17 / 56
17.
しおりを挟む
「ねえ、ちょっといいかな?」
ある日のこと、仕事を終えて帰ってきたばかりの私に話しかけてきた夫が、改まった様子で話しかけてくると、
真剣な眼差しを向けてきたので、何事かと思った私は、思わず身構えてしまいます。
しかし、その後で告げられた内容を聞いて、拍子抜けすることになってしまいました。
というのも、その内容というのが、今度行われる花火大会に一緒に行こうというものだったからです。
もちろん、二つ返事で了承した後で、詳しい日取りを決めたところで、その場を後にしたのですが、
内心では、まだ見ぬ花火に対して期待を募らせていたので、今からワクワクしていました――。
そうして迎えた当日、浴衣姿で現れた私を褒めてくれた夫は、手を繋いできたかと思うと、そのまま歩き始めましたが、
人混みの中を進んでいくにつれて、段々と不安になってきた私は、思わず尋ねてしまいました。
すると、返ってきた答えは、予想だにしないものだったので、驚きのあまり言葉を失ってしまったのですが、
さらに続けられた彼の言葉によって、さらなる衝撃を受けることになってしまうのです。
「君の全てが知りたいんだ」
その言葉を耳にした瞬間、全身が火照り始めた私は、何も言えずにいる間も、ひたすら見つめられ続けてしまったため、
もはや逃げ道がなくなったと感じた私は、観念することにしたものの、一つだけ確認しておきたいことがあって、
思い切って口を開くと、率直に尋ねてみました。
そんなことを考えていたら、自然と頬が赤くなっていくのがわかりましたが、それでも何とか気持ちを落ち着けると、改めて口を開きました。
「……えっと、それってつまり、私とこの夏祭りでエッチしたいのですか?」
戸惑いながらも尋ねた途端、無言のまま頷いた彼を前に、どうしたものかと考えたものの、今更断ったとしても、
きっと無駄になるだけだろうと判断した私は、意を決して返事をすることにしました。
その途端、目を輝かせて喜んだ彼が、その場で押し倒してきただけでなく、強引に唇を奪われそうになったところで、
慌てて抵抗しようとしたものの、完全にスイッチが入ってしまっているらしく、全く止まる気配がなかったので、
困り果てた末、覚悟を決めて目を瞑った直後、彼の唇が重なりました――。
その後も、しばらくキスを続けた後でようやく解放されたと思ったら、今度は首筋へ舌を這わせられてしまい、
ゾクゾクとした感覚に襲われたことで身悶えしていると、今度は乳房に手を伸ばされてしまいました。
その瞬間、電流のような衝撃が走ったことで、ビクンと仰け反ってしまった私ですが、それを目にした彼は、
妖しい笑みを浮かべると、浴衣の上から乳房を撫で回してきたことで、徐々に息が荒くなっていきます。
やがて浴衣の中に手を入れられたことで、直接触れられたことで感じたことで、思わず声が漏れてしまったことで、
ますます興奮してしまった彼は、さらに激しく責め立てるようになっていきましたが、同時に私の弱点を見つけたことで、
執拗にそこばかり攻めてくるようになったことから、快楽がどんどん増していくと、とうとう絶頂を迎えてしまった私は、
ビクビクと痙攣したまま動けなくなってしまいましたが、それを見た彼は満足そうに微笑むと、
「続きは家でしようね?」
と言ってきましたが、それに対して反論できる余裕などなかったため、小さく頷くことしかできませんでしたが、
それだけで満足したのか、再び手を繋ぐと歩き始めた彼についていく形で移動し続けているうちに、いつの間にか家に着いていたので、
ホッと胸を撫で下ろした私は、玄関のドアを開けようとした瞬間、いきなり抱きしめられた上、うなじや背中に何度もキスをされてしまったため、
驚いた私は、咄嗟に振りほどこうとしたのですが、しっかりと抱え込まれていたため、どうすることもできませんでした。
それからしばらくの間、玄関先で抱かれ続けた私は、解放されると同時に、すぐに中へ入るよう促されたので、
渋々従いましたが、その間に部屋の中へ入った彼が、電気をつけた途端にこちらへ向き直って手招きすると、
近づいていったところ、いきなり抱き締められて唇を塞がれたので、咄嗟に引き離そうとしたのですが、
なぜか上手くいかず、それどころか舌を入れられてしまったせいで、全身から力が抜けていった結果、
崩れ落ちるように座り込んでしまった私は、なおも続く濃厚な口付けに翻弄されつつも、必死で耐えていたのですが、
ふと我に返ると、彼がニヤニヤしながらこちらを見下ろしていたことに気づき、恥ずかしくなったので顔を逸らそうとしましたが、
それを阻むように頬に手を添えられると、顔を固定されてしまい、結局キスを受け入れざるを得なくなります。
ある日のこと、仕事を終えて帰ってきたばかりの私に話しかけてきた夫が、改まった様子で話しかけてくると、
真剣な眼差しを向けてきたので、何事かと思った私は、思わず身構えてしまいます。
しかし、その後で告げられた内容を聞いて、拍子抜けすることになってしまいました。
というのも、その内容というのが、今度行われる花火大会に一緒に行こうというものだったからです。
もちろん、二つ返事で了承した後で、詳しい日取りを決めたところで、その場を後にしたのですが、
内心では、まだ見ぬ花火に対して期待を募らせていたので、今からワクワクしていました――。
そうして迎えた当日、浴衣姿で現れた私を褒めてくれた夫は、手を繋いできたかと思うと、そのまま歩き始めましたが、
人混みの中を進んでいくにつれて、段々と不安になってきた私は、思わず尋ねてしまいました。
すると、返ってきた答えは、予想だにしないものだったので、驚きのあまり言葉を失ってしまったのですが、
さらに続けられた彼の言葉によって、さらなる衝撃を受けることになってしまうのです。
「君の全てが知りたいんだ」
その言葉を耳にした瞬間、全身が火照り始めた私は、何も言えずにいる間も、ひたすら見つめられ続けてしまったため、
もはや逃げ道がなくなったと感じた私は、観念することにしたものの、一つだけ確認しておきたいことがあって、
思い切って口を開くと、率直に尋ねてみました。
そんなことを考えていたら、自然と頬が赤くなっていくのがわかりましたが、それでも何とか気持ちを落ち着けると、改めて口を開きました。
「……えっと、それってつまり、私とこの夏祭りでエッチしたいのですか?」
戸惑いながらも尋ねた途端、無言のまま頷いた彼を前に、どうしたものかと考えたものの、今更断ったとしても、
きっと無駄になるだけだろうと判断した私は、意を決して返事をすることにしました。
その途端、目を輝かせて喜んだ彼が、その場で押し倒してきただけでなく、強引に唇を奪われそうになったところで、
慌てて抵抗しようとしたものの、完全にスイッチが入ってしまっているらしく、全く止まる気配がなかったので、
困り果てた末、覚悟を決めて目を瞑った直後、彼の唇が重なりました――。
その後も、しばらくキスを続けた後でようやく解放されたと思ったら、今度は首筋へ舌を這わせられてしまい、
ゾクゾクとした感覚に襲われたことで身悶えしていると、今度は乳房に手を伸ばされてしまいました。
その瞬間、電流のような衝撃が走ったことで、ビクンと仰け反ってしまった私ですが、それを目にした彼は、
妖しい笑みを浮かべると、浴衣の上から乳房を撫で回してきたことで、徐々に息が荒くなっていきます。
やがて浴衣の中に手を入れられたことで、直接触れられたことで感じたことで、思わず声が漏れてしまったことで、
ますます興奮してしまった彼は、さらに激しく責め立てるようになっていきましたが、同時に私の弱点を見つけたことで、
執拗にそこばかり攻めてくるようになったことから、快楽がどんどん増していくと、とうとう絶頂を迎えてしまった私は、
ビクビクと痙攣したまま動けなくなってしまいましたが、それを見た彼は満足そうに微笑むと、
「続きは家でしようね?」
と言ってきましたが、それに対して反論できる余裕などなかったため、小さく頷くことしかできませんでしたが、
それだけで満足したのか、再び手を繋ぐと歩き始めた彼についていく形で移動し続けているうちに、いつの間にか家に着いていたので、
ホッと胸を撫で下ろした私は、玄関のドアを開けようとした瞬間、いきなり抱きしめられた上、うなじや背中に何度もキスをされてしまったため、
驚いた私は、咄嗟に振りほどこうとしたのですが、しっかりと抱え込まれていたため、どうすることもできませんでした。
それからしばらくの間、玄関先で抱かれ続けた私は、解放されると同時に、すぐに中へ入るよう促されたので、
渋々従いましたが、その間に部屋の中へ入った彼が、電気をつけた途端にこちらへ向き直って手招きすると、
近づいていったところ、いきなり抱き締められて唇を塞がれたので、咄嗟に引き離そうとしたのですが、
なぜか上手くいかず、それどころか舌を入れられてしまったせいで、全身から力が抜けていった結果、
崩れ落ちるように座り込んでしまった私は、なおも続く濃厚な口付けに翻弄されつつも、必死で耐えていたのですが、
ふと我に返ると、彼がニヤニヤしながらこちらを見下ろしていたことに気づき、恥ずかしくなったので顔を逸らそうとしましたが、
それを阻むように頬に手を添えられると、顔を固定されてしまい、結局キスを受け入れざるを得なくなります。
0
あなたにおすすめの小説
一条さん結婚したんですか⁉︎
あさとよる
恋愛
みんなの憧れハイスペックエリートサラリーマン『一条 美郷(※超イケメン)』が、結婚してしまった⁉︎
嫁ラブの旦那様と毒舌地味嫁(花ちゃん)....とっ!その他大勢でお送りしますっ♡
((残念なイケメンの一途過ぎる溺愛♡))のはじまりはじまり〜
⭐︎本編は完結しております⭐︎
⭐︎番外編更新中⭐︎
貧乏大家族の私が御曹司と偽装結婚⁈
玖羽 望月
恋愛
朝木 与織子(あさぎ よりこ) 22歳
大学を卒業し、やっと憧れの都会での生活が始まった!と思いきや、突然降って湧いたお見合い話。
でも、これはただのお見合いではないらしい。
初出はエブリスタ様にて。
また番外編を追加する予定です。
シリーズ作品「恋をするのに理由はいらない」公開中です。
表紙は、「かんたん表紙メーカー」様https://sscard.monokakitools.net/covermaker.htmlで作成しました。
叱られた冷淡御曹司は甘々御曹司へと成長する
花里 美佐
恋愛
冷淡財閥御曹司VS失業中の華道家
結婚に興味のない財閥御曹司は見合いを断り続けてきた。ある日、祖母の師匠である華道家の孫娘を紹介された。面と向かって彼の失礼な態度を指摘した彼女に興味を抱いた彼は、自分の財閥で花を活ける仕事を紹介する。
愛を知った財閥御曹司は彼女のために冷淡さをかなぐり捨て、甘く変貌していく。
愛してやまないこの想いを
さとう涼
恋愛
ある日、恋人でない男性から結婚を申し込まれてしまった。
「覚悟して。断られても何度でもプロポーズするよ」
その日から、わたしの毎日は甘くとろけていく。
ライティングデザイン会社勤務の平凡なOLと建設会社勤務のやり手の設計課長のあまあまなストーリーです。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
15年目のホンネ ~今も愛していると言えますか?~
深冬 芽以
恋愛
交際2年、結婚15年の柚葉《ゆずは》と和輝《かずき》。
2人の子供に恵まれて、どこにでもある普通の家族の普通の毎日を過ごしていた。
愚痴は言い切れないほどあるけれど、それなりに幸せ……のはずだった。
「その時計、気に入ってるのね」
「ああ、初ボーナスで買ったから思い出深くて」
『お揃いで』ね?
夫は知らない。
私が知っていることを。
結婚指輪はしないのに、その時計はつけるのね?
私の名前は呼ばないのに、あの女の名前は呼ぶのね?
今も私を好きですか?
後悔していませんか?
私は今もあなたが好きです。
だから、ずっと、後悔しているの……。
妻になり、強くなった。
母になり、逞しくなった。
だけど、傷つかないわけじゃない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる