身代わりにと差し出された悪役令嬢は上主である、公爵様に可愛がられて~私は貴方のモノにはなれません~

一ノ瀬 彩音

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コンコンという音が聞こえてきたのでハッとして我に帰ると慌てて起き上がり身なりを整えるとドアを開けに行く。
するとそこには予想通りの人物が立っていたので挨拶をすることにした。
「いらっしゃいませ、レリオ様」
そう言うと彼は一瞬驚いたような表情を浮かべた後で笑みを浮かべて答えた。
「ああ、お邪魔するよ」
そう言って部屋の中に入ってきた彼をソファーに座らせてから紅茶を用意するためにキッチンへと向かう途中、
ふと違和感を感じて立ち止まると振り返ってみたが特に変わった様子はなく気のせいかと思い直して再び歩き出すことにした。
(あれ、何だろうこの感じ……? 何か変な感じがするんだけど何が原因なんだろう?)
そんなことを考えながら歩いていると突然、誰かに腕を掴まれてしまったので驚いて声を上げそうになるが何とか堪えることができた。
恐る恐る顔を上げるとそこにいたのはレリオ公爵様だった。
どうやら私が考え事をしている間に近くまで来てしまっていたようだ。
「あ、あの……?」
困惑しながら尋ねると彼はニヤリと笑って言った。
「随分と熱心に見つめてくれていたようだが一体何を考えていたんだ」
そう言われて初めて自分が見つめていたことに気付き恥ずかしくなった私は慌てて視線を逸らすと誤魔化すように言った。
「い、いえ別に何も考えていませんわ」
それを聞いた彼はますます笑みを深めると言った。
「本当かなぁ~怪しいなあ」
ニヤニヤと笑うその表情はとても楽しそうだったが同時に嫌な予感を覚えたので逃げ出そうとするよりも早く捕まってしまった。
そのまま抱き上げられてしまうと寝室の方へと連れて行かれてしまうではないか!
(ま、まずい、このままだと本当に食べられちゃうかも……!)
そう思った瞬間、ベッドの上に放り投げられてしまったので受け身を取ることもできずに転びそうになったところをなんとか堪えることに成功したのだが、
ホッとしたのも束の間、すぐに組み敷かれてしまったため逃げる暇もなく唇を塞がれてしまった。
舌を入れられ口内を舐め回されるとそれだけで頭がボーッとしてきて何も考えられなくなってしまう。
「んっ、ふぅっ、んんっ……!」
息ができなくて苦しいはずなのにもっとして欲しいと思ってしまう自分に戸惑いを覚えつつも受け入れて
しまっている自分に気付いて愕然とする。
(嘘でしょ、こんなの嫌なはずなのにどうして拒めないんだろう……?)
そうしているうちに唇が離された時にはもう完全に蕩けきった状態になってしまっていた。
「おいおい、キスだけでこんなになってちゃ先が思いやられるぜ?」
そう言って笑う彼の顔はとても妖艶な雰囲気を漂わせていて思わずドキッとしてしまった。
そんな彼を見ているとなんだか恥ずかしくなってきて目を逸らそうとした瞬間、
突然、胸の辺りに違和感を覚えたので見てみるとなんと服の中に手を突っ込まれているではないか!
「ちょ、ちょっと何をなさるおつもりですかっ?!」
慌てて止めようとするのだが時すでに遅し、あっという間に下着をずらされて胸を露出させられてしまった。
しかもそれだけではなくスカートにまで手をかけて捲り上げようとしているのを見て慌てて押さえようとしたが
あっさりと振り払われてしまい逆に両手を押さえつけられて動けなくされてしまった。
「やっ、やめてください!」
必死になって叫ぶものの聞き入れてくれるはずもなくとうとうショーツまで脱がされ全裸にされてしまった
私は恥ずかしさのあまり泣きたくなった。
だが、そんなことはお構いなしとばかりに足を開かせるとその間に割って入ってくるとまじまじと見つめてくるものだから
余計に羞恥心が増していくばかりだった。
「へえ、綺麗なピンク色してるじゃないか、それに毛も薄いんだな、これなら楽に入りそうだ」
そう言いながら割れ目を指でなぞられるとゾワっとした感覚が背筋を走り抜けていくのを感じた。
(やだ、そんなところ見ないでよぉ……)
恥ずかしさに耐えられず顔を背けると次の瞬間、何かが中に侵入してくる感覚に襲われた。
「ひっ!?  痛いっ!!」
あまりの痛みに悲鳴を上げるが構わず奥まで突き進んでくる異物感に吐き気を覚えるほどだった。
それでもお構いなしといった様子で抽挿が開始されると痛みは次第に薄れていき代わりに甘い疼きが生まれ始める。
「やぁ、動かないでぇ……」
弱々しく懇願するものの聞き届けてくれるはずもなくむしろ激しさを増しただけだった。
パンッパンッという肌同士がぶつかり合う音とグチュッヌチャッグポッといった水音が混ざり合って部屋の中に響き渡る。
「あっ、あんっ、ああっ、ダメェッ、もう許してくださぃぃいっ」
涙を流しながら許しを乞うが当然許されるはずもなくそれどころか更に激しくなる一方であった。
やがて限界が訪れたのか一際大きく痙攣した後でぐったりと脱力してしまう。
それを見た彼は満足そうな笑みを浮かべるとゆっくりと引き抜いていく、その際、カリ首が引っかかる感覚にまた感じてしまうのだった。
そして全て抜き終えると今度は私をうつ伏せにしてお尻を持ち上げると後ろから挿入してきたのである。
「ひゃうんっ!?」
突然のことに驚き声を上げるがそんなことはお構いなしと言わんばかりにピストン運動が始まる。
最初はゆっくりだった動きも徐々に速くなり最終的には激しいものとなっていた。
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