた。夕玲は今日から三日程休暇を与えたはずである。
『夕玲、どうしたの?』
『このような書状が届きまして、それの確認をとこちらに残っておりました』
『書状?』
香子は眉を寄せた。
新年早々また何が起こったのかと、香子は首を傾げた。
四神宮に戻ってから、香子は部屋に一旦戻され、衣裳を脱がされた。そうして何故か部屋に迎えにきた朱雀に抱かれ、浴室へと運ばれた。
『い、一緒にお風呂、ですか?』
香子は戸惑った。
『……そなたと片時も離れたくはない。だめか?』
朱雀の、いつになく真剣な眼差しに香子は目を奪われた。こんな風に言われてだめだなんてとても言えないと、香子はすぐに陥落してしまった。
そして後悔した。
玄武と朱雀は侍女たちすら浴室には入れなかった。香子は部屋着とも言えるような衣服を二神に脱がされ、朱雀の腕に抱かれる形で湯に浸かった。
(ううう……恥ずかしい)
あれだけ抱き合っているのに今更恥ずかしいとはなんだと言われてしまいそうだが、浴室は比較的明るいのである。
『随分育ったな』
『……はい』
朱雀にたわわな胸を軽く持ち上げるように触れられて、香子は真っ赤になった。白くてたゆんとした、まるでお餅のようなおっぱいである。湯で温まったそれは少しピンクがかって、とてもおいしそうだ。
『我は以前のままでもかまわなかったが、これはこれでよいものだ』
朱雀は楽しそうにそう言うと、やわやわと揉み始めた。やはり入浴を共にして、ただ入るだけでは終わらないようである。
(のぼせないといいけど……)
そう香子は思ったが、香子の身体はもう人ではなくなっているのでのぼせることはなかった。浴室でたっぷり愛撫され、玄武の室に運ばれてからは朝まで二神に放してもらえなかった。
『おなか、すいたぁ……』
目覚めての、香子の第一声はそれだった。
色気なんて欠片もない。昨夜あれだけ食べたのに、と香子は思ったが、一応昨夜はあれでもセーブしていたのである。さすがに香子がとんでもない量を食べたらまずいだろうと、人が一般的に食べる量から少し多め、という程度に留めたのだった。それで朝まで抱かれ続けたのだから空腹を感じないはずはなかった。
『今伝えた。用意はしているだろう』
玄武がククッと喉の奥で笑い、香子を抱き寄せた。
『香子』
「んっ……」
玄武に口を吸われ、香子はそれに応えた。玄武との口づけは甘露のようだと香子は思う。実際に、こうして飢えている状態だと更に甘く感じられるから不思議だったが、香子は余計なことを考えないようにした。
玄武とだけではなく、朱雀とも何度も舌を吸い合っていると、やがて表から声がかかった。
玄武に衣服を着せてもらい、抱かれて居間へ移動する。
『わぁ……』
すぐに包子や饅頭(マントウ)、花巻、春巻などが運ばれてきた。どれも調理の準備をして待っていてくれたらしい。香子は素直にありがたいなと思った。
朝まで香子は抱かれていたから、今は昼である。いちいちこちらの都合に付き合わされる厨房もたいへんだなと香子は厨師たちに同情した。厨師たちからすると、香子はわがままというわがままも言わないし、どれもおいしいおいしいと食べるのでいい主人であるのだがそれがしっかり伝わることはなさそうである。
お互いが満足しているならそれでいいのだ。
香子は菜包(野菜まん)も最近は気に入ってよく食べる。大学に通っていた頃は、朝食に菜包と肉包(肉まん)を一個ずつ買い、お茶を買って食べていた。それで昼まで持っていたのだから、皮の部分がどれだけつまっていたのかが伝わるだろう。今香子が食べているのも、当時朝食として食べていた物よりは軽いが、それでも一個でそれなりのボリュームがある。それをぱくりぱくりと三つも食べ、更に春巻だのなんだのと食べてしまうのだからすごい食欲であった。
玄武は肉包(肉まん)を中心に食べている。朱雀は饅頭や花巻に肉などを挟んで食べていた。
『ふう……』
少し胃が落ち着いたようである。やはりみな基本は肉食なのだなと香子は思う。
それから炒め物が運ばれ、水餃子と湯(スープ)も用意された。朝昼兼用ではあったが、それらを香子と二神はべろりと食べてしまった。
食後のお茶を飲む。今朝(?)の食事も香子はしっかり堪能した。
新年明けて二日目である。
『玄武様、朱雀様、今日って何かありましたっけ?』
香子は首を傾げた。確か晩餐会の出席などは昨日のみだったはずである。毎年四神は新年の三日間は四神宮で過ごすが、晩餐会などに参加するのは一回きりらしい。後は四神宮の中で思い思いに過ごし、四日には領地へ戻っていた。
『香子が我らに抱かれるぐらいだな』
朱雀がさらりと答えた。
『……そういうことじゃないです……』
朱雀の流し目はずるい、と香子は思う。朝からそんな妖艶な眼差しを向けられたら困ってしまう。
『かまわぬだろう? 一日ここで過ごしてもいいぐらいだ』
朱雀の誘惑が止まらない。
『……一度部屋に戻ります。本日はまだ白虎様や青龍様にもお会いしていませんし』
『そうか』
部屋へは玄武が運んでくれた。
『花嫁様』
部屋に戻ると何故か延夕玲がいた。夕玲は今日から三日程休暇を与えたはずである。
『夕玲、どうしたの?』
『このような書状が届きまして、それの確認をとこちらに残っておりました』
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