8 / 9
第8話 侵食する夜
しおりを挟む
その夜、雨が降っていた。
古びたアパートのトタン屋根を叩く雨音が、僕の焦燥感を煽(あお)る。
「シミー、どこだ……」
僕は自分の部屋で、押し入れや天井裏を探し回っていた。
あれから二日。シミーは僕の部屋に戻ってこない。
隣の空き部屋(204号室)の壁の中に潜み、じっと真由美さんの生活を監視し続けているのだ。
呼んでも反応がない。餌も食べに来ない。
完全に、僕のコントロールを離れてしまっていた。
『パパ、ウルスい』
『邪魔シナイデ』
時折、壁越しにそんな思念が届くだけだ。
その念には、以前のような無邪気さはなく、苛立ちと執着が混じっていた。
深夜二時。
突然、玄関のチャイムが連打された。
ピンポン、ピンポン、ピンポン!
ドンドンドンドン!
「須藤さん! 須藤さん! 開けてください!」
悲鳴に近い声。
真由美さんだ。
僕は飛び起きて、チェーンもかけずにドアを開けた。
「どうしたんですか!?」
そこには、パジャマ姿で裸足のまま、雨に濡れた真由美さんが立っていた。
顔色は紙のように白く、ガタガタと震えている。
「へ、部屋に……部屋に、誰かいるんです!」
彼女は泣きじゃくりながら僕の腕にしがみついた。
「壁から……黒い手が伸びてきて……私の足を……!」
「ッ!」
シミーだ。
ついに実体化して手を出したのか。
「とにかく中へ! ここなら大丈夫です!」
僕は彼女を部屋に引き入れ、鍵をかけ、チェーンをかけた。
「落ち着いてください。お茶を淹れますから」
僕は彼女を座布団に座らせ、タオルを渡した。
真由美さんは放心状態でタオルを握りしめている。
「ありがとうございます……。ごめんなさい、こんな夜中に」
「いいえ、当然です。……警察には?」
「スマホ……部屋に置いてきちゃって……」
彼女は涙目で天井を見上げた。
「あの部屋、おかしいんです。荒川さんがいなくなってから、ずっと……誰かに見られてる気がして……今日は、壁のシミが動いて……」
「壁の、シミ……」
僕は息を呑んだ。
彼女は見てしまったのだ。
その時。
ミシッ。
僕の部屋の押し入れから、音がした。
ベニヤ板が軋むような、重苦しい音。
「ひっ!」
真由美さんがビクリと体を縮める。
「す、須藤さん……今の音……」
「ネ、ネズミです! 古いアパートなんで!」
僕は冷や汗をダラダラと流しながら言い訳をした。
頼む、シミー。今だけは出てこないでくれ。
だが、祈りは届かなかった。
バキッ!!
押し入れの襖(ふすま)が、内側から弾け飛んだ。
「キャアアアアアッ!」
真由美さんの絶叫と共に、押し入れの闇の中から、黒い濁流が溢れ出した。
粘液の塊。
不定形の怪物。
シミーだ。壁を伝って戻ってきたのだ。
『ニオイ……! ママノ、ニオイ!』
シミーは床を這い、真由美さんの足元へと殺到した。
その姿は、もう犬や子供の模倣ではない。
欲望のままに膨れ上がった、ただの肉塊。
表面には無数の目玉が浮かび、裂けた口からはダラダラとよだれを垂らしている。
「いや! いやぁぁぁぁ! 何これ!?」
真由美さんは腰を抜かし、後ずさる。
だが、壁に阻まれて逃げ場はない。
「シミー! やめろ!」
僕はシミーの前に立ちはだかり、両手を広げた。
「真由美さんに手を出すな!」
『ドイテ!』
シミーが叫んだ。物理的な振動を伴う咆哮(ほうこう)。
『ママガ、来テクレタ! ボクノトコロニ、来テクレタ!』
「違う! 逃げてきたんだ! お前から逃げてきたんだよ!」
『ウソツキ!』
バシュッ!
黒い触手が鞭(ムチ)のようにしなり、僕の頬を打った。
「ぐっ……!」
強烈な衝撃。僕はちゃぶ台ごと吹き飛ばされ、壁に激突した。
「須藤さん!」
「逃げろ……真由美さん、逃げてください……!」
僕は口の中を切った血を吐き出しながら叫んだ。
だが、遅かった。
シミーはすでに真由美さんの目の前に迫っていた。
鎌首をもたげた黒い影が、彼女を見下ろす。
『ママ……スキ。ダイスキ』
シミーの声は、以前僕が真似させた時のような、幼い子供の声色を使っていた。
それが余計に恐ろしかった。
『イッショニ、ナロウ?』
『ボクノ中デ、ズット、イッショニ』
「い、いや……来ないで……!」
真由美さんが近くにあった雑誌を投げつける。
だが、雑誌はシミーの体に吸い込まれ、ジュワッと溶けて消えた。
「……!」
真由美さんの顔が絶望に染まる。
「化け物……」
その言葉を聞いた瞬間、シミーの動きがピタリと止まった。
『バケモノ?』
シミーの白い目玉が、ギョロリと真由美さんを見据える。
『ヒドイ。ボクハ、パパト、ママノ、子供ナノニ』
「こ、子供……?」
真由美さんが混乱した目で僕を見た。
「須藤さん……これ、貴方の……?」
僕は床に這いつくばったまま、何も言えなかった。
否定したかった。
でも、できなかった。
こいつを育てたのは僕だ。餌を与え、言葉を教え、真由美さんへの執着を植え付けたのは、紛れもなく僕なのだ。
「……そうです」
僕は震える声で認めた。
「僕が……育てました」
「嘘……」
真由美さんの目から、信頼の色が消え失せた。
軽蔑。恐怖。嫌悪。
「変態……! 近寄らないで!」
彼女の拒絶の言葉が、僕の心臓を抉(えぐ)る。
だが、それ以上にシミーを刺激した。
『ママ……パパヲ、イジメルナ!』
シミーが激昂した。
『パパハ、イイ人ダ! ボクヲ、育てテクレタ!』
『ママガ、ワルイ! パパヲ、傷ツケル、ママナンテ、イラナイ!』
シミーの体が大きく裂け、巨大な捕食口が形成された。
愛着が、食欲へと反転する瞬間。
「食べる」ことで「一つになる」という、怪物なりの解決策。
『タベテ、アゲル!』
「いやあああああああッ!」
シミーが真由美さんに覆いかぶさろうとした。
「ダメだぁぁぁぁぁッ!!」
僕は火事場の馬鹿力で飛び起き、シミーの背後からタックルした。
ドチャッ! という音と共に、僕の体が黒い粘液の中に半分埋まる。
「逃げろ! 真由美さん! 早く!」
僕はシミーの核らしき部分を掴み、必死で引き止めた。
「鍵を開けて! 外へ!」
「す、須藤さん……!」
「いいから行けぇぇぇぇッ!!」
僕の鬼気迫る形相に押され、真由美さんは這うようにして玄関へ向かった。
震える手で鍵を開け、ドアを押し開ける。
外の冷たい雨風が吹き込んでくる。
「ま、待て! ママ!」
シミーが僕を引きずりながら、触手を伸ばす。
その先端が、真由美さんの足首を掠(かす)めた。
「ひっ!」
真由美さんは靴も履かずに廊下へ飛び出し、階段を転げ落ちるように逃げていった。
雨音の中に、彼女の遠ざかる足音が消えていく。
バタン。
風でドアが閉まった。
部屋には、僕と、暴れ狂うシミーだけが残された。
『ウウウウゥゥゥ……!!』
シミーが悔しげに咆哮し、僕を床に叩きつけた。
「がはっ……」
『ドウシテ! ドウシテ逃ガシタノ!』
シミーが僕の上にのしかかる。
重い。熱い。そして、臭い。
『セッカク、家族ニナレタノニ!』
「なれないよ……」
僕は天井を見上げ、涙を流しながら笑った。
「人間とシミは、家族にはなれないんだよ、シミー」
『ウルサイ!』
シミーの触手が、僕の首を絞める。
『パパノ、イクジナシ! 弱虫!』
『モウイイ! ママガイナイナラ……パパヲ、タベル!』
シミーの白い目玉が、飢餓に燃えて僕を見下ろしている。
殺意。
いや、これはきっと、シミーなりの「愛」の最終形なのだ。
孤独な僕を、自分の中に取り込んで、永遠に一人にさせないための。
首が締まる。意識が遠のく。
(これで、いいのかもな……)
真由美さんは助かった。
僕は彼女に軽蔑されたまま、この部屋で怪物に食われて消える。
誰にも知られず、ただの失踪者として。
それが、歪んだ愛を育てた僕への、相応しい罰だ。
「……いいよ、シミー」
僕は抵抗するのをやめ、シミーの黒い体を抱きしめ返した。
「お腹、空いたろ? ……僕を、食べていいよ」
シミーの動きが、一瞬止まった。
『……パパ?』
「ごめんな。もっと早く、こうしてやればよかった」
僕は優しく言った。
「いただきます、は?」
シミーは、僕の顔をじっと見つめ、そして嬉しそうに笑った。
その顔は、以前僕が見た、無邪気な子供の顔に戻っていた。
『イタダキマス』
暗転。
僕の意識は、温かい闇の中へと溶けていった。
古びたアパートのトタン屋根を叩く雨音が、僕の焦燥感を煽(あお)る。
「シミー、どこだ……」
僕は自分の部屋で、押し入れや天井裏を探し回っていた。
あれから二日。シミーは僕の部屋に戻ってこない。
隣の空き部屋(204号室)の壁の中に潜み、じっと真由美さんの生活を監視し続けているのだ。
呼んでも反応がない。餌も食べに来ない。
完全に、僕のコントロールを離れてしまっていた。
『パパ、ウルスい』
『邪魔シナイデ』
時折、壁越しにそんな思念が届くだけだ。
その念には、以前のような無邪気さはなく、苛立ちと執着が混じっていた。
深夜二時。
突然、玄関のチャイムが連打された。
ピンポン、ピンポン、ピンポン!
ドンドンドンドン!
「須藤さん! 須藤さん! 開けてください!」
悲鳴に近い声。
真由美さんだ。
僕は飛び起きて、チェーンもかけずにドアを開けた。
「どうしたんですか!?」
そこには、パジャマ姿で裸足のまま、雨に濡れた真由美さんが立っていた。
顔色は紙のように白く、ガタガタと震えている。
「へ、部屋に……部屋に、誰かいるんです!」
彼女は泣きじゃくりながら僕の腕にしがみついた。
「壁から……黒い手が伸びてきて……私の足を……!」
「ッ!」
シミーだ。
ついに実体化して手を出したのか。
「とにかく中へ! ここなら大丈夫です!」
僕は彼女を部屋に引き入れ、鍵をかけ、チェーンをかけた。
「落ち着いてください。お茶を淹れますから」
僕は彼女を座布団に座らせ、タオルを渡した。
真由美さんは放心状態でタオルを握りしめている。
「ありがとうございます……。ごめんなさい、こんな夜中に」
「いいえ、当然です。……警察には?」
「スマホ……部屋に置いてきちゃって……」
彼女は涙目で天井を見上げた。
「あの部屋、おかしいんです。荒川さんがいなくなってから、ずっと……誰かに見られてる気がして……今日は、壁のシミが動いて……」
「壁の、シミ……」
僕は息を呑んだ。
彼女は見てしまったのだ。
その時。
ミシッ。
僕の部屋の押し入れから、音がした。
ベニヤ板が軋むような、重苦しい音。
「ひっ!」
真由美さんがビクリと体を縮める。
「す、須藤さん……今の音……」
「ネ、ネズミです! 古いアパートなんで!」
僕は冷や汗をダラダラと流しながら言い訳をした。
頼む、シミー。今だけは出てこないでくれ。
だが、祈りは届かなかった。
バキッ!!
押し入れの襖(ふすま)が、内側から弾け飛んだ。
「キャアアアアアッ!」
真由美さんの絶叫と共に、押し入れの闇の中から、黒い濁流が溢れ出した。
粘液の塊。
不定形の怪物。
シミーだ。壁を伝って戻ってきたのだ。
『ニオイ……! ママノ、ニオイ!』
シミーは床を這い、真由美さんの足元へと殺到した。
その姿は、もう犬や子供の模倣ではない。
欲望のままに膨れ上がった、ただの肉塊。
表面には無数の目玉が浮かび、裂けた口からはダラダラとよだれを垂らしている。
「いや! いやぁぁぁぁ! 何これ!?」
真由美さんは腰を抜かし、後ずさる。
だが、壁に阻まれて逃げ場はない。
「シミー! やめろ!」
僕はシミーの前に立ちはだかり、両手を広げた。
「真由美さんに手を出すな!」
『ドイテ!』
シミーが叫んだ。物理的な振動を伴う咆哮(ほうこう)。
『ママガ、来テクレタ! ボクノトコロニ、来テクレタ!』
「違う! 逃げてきたんだ! お前から逃げてきたんだよ!」
『ウソツキ!』
バシュッ!
黒い触手が鞭(ムチ)のようにしなり、僕の頬を打った。
「ぐっ……!」
強烈な衝撃。僕はちゃぶ台ごと吹き飛ばされ、壁に激突した。
「須藤さん!」
「逃げろ……真由美さん、逃げてください……!」
僕は口の中を切った血を吐き出しながら叫んだ。
だが、遅かった。
シミーはすでに真由美さんの目の前に迫っていた。
鎌首をもたげた黒い影が、彼女を見下ろす。
『ママ……スキ。ダイスキ』
シミーの声は、以前僕が真似させた時のような、幼い子供の声色を使っていた。
それが余計に恐ろしかった。
『イッショニ、ナロウ?』
『ボクノ中デ、ズット、イッショニ』
「い、いや……来ないで……!」
真由美さんが近くにあった雑誌を投げつける。
だが、雑誌はシミーの体に吸い込まれ、ジュワッと溶けて消えた。
「……!」
真由美さんの顔が絶望に染まる。
「化け物……」
その言葉を聞いた瞬間、シミーの動きがピタリと止まった。
『バケモノ?』
シミーの白い目玉が、ギョロリと真由美さんを見据える。
『ヒドイ。ボクハ、パパト、ママノ、子供ナノニ』
「こ、子供……?」
真由美さんが混乱した目で僕を見た。
「須藤さん……これ、貴方の……?」
僕は床に這いつくばったまま、何も言えなかった。
否定したかった。
でも、できなかった。
こいつを育てたのは僕だ。餌を与え、言葉を教え、真由美さんへの執着を植え付けたのは、紛れもなく僕なのだ。
「……そうです」
僕は震える声で認めた。
「僕が……育てました」
「嘘……」
真由美さんの目から、信頼の色が消え失せた。
軽蔑。恐怖。嫌悪。
「変態……! 近寄らないで!」
彼女の拒絶の言葉が、僕の心臓を抉(えぐ)る。
だが、それ以上にシミーを刺激した。
『ママ……パパヲ、イジメルナ!』
シミーが激昂した。
『パパハ、イイ人ダ! ボクヲ、育てテクレタ!』
『ママガ、ワルイ! パパヲ、傷ツケル、ママナンテ、イラナイ!』
シミーの体が大きく裂け、巨大な捕食口が形成された。
愛着が、食欲へと反転する瞬間。
「食べる」ことで「一つになる」という、怪物なりの解決策。
『タベテ、アゲル!』
「いやあああああああッ!」
シミーが真由美さんに覆いかぶさろうとした。
「ダメだぁぁぁぁぁッ!!」
僕は火事場の馬鹿力で飛び起き、シミーの背後からタックルした。
ドチャッ! という音と共に、僕の体が黒い粘液の中に半分埋まる。
「逃げろ! 真由美さん! 早く!」
僕はシミーの核らしき部分を掴み、必死で引き止めた。
「鍵を開けて! 外へ!」
「す、須藤さん……!」
「いいから行けぇぇぇぇッ!!」
僕の鬼気迫る形相に押され、真由美さんは這うようにして玄関へ向かった。
震える手で鍵を開け、ドアを押し開ける。
外の冷たい雨風が吹き込んでくる。
「ま、待て! ママ!」
シミーが僕を引きずりながら、触手を伸ばす。
その先端が、真由美さんの足首を掠(かす)めた。
「ひっ!」
真由美さんは靴も履かずに廊下へ飛び出し、階段を転げ落ちるように逃げていった。
雨音の中に、彼女の遠ざかる足音が消えていく。
バタン。
風でドアが閉まった。
部屋には、僕と、暴れ狂うシミーだけが残された。
『ウウウウゥゥゥ……!!』
シミーが悔しげに咆哮し、僕を床に叩きつけた。
「がはっ……」
『ドウシテ! ドウシテ逃ガシタノ!』
シミーが僕の上にのしかかる。
重い。熱い。そして、臭い。
『セッカク、家族ニナレタノニ!』
「なれないよ……」
僕は天井を見上げ、涙を流しながら笑った。
「人間とシミは、家族にはなれないんだよ、シミー」
『ウルサイ!』
シミーの触手が、僕の首を絞める。
『パパノ、イクジナシ! 弱虫!』
『モウイイ! ママガイナイナラ……パパヲ、タベル!』
シミーの白い目玉が、飢餓に燃えて僕を見下ろしている。
殺意。
いや、これはきっと、シミーなりの「愛」の最終形なのだ。
孤独な僕を、自分の中に取り込んで、永遠に一人にさせないための。
首が締まる。意識が遠のく。
(これで、いいのかもな……)
真由美さんは助かった。
僕は彼女に軽蔑されたまま、この部屋で怪物に食われて消える。
誰にも知られず、ただの失踪者として。
それが、歪んだ愛を育てた僕への、相応しい罰だ。
「……いいよ、シミー」
僕は抵抗するのをやめ、シミーの黒い体を抱きしめ返した。
「お腹、空いたろ? ……僕を、食べていいよ」
シミーの動きが、一瞬止まった。
『……パパ?』
「ごめんな。もっと早く、こうしてやればよかった」
僕は優しく言った。
「いただきます、は?」
シミーは、僕の顔をじっと見つめ、そして嬉しそうに笑った。
その顔は、以前僕が見た、無邪気な子供の顔に戻っていた。
『イタダキマス』
暗転。
僕の意識は、温かい闇の中へと溶けていった。
0
あなたにおすすめの小説
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる