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第1部 四神と結婚しろと言われました
82.いろいろ四神にもあるようです ※R13
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体のだるさに、意識が浮上してもなかなか瞼が開かない。誰かの手に抱き寄せられて、香子はそのひんやりしたものに頬を擦り寄せた。
すでに体の熱は引いていたが、くっついているとひどく気持ちがいい。これも熱に浮かされた結果だろうとぼんやり思ってからはっきりと意識が浮上した。
「……あれ……?」
目を開くと黒い布が見えた。ということは。
『玄武、さま……?』
『どこかおかしなところはないか?』
心配するように上から甘いバリトンが降ってくる。ホント寝起きだけは勘弁してほしいと香子は思った。
それから昨夜のことをじわじわと思い出す。
熱に浮かされて……思わず朱雀に縋りついて……。
(ぎゃああああああああああああああっっっ!!)
香子は急いで布団を被り、丸くなった。それに玄武が目を見開く。
(なんてこったーーーーーーーーー!!)
あまりの恥ずかしさに、玄武と顔を合わせられない。熱に浮かされたその時は、何を口走ったかとかどうしたとか覚えていなかったのに、今になって自分の言ったことや、したこと、されたこと等がありありと思い出されて頭が沸騰しそうである。
『香子……』
玄武の手が布団の上から香子を撫でるのを感じて更にいたたまれない。
とんでもないことを口走り、困らせるぐらいおねだりした記憶だけがある。
(もう無理、絶対無理ーーーーーーーーー!!)
正直いって二神に触れられるのはやっぱりひどく気持ちよかった。まるであの快感は麻薬のようだと身震いする。
(あんなのに慣れたらやばい……)
香子は自分の意志の弱さを知っているだけに布団の中で首を振った。
『香子……出ておいで』
そのバリトンも反則だと香子は思う。しかもやんわりとだが布団を引き剥がすような動きに変わっているような気がしてならない。
『自分から出てこないなら……襲ってもよいか?』
(いいえ、いいわけがございません!)
香子は急いで布団をべりっと剥いだ。その体を玄武にすかさず囚われる。
『げ、玄武様……』
『恥じることはない。そなたは熱に浮かされただけのこと』
そう甘く囁かれて口唇を奪われる。香子はその囁きに背筋がぞくぞくするのを感じた。
(だから声にも弱いんだってばー)
幸いまだそれはバレていないような気がするが、時間の問題のような気もする。
玄武の口づけは朱雀のそれとは違い、香子を慈しむように口腔内を辿る。だから人が見ていなければいつまでもされていたいような、そんな気になってしまう程危険だった。
(こういうのにも性格出るのかも……)
溺れないように余計なことを考える。朱雀の口づけは香子の全てを奪うようなそれで、思わず逃げ出したくなってしまう。青龍と白虎のそれは事故のようなものだ。ただ、白虎の元の姿というのはとてもきれいだった。
『香子……?』
余計なことを考えているのがどうやらバレたらしい。口唇を離され顔を覗き込まれる。至近距離で見つめられて香子は赤くなった。
(だからイケメンは危険ですーーーーーーー!!)
『どうやらそなたは襲われたいようだな……』
ニヤリという効果音がつきそうな表情をした玄武に香子は目を丸くする。こんな表情もできるんだ、と感心したところで夜着がはだけられ、大きな手がすっぽりと香子の胸を包んだ。
(ぎゃーーーーーーーーーーーー!!)
『げ、玄武様っ! 朝です! もう朝です!』
やわやわと揉もうとする手を押さえ、香子は必死で訴える。
『そうだな』
平然と答えながら香子を抱き込み首筋に口づける。
『玄武様っ! 朝ごはんっ! 朝はちゃんとごはん食べたいですーっ!』
『後でいくらでも食べさせてやろう』
どういうわけだか今朝の玄武は様子が違う。このまま香子は玄武に襲われてしまうのだろうか。
生娘というわけではないが、今まで大事にされてきていただけになんだか香子は切なくなった。
『玄武様……私……私は……貴方に嫁ぐのですか?』
その科白に玄武は香子の胸から顔を上げた。
『……すまぬ……』
苦しそうな表情でそれだけ言うと、香子の夜着の前を合わせ部屋を出ていった。香子はそのまま、しばらく動けないでいた。
すでに体の熱は引いていたが、くっついているとひどく気持ちがいい。これも熱に浮かされた結果だろうとぼんやり思ってからはっきりと意識が浮上した。
「……あれ……?」
目を開くと黒い布が見えた。ということは。
『玄武、さま……?』
『どこかおかしなところはないか?』
心配するように上から甘いバリトンが降ってくる。ホント寝起きだけは勘弁してほしいと香子は思った。
それから昨夜のことをじわじわと思い出す。
熱に浮かされて……思わず朱雀に縋りついて……。
(ぎゃああああああああああああああっっっ!!)
香子は急いで布団を被り、丸くなった。それに玄武が目を見開く。
(なんてこったーーーーーーーーー!!)
あまりの恥ずかしさに、玄武と顔を合わせられない。熱に浮かされたその時は、何を口走ったかとかどうしたとか覚えていなかったのに、今になって自分の言ったことや、したこと、されたこと等がありありと思い出されて頭が沸騰しそうである。
『香子……』
玄武の手が布団の上から香子を撫でるのを感じて更にいたたまれない。
とんでもないことを口走り、困らせるぐらいおねだりした記憶だけがある。
(もう無理、絶対無理ーーーーーーーーー!!)
正直いって二神に触れられるのはやっぱりひどく気持ちよかった。まるであの快感は麻薬のようだと身震いする。
(あんなのに慣れたらやばい……)
香子は自分の意志の弱さを知っているだけに布団の中で首を振った。
『香子……出ておいで』
そのバリトンも反則だと香子は思う。しかもやんわりとだが布団を引き剥がすような動きに変わっているような気がしてならない。
『自分から出てこないなら……襲ってもよいか?』
(いいえ、いいわけがございません!)
香子は急いで布団をべりっと剥いだ。その体を玄武にすかさず囚われる。
『げ、玄武様……』
『恥じることはない。そなたは熱に浮かされただけのこと』
そう甘く囁かれて口唇を奪われる。香子はその囁きに背筋がぞくぞくするのを感じた。
(だから声にも弱いんだってばー)
幸いまだそれはバレていないような気がするが、時間の問題のような気もする。
玄武の口づけは朱雀のそれとは違い、香子を慈しむように口腔内を辿る。だから人が見ていなければいつまでもされていたいような、そんな気になってしまう程危険だった。
(こういうのにも性格出るのかも……)
溺れないように余計なことを考える。朱雀の口づけは香子の全てを奪うようなそれで、思わず逃げ出したくなってしまう。青龍と白虎のそれは事故のようなものだ。ただ、白虎の元の姿というのはとてもきれいだった。
『香子……?』
余計なことを考えているのがどうやらバレたらしい。口唇を離され顔を覗き込まれる。至近距離で見つめられて香子は赤くなった。
(だからイケメンは危険ですーーーーーーー!!)
『どうやらそなたは襲われたいようだな……』
ニヤリという効果音がつきそうな表情をした玄武に香子は目を丸くする。こんな表情もできるんだ、と感心したところで夜着がはだけられ、大きな手がすっぽりと香子の胸を包んだ。
(ぎゃーーーーーーーーーーーー!!)
『げ、玄武様っ! 朝です! もう朝です!』
やわやわと揉もうとする手を押さえ、香子は必死で訴える。
『そうだな』
平然と答えながら香子を抱き込み首筋に口づける。
『玄武様っ! 朝ごはんっ! 朝はちゃんとごはん食べたいですーっ!』
『後でいくらでも食べさせてやろう』
どういうわけだか今朝の玄武は様子が違う。このまま香子は玄武に襲われてしまうのだろうか。
生娘というわけではないが、今まで大事にされてきていただけになんだか香子は切なくなった。
『玄武様……私……私は……貴方に嫁ぐのですか?』
その科白に玄武は香子の胸から顔を上げた。
『……すまぬ……』
苦しそうな表情でそれだけ言うと、香子の夜着の前を合わせ部屋を出ていった。香子はそのまま、しばらく動けないでいた。
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