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第2章 ロリコン家庭教師、ドルチェ・ハッセル
第21話 母さん
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それからは盾の使い方。そして短剣の使い方について手ほどきを受けた。
今回覚えられたのは盾や短剣を使ったカウンターだろうか。
といっても、これを実戦で扱うことができるのかと言われれば、まだ微妙なところである。
「…………」
思えば、先生は最初から私が盾を使うことを否定しなかった。
私は、母さんが教えてくれた防御魔法があるからか、盾を使っている。
過去に囚われて今の自分を縛るのは、あまり良くないことなのかもしれないけど、それを先生に否定されなかったのは素直に嬉しかった。
空はいつの間にか赤みを帯びている。
もうそろそろ晩御飯の時間だった。
「今日はよく頑張りましたね、アリエ嬢」
裏庭から屋敷に戻る道中で、先生の手が私の頭を撫でた。
思わず先生の顔を見上げれば、そこにロリコンを発動する際の先生の面影は無い。
私は慣れない笑顔を、少しだけ頑張って作ってみせた。
「ロリチェ──じゃなくて、ドルチェ先生がよくしてくださったおかげです……」
「よかったわ。……って、ん? ねぇアリエ嬢、今私のことなんと呼びました?」
「ド、ドルチェです。はい……間違いなく」
「……ロリチェ」
「ドルチェです……!」
失言をした私の顔がわずかに紅潮するのを感じる。
そんな私の頬に軽く触れた先生は、いたずらっぽく「ふふ」と微笑んだ。
この笑顔はロリコンとしての笑顔か、はたまた先生としての笑顔か。
それを見抜くのには、これからかなりの年月がかかりそうだった。
「まぁ今のは見逃すとして、今日共に過ごして分かりましたが、アリエ嬢は大方七歳とは思えないほどの理解力です。今後の授業もアリエ嬢ならすぐに理解できるでしょう」
「……そ、そうですか。なら……よかったです」
それも当然といえば当然だ。私には前世があるのだから。
むしろ今日の授業で消耗するのがおかしなくらいなのである。
これからやっていけるのかは、まだ少しだけ不安なところではあった。
と。考えているうちに、いつの間にか部屋の前まで辿り着いていたらしい。
「夜はお一人で食事するのですか?」
「……はい。まぁ、その方が気が楽なので」
「そうですか。それでは私は食堂で食事をいたしますね」
先生は「それでは」とにこやかに告げ、部屋の前から立ち去った。
その背中を見送っていると、先生はふと思い出したようにくるりと踵を返す。
「また後で顔を出すかもしれません」
それだけを残して、先生は私の視界から消えた。
※
先生がいなくなった私の隣は、とても静かだった。
晩御飯も、お風呂も、いつもと変わらないはずなのに少し寂しい。
風呂上がり、なんとなく先生のことを探してみようと、寄り道をしてみる。
が。先生の姿は見当たらない。こんな広い屋敷じゃ当然とも言えるけど。
そして例の如く、すれ違う使用人たちは私に嫌な視線を向けている。
これ以上歩くのは精神的にも疲れそうだったので、私は部屋へ足を向けた。
「アリエ」
と、その道中で背後から声がかけられ、思わず肩がびくつく。
その男声は、少し弱々しくて、父さんのものだと気付くのに時間を要した。
「ち、父上。お、お疲れ様です」
振り返って見た父さんの顔は、少しやつれたように見えた。
今日は何か疲れることでもあったのだろうか。
「あぁ。その……今日はどうだったか? ドルチェとはうまくやれそうか?」
「は、はい! と、とてもよくして頂いて。今後が、楽しみ……です」
反射的に返された私の言葉は、本音だった。
引きこもりの私がそう思えていることに、我ながら少しの成長を感じる。
「そうか。マルレーナからは問題児と聞かされていたが、さすがカレナ学園の出身だ。どうやら彼女に家庭教師を依頼して正解だったようだな」
言うと父さんは軽く笑った。
「…………」
笑っていた。笑っていたのである。
母さんの死以降、感情を隠すようになった父さんが、である。
一体、どういう風の吹き回しなのか、少なくとも私には分からない。
「父さん……」
思わず漏れた言葉に、私はハッとして口を覆う。
だが父さんは何も言わずに、私の背を向けて一言。
「引き止めて悪かった」
※
私は部屋に戻ると、そのままベッドに潜り込んだ。
父さんがみせた、あの表情が忘れられない。
今日は何か良いことでもあったのだろうか。
それにしてはやけにやつれて見えたけど……。
「……まぁ、いいか」
ほう、と私は息を吐いて、今日のことを思う。
とりあえず、先生の授業については乗り越えられそうだった。
それについてはよかったが、次に不安になってくるのはやはり許嫁の件だろう。
どこの誰が許嫁なのか。いつ面会があるのか。それはまだ聞かされていない。
近いうちとは言われていたが、それは一体いつになるのだろう……。
不安に駆られて眠りに就けないでいると、ふと部屋のドアがノックされた。
──コンコンコン。
「起きていますか?」
その声はドルチェの先生のものだった。
返事をすると先生は奥の方から、こちらへ近付いてくる。
私が「どうしましたか?」と問うと、彼女は暗闇の中でうっすらと微笑んだ。
「いえ。アリエ嬢の寝顔をこの目におさめようかと思いまして」
何の要件かと思えばセクハラだった。
ジト目で先生を見つめると「冗談です」と冗談じゃなさそうに返される。
「ふふ。明日からもよろしくお願いしますね。それだけを伝えにきたのです」
「……そう、ですか。はい、こちらこそ。よろしくお願いします」
私が上半身を起こして頭を下げると、彼女は「はい」と頷いて踵を返した。
部屋のドアに手をかけて「おやすみなさい、アリエ嬢」と。
穏やかに笑いかけるその様子はまるで──。
「……母さん」
母さんに、ひどく似ていた。
私が眠れない時、母さんは毎日夜に部屋にきて寝かしつけてくれていた。
時には歌を歌ってくれたり、時には昔話を聞かせてくれながら。
思い出すと、胸がきゅっと痛みを帯びる。
「ふふ。母さんもいい響きですが、私はアリエ嬢のお姉ちゃんが嬉しいです」
そう言い残して、先生は部屋を後にした。
漏らした言葉にハッと気が付いて、私は毛布の中で赤面した。
今回覚えられたのは盾や短剣を使ったカウンターだろうか。
といっても、これを実戦で扱うことができるのかと言われれば、まだ微妙なところである。
「…………」
思えば、先生は最初から私が盾を使うことを否定しなかった。
私は、母さんが教えてくれた防御魔法があるからか、盾を使っている。
過去に囚われて今の自分を縛るのは、あまり良くないことなのかもしれないけど、それを先生に否定されなかったのは素直に嬉しかった。
空はいつの間にか赤みを帯びている。
もうそろそろ晩御飯の時間だった。
「今日はよく頑張りましたね、アリエ嬢」
裏庭から屋敷に戻る道中で、先生の手が私の頭を撫でた。
思わず先生の顔を見上げれば、そこにロリコンを発動する際の先生の面影は無い。
私は慣れない笑顔を、少しだけ頑張って作ってみせた。
「ロリチェ──じゃなくて、ドルチェ先生がよくしてくださったおかげです……」
「よかったわ。……って、ん? ねぇアリエ嬢、今私のことなんと呼びました?」
「ド、ドルチェです。はい……間違いなく」
「……ロリチェ」
「ドルチェです……!」
失言をした私の顔がわずかに紅潮するのを感じる。
そんな私の頬に軽く触れた先生は、いたずらっぽく「ふふ」と微笑んだ。
この笑顔はロリコンとしての笑顔か、はたまた先生としての笑顔か。
それを見抜くのには、これからかなりの年月がかかりそうだった。
「まぁ今のは見逃すとして、今日共に過ごして分かりましたが、アリエ嬢は大方七歳とは思えないほどの理解力です。今後の授業もアリエ嬢ならすぐに理解できるでしょう」
「……そ、そうですか。なら……よかったです」
それも当然といえば当然だ。私には前世があるのだから。
むしろ今日の授業で消耗するのがおかしなくらいなのである。
これからやっていけるのかは、まだ少しだけ不安なところではあった。
と。考えているうちに、いつの間にか部屋の前まで辿り着いていたらしい。
「夜はお一人で食事するのですか?」
「……はい。まぁ、その方が気が楽なので」
「そうですか。それでは私は食堂で食事をいたしますね」
先生は「それでは」とにこやかに告げ、部屋の前から立ち去った。
その背中を見送っていると、先生はふと思い出したようにくるりと踵を返す。
「また後で顔を出すかもしれません」
それだけを残して、先生は私の視界から消えた。
※
先生がいなくなった私の隣は、とても静かだった。
晩御飯も、お風呂も、いつもと変わらないはずなのに少し寂しい。
風呂上がり、なんとなく先生のことを探してみようと、寄り道をしてみる。
が。先生の姿は見当たらない。こんな広い屋敷じゃ当然とも言えるけど。
そして例の如く、すれ違う使用人たちは私に嫌な視線を向けている。
これ以上歩くのは精神的にも疲れそうだったので、私は部屋へ足を向けた。
「アリエ」
と、その道中で背後から声がかけられ、思わず肩がびくつく。
その男声は、少し弱々しくて、父さんのものだと気付くのに時間を要した。
「ち、父上。お、お疲れ様です」
振り返って見た父さんの顔は、少しやつれたように見えた。
今日は何か疲れることでもあったのだろうか。
「あぁ。その……今日はどうだったか? ドルチェとはうまくやれそうか?」
「は、はい! と、とてもよくして頂いて。今後が、楽しみ……です」
反射的に返された私の言葉は、本音だった。
引きこもりの私がそう思えていることに、我ながら少しの成長を感じる。
「そうか。マルレーナからは問題児と聞かされていたが、さすがカレナ学園の出身だ。どうやら彼女に家庭教師を依頼して正解だったようだな」
言うと父さんは軽く笑った。
「…………」
笑っていた。笑っていたのである。
母さんの死以降、感情を隠すようになった父さんが、である。
一体、どういう風の吹き回しなのか、少なくとも私には分からない。
「父さん……」
思わず漏れた言葉に、私はハッとして口を覆う。
だが父さんは何も言わずに、私の背を向けて一言。
「引き止めて悪かった」
※
私は部屋に戻ると、そのままベッドに潜り込んだ。
父さんがみせた、あの表情が忘れられない。
今日は何か良いことでもあったのだろうか。
それにしてはやけにやつれて見えたけど……。
「……まぁ、いいか」
ほう、と私は息を吐いて、今日のことを思う。
とりあえず、先生の授業については乗り越えられそうだった。
それについてはよかったが、次に不安になってくるのはやはり許嫁の件だろう。
どこの誰が許嫁なのか。いつ面会があるのか。それはまだ聞かされていない。
近いうちとは言われていたが、それは一体いつになるのだろう……。
不安に駆られて眠りに就けないでいると、ふと部屋のドアがノックされた。
──コンコンコン。
「起きていますか?」
その声はドルチェの先生のものだった。
返事をすると先生は奥の方から、こちらへ近付いてくる。
私が「どうしましたか?」と問うと、彼女は暗闇の中でうっすらと微笑んだ。
「いえ。アリエ嬢の寝顔をこの目におさめようかと思いまして」
何の要件かと思えばセクハラだった。
ジト目で先生を見つめると「冗談です」と冗談じゃなさそうに返される。
「ふふ。明日からもよろしくお願いしますね。それだけを伝えにきたのです」
「……そう、ですか。はい、こちらこそ。よろしくお願いします」
私が上半身を起こして頭を下げると、彼女は「はい」と頷いて踵を返した。
部屋のドアに手をかけて「おやすみなさい、アリエ嬢」と。
穏やかに笑いかけるその様子はまるで──。
「……母さん」
母さんに、ひどく似ていた。
私が眠れない時、母さんは毎日夜に部屋にきて寝かしつけてくれていた。
時には歌を歌ってくれたり、時には昔話を聞かせてくれながら。
思い出すと、胸がきゅっと痛みを帯びる。
「ふふ。母さんもいい響きですが、私はアリエ嬢のお姉ちゃんが嬉しいです」
そう言い残して、先生は部屋を後にした。
漏らした言葉にハッと気が付いて、私は毛布の中で赤面した。
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