身代わりにと差し出された悪役令嬢は上主である、公爵様に可愛がられて~私は貴方のモノにはなれません~

一ノ瀬 彩音

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昨夜とは比べ物にならない質量に悲鳴を上げる暇もなく蹂躙されていくしかなかった。
それから数時間後、やっと解放されてぐったりとしていると今度は仰向けにされて足を開かされた状態で固定されてしまう。
何をするつもりなのかと思っていたら、なんとそこに顔を埋めてきたではありませんか!
慌てて止めようとするも間に合わず、あろうことか舌で舐められてしまいました。
ピチャッという音と共に襲ってくる未知の感覚に背筋がゾクゾクとしてしまいます。
(うそでしょ、そんなところ汚いよぉ……)
そう思っていても口に出すことはできず、ただされるがままになっていました。
しばらくすると満足したのか口を離しましたが、その際に糸を引いているのが見えた瞬間、恥ずかしさのあまり顔を背けてしまいます。
その様子を見ていたレリオ様はクツクツと笑うと耳元で囁いてきました。
「おいおい、これくらいで恥ずかしがってちゃこの先持たないぜ?」
そう言われてしまうと何も言えなくなってしまうのですが、せめてもの抵抗とばかりに睨みつけることくらいしかできませんでした。
それを見た彼はますます笑みを深めると、今度は胸の方に手を伸ばしてきたのです。
そして両手で包み込むようにして揉んでくるものですから変な気分になってしまいます。
しばらくそうされているうちに段々と呼吸が荒くなり始めてきました。
「はぁ、はぁ、んぅ……」
その様子を見た彼が言うには、
「おや、どうしたんだい? 随分と苦しそうな顔をしているじゃないか」
それに対して私は精一杯睨み返すことしかできませんでした。
それでも構わず続けられるものだからたまりません。
そのうち我慢できなくなってきたのでつい口に出してしまいました。
「お願いです、もう許してくださいぃ」
涙目になりながら懇願するとようやく解放してもらえました。
ホッと一息ついていると今度は花弁に手を伸ばしてきて陰核を刺激し始めました。
突然のことに驚きながらも何とか逃れようと試みますが無駄でした。
それどころか余計に強く摘まれて痛みが走る始末です。
「痛いっ! 痛いですからやめてくださいっ!」
必死になって訴えかけるも聞き届けてもらえないばかりか更に激しくなる一方でした。
やがて限界を迎えたところで一際大きく痙攣した後でぐったりと脱力してしまいましすた。
そんな様子を見ていた彼は満足そうな笑みを浮かべると私を抱き上げると浴室へと向かいました。
そこで汗を流した後、着替えを済ませると玄関に向かいました。
いよいよ出発の時が来たようです。
これから馬車に乗って王城へ向かうことになります。
その前に見送りに来ていた人たちへ挨拶回りをすることになりました。
まずは私の両親の元へ向かいます。
「お父様、お母様、行って参ります」
私がそう言うと二人は笑顔で送り出してくれました。
次に使用人達に挨拶をしていきます。
皆、口々に別れの言葉を口にしていましたが、中には泣いている者もいて少し申し訳ない気持ちになりました。
最後にお世話になった人達へのお礼を伝えました。
執事長やメイド長、料理長の三人にも感謝の気持ちを伝えました。
彼らもまた涙を流しながら見送ってくれています。
そうして全ての用事を済ませたところでようやく出発することができました。
馬車に揺られながら窓の外を見ると、たくさんの人々が手を振ってくれている姿が見えました。
その中には見知った顔も多くあり、嬉しくなりました。
「みんなありがとう!」
大きな声で叫ぶと、彼らは一斉に歓声を上げて応えてくれます。
それを見ているとなんだか感慨深いものが込み上げてくるのを感じました。
(ああ、私、本当にお城に行くんだなぁ)
そんなことを思いながらぼんやりと外を眺めていると、不意に声をかけられました。
「何を見てるんだい?」
隣を見るとそこにはレリオ様が座っていてこちらを見て微笑んでいます。
その笑顔があまりにも素敵だったので思わず見惚れていると、彼はクスクスと笑って言いました。
「そんなに見つめられたら照れてしまうじゃないか」
そう言われて初めて自分がずっと見つめていたことに気づき、恥ずかしくなって俯いてしまいました。
「ふふ、可愛いね」
そう言って頭を撫でられたので顔を上げると目の前に彼の顔があって驚く暇もなくキスされてしまいました。
一瞬の出来事だったため反応できずにいると、舌まで入れられてしまいました。
初めてのことで頭が真っ白になり何も考えられなくなるほどの快感に襲われてその場に崩れ落ちそうになるところを彼に支えられて事なきを得ました。
「おっと危ない、大丈夫かい?」
心配そうに顔を覗き込んでくる彼に大丈夫と答えようとしたところで再び唇を奪われてしまいました。
(あ、また……)
先程よりも激しい口付けに意識が飛びそうになるのを必死に堪えているとようやく解放された時には息も絶え絶えの状態になっており、
まともに立つことすらできなくなっていました。
「すまない、君が可愛すぎてついやり過ぎてしまったようだ」
そんな謝罪の言葉を聞きながら呼吸を整えていると彼は続けてこう言ってきました。
「お詫びと言っては何だけど今度一緒に出掛けないか?」
突然の誘いに戸惑っているとさらに畳みかけてきます。
「実は行きたい場所があるんだ、どうかな?」
そこまで言われてしまっては断るわけにもいかず渋々承諾することにしました。
こうして私と彼のデートが決まったのです。
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