お兄ちゃん絶対至上主義☆

藤宮りつか

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第四章 秘密

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「今日はどうしたの?兄ちゃんから〈シてもいい〉だなんて珍しいじゃん」

 俺と兄ちゃんがセックスする時、ベッドはいつも俺の部屋のベッドを使う。
 兄ちゃんが言うには、弟の俺と自分のベッドでセックスをするのは嫌ってことらしいけど、結局弟とセックスしているのであれば、どちらのベッドを使っても同じような気がする。
 だけど、兄ちゃんが嫌がるのであれば、元々どちらのベッドを使っても構わないと思っている俺は、兄ちゃんの気持ちを優先してあげるわけだけど、自分の部屋のベッドに兄ちゃんを押し倒してしまうと、やっぱりそこは聞いておきたいと思う質問を兄ちゃんに浴びせてみた。

「ん~? 別に……。お前、毎週週末になると俺とシたがるから、どうせ今日もスるんだろうと思って」

 俺に組み敷かれ、服を脱がされ始めた兄ちゃんは特に抵抗する様子もなく、涼しい顔でそう返してきた。

(本当にそれだけ?)

 と疑問に思う俺は、是が非でも兄ちゃんから本音を聞き出したいと思うけれど、それは何も今焦って聞かなくても、後で兄ちゃんがちゃんと教えてくれると思った。
 だって兄ちゃん、ベッドの上では素直だもん。俺とエッチなことをいっぱいして、ふにゃふにゃになった兄ちゃんに聞けば、すぐに白状してくれることだと思った。

「そっか。でもさ、それって兄ちゃんは週末になったら俺とセックスしてもいいと思ってるってことだよね」
「シてもいいっつーかスるだろ。そういう流れになるじゃん」
「つまり、俺と週末にセックスするのも兄ちゃんの中では習慣になってきてるってことだよね。嬉しい」
「喜んでんじゃねーよ。俺は別にそれを良しとしてるわけじゃねぇんだからな」
「はいはい。そういうことにしといてあげる」

 兄ちゃんの服を脱がせ、自分も服を脱いでしまうと、俺は改めて兄ちゃんに覆い被さり、兄ちゃんのおでこにチュッとキスを落としてあげた。
 俺の唇が兄ちゃんのおでこに軽く触れると、兄ちゃんはピクンっと小さく反応して

「何が〈そういうことにしといてあげる〉だ。調子に乗んな。大体お前、今週は二回目だってこと忘れてんだろ。おかげで兄ちゃんは仕事を休む羽目にもなったってのに」

 ちょっとした小言を俺に言ってきた。
 別に忘れてはいない。今週は俺と兄ちゃんの関係が鵜飼先生や遠山先生にバレちゃって大変だったと、俺も思っている。
 でも、そのおかげで今週は二回も兄ちゃんとセックスできるところは、俺にとってラッキーだと思っちゃうよな。
 まあ、兄ちゃんには負担を掛けちゃうかもだけど、兄ちゃんってわりと回復が早いみたいだし。そもそも、セックスは大好きみたいだから特に問題はないかと。

「忘れてないよ。あの日は無理させちゃってごめんね。今日は優しくするから」

 拗ねているのか、可愛く尖らせている兄ちゃんの唇にキスを落とすと、兄ちゃんの身体は一瞬だけ強張ったけれど、俺が何度も兄ちゃんの唇にキスを重ねているうちに、身体の力は抜け、兄ちゃんの表情もとろんとしたものになっていった。
 ほんと、キスだけでこんな蕩けた顔になっちゃう兄ちゃんって可愛過ぎ。俺、兄ちゃんとなら冗談抜きで一日中キスしていられる自信があるよ。
 もっとも、キスしているだけじゃお互いに物足りなくて、結局キス以上のことをする流れになるとは思うけど。

「ン……ぁ……真弥っ……」
「なあに?」
「キスするだけじゃなくて……もっと……」

 ほらね。何度も何度もキスしているうちに、もうキスだけじゃ物足りなくなっちゃう兄ちゃんがいる。
 兄ちゃんがこういうことを言ってくるようになると、もう完全にスイッチが入ってるってことになるから、ここからは一切遠慮しなくてもいいっていう合図みたいなものだ。
 とはいえ

「もっと? 兄ちゃんは俺に何をもっとシて欲しいの?」

 俺とエッチなことをしている時の兄ちゃんには、エッチなことをいっぱい言って欲しいと思うから、蕩けきった顔の兄ちゃんに意地悪な質問をしてみると、兄ちゃんはちょっとだけ恨めしそうな目で俺を見てきた。
 そして

「もっと色々シて欲しいっつってんの。いちいち聞いてくんなよ。わかってる癖に」

 わざと察しが悪い振りをしている俺を責めてきた。
 うーん……俺が聞きたかったのはそういう悪態じゃなかったんだけどな。ま、いっか。どうせ兄ちゃんにいっぱいエッチなことをしていれば、兄ちゃんの口からも自然とエッチな言葉が出てくるようになるもんな。
 兄ちゃんをベッドに押し倒してからまだ五分くらいしか経っていないんだから、兄ちゃんに理性が残っているのも当然だし。

「そうだね。ごめん」

 全く悪いだなんて思っちゃいないけど、ここは素直に謝っておくことにする。
 せっかく兄ちゃんとイチャイチャしているのに、兄ちゃんに機嫌を損ねられたら嫌だし。
 だから、兄ちゃんに「ごめんね」のキスをしながら、両手で兄ちゃんの胸を持ち上げるようにして揉んであげる。

「んんっ……! ぁ、ん……んっ……」

 手のひらに収まりきらない兄ちゃんの胸を揉みしだきながら、時々指先で兄ちゃんの乳首を擽るように刺激してあげると

「ぁんんっ……んっ……ゃあっ、ン……」

 兄ちゃんは物凄く感じてくれて、可愛い声を漏らしてくれた。
 ほんと、普段は口の悪い兄ちゃんから、こんなに可愛い声が上がるなんて未だにちょっと信じられないものがある。
 通常の男前モードな兄ちゃんと、ベッドの上でのエロ可愛いモードの兄ちゃんとのギャップに、俺は毎回やられちゃうよ。

「兄ちゃんっておっぱい揉まれるの好きだよね。気持ちい?」
「んっ……んんっ……気持ち……い……」
「そっかぁ……じゃあいっぱい揉んであげる」

 元々兄ちゃんの胸を揉んでみたい願望はあったけれど、兄ちゃんとセックスする前は、男が男の胸を揉んでも楽しくないんじゃないかって思っていた。
 だけど、兄ちゃんのおっぱいを揉むのは本当に楽しい。楽しいし興奮する。
 それは俺が兄ちゃんを好きだからってことももちろんだけど、兄ちゃんのおっぱいが思いの外に柔らかくて、揉み応えも充分にあるからだと思う。
 あと、俺に胸を揉まれている時の兄ちゃんがエロ可愛いから、俺は兄ちゃんの胸を揉むのが大好きになった。

「兄ちゃんはおっぱい揉まれるのも好きだけど、乳首弄られるのも大好きだよね」

 そう言いながら、二つある兄ちゃんの乳首を同時にキュッと摘み上げると

「んぁあっ! ん……ぁっ……ゃあっ、ン……」

 兄ちゃんは背中がベッドから浮いてしまうくらいに身体をしならせて、まるで俺に胸を差し出すような格好を取った。
 これって「もっとシて」ってサインなのかな。そうじゃなかったとしても、俺の目にはそういう風にしか見えないんだけど。
 兄ちゃんの本心がどうであれ、目の前に差し出された兄ちゃんのおっぱいをどうにかしないわけにはいかない。
 俺はベッドから浮いてしまった兄ちゃんの背中とベッドの間に腕を挿し込むと、片方の乳首を指で摘んだまま、もう片方の乳首を唇で挟んでやった。
 俺の指に弄られてツンと尖った兄ちゃんの乳首に吸い付くと

「ぁんっ……あっ……ゃ、だぁっ……」

 兄ちゃんは泣きそうな声を上げ、俺から与えられる刺激に一生懸命耐えていた。
 俺に乳首を弄られて感じる兄ちゃん万歳。可愛過ぎる。

「兄ちゃんの乳首って何か甘いね。甘くて美味しい」
「ばっ……馬鹿ぁ……そんなはずねぇっ……だろ……」
「ほんとだよ? 食べちゃいたいって思うくらいに美味しいよ」
「ゃっ……だぁ……食べんなぁ……」

 硬くなった乳首を舌先でツンツン突くと、兄ちゃんの口からはとびっきり甘い声が漏れて、可愛い兄ちゃんの喘ぎ声に、自分のナニが熱くなったのを感じた。
 兄ちゃんをベッドに押し倒して、兄ちゃんにキスをしている時から俺のナニはフル勃起状態ではあったけれど、兄ちゃんにエッチなことをして、可愛い兄ちゃんの反応を見るたびに、自分のナニがどんどん硬く張り詰めていくのは不思議な感覚があった。
 それだけ俺が兄ちゃんとのセックスに興奮してるってことなんだろうけど、普段は柔らかい人間の部分がここまで硬くなるものなのか? って、どうしても不思議になっちゃうんだよね。
 もちろん

「ぁんっ……んっ……真弥っ……んんっ……」

 俺に乳首を弄られて感じている兄ちゃんのナニもすっかり勃ち上がってしまっていて、下腹に付きそうなくらい反り返った兄ちゃんのナニは堪らなくエッチだと思う。

「兄ちゃんのココ、乳首弄られただけでもうこんなだ」

 可愛く感じている姿とは裏腹に、男としての立派な一物をおっ勃てている兄ちゃんの姿は、若干の違和感を覚えなくもない。
 が、兄ちゃんのナニが勃っているということは、兄ちゃんがちゃんと気持ち良くなってくれている証拠でもあるから、わかりやすくていいと思う。
 俺の愛撫でちゃんと気持ち良くなってくれている兄ちゃんを褒めるように、勃ち上がった兄ちゃんの先端を指の腹で円を描くように撫でてあげると

「んぁあっ! ぁっ、ん……ぁんんっ……」

 兄ちゃんのナニがビクンっと震え、先端の小さな窪みからは透明な蜜が零れだした。


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