お兄ちゃん絶対至上主義☆

藤宮りつか

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第六章 混戦

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 鵜飼先生と遠山先生の相手をした後の兄ちゃんは、それはもう可哀想なくらいぐったりとしていて、身体中汗と精液まみれで酷い有り様だった。
 そして、俺の前で心ゆくまで兄ちゃんを堪能した二人は、「さあ次はお前の番だ」と言わんばかりの期待した目で俺を見てきたわけだけど、俺はそんな二人をやや呆れた顔で一瞥してから

「とりあえず、二人とも部屋から出てってくんね? 俺、兄ちゃんと二人だけで話したいことあるから」

 さっきまで俺と鵜飼先生が座っていた場所に腰を下ろし、俺と兄ちゃんのセックスを見物する気満々でいる二人を、無理矢理部屋から追い出し、ドアに鍵を掛けてやった。

「あっ! おいこらっ! 鍵掛けるとかずりぃぞっ!」
「やることが汚いぞっ! 神崎弟っ!」

 鍵を掛けたドアの向こうから、何やら俺を非難する大人二人の声が聞こえてきたけれど、俺はその声を全力で無視した。
 元々俺は二人が見ている前で兄ちゃんとセックスするなんて一言も言っていないし、今はそういう気分でもない。
 初めて俺じゃない相手とセックスしている兄ちゃんを見た時は、俺も興奮して思わずナニが勃っちゃったりもしたけれど、さすがに俺じゃない相手と二回もセックスする兄ちゃんを見せられると正直萎える――っていうか、めっっっちゃ凹む。
 ああ……やっぱり兄ちゃんは俺だけの兄ちゃんじゃないんだな、って実感がひしひしと湧いてきて、ただただ悲しい。
 だから、二人を部屋から追い出したのも、二人に見られず兄ちゃんとセックスするためなんかじゃなかった。二人に好き勝手弄ばれ、凌辱の限りを尽くされた兄ちゃんを介抱してあげるため、俺は兄ちゃんと二人きりになったのである。
 兄ちゃんとセックスをしないのであれば、別にあの二人がいても良かったっちゃ良かったけれど、あの二人がいると何かと煩そうだし。兄ちゃんをあまりゆっくり休ませてあげられそうにないから、とりあえず部屋から追い出しておくことにした。
 一度兄ちゃんとセックスした後、充分に休む時間があった鵜飼先生なんかは、俺が何もしないとわかった途端

『だったら俺がもう一回する』

 とか言い出しそうだしさ。

「兄ちゃん、大丈夫?」

 ドアの外ではまだ二人が何か文句を言っているが、構わず兄ちゃんに声を掛けてみると、兄ちゃんはゆっくりとした動きで俺を見てきて

「ん……真弥ぁ? えっとぉ……次は真弥の番なのかぁ?」

 俺と目が合うなりそう言いながら俺に両手を伸ばしてきた。
 まだ快楽の渦から抜け出しきれていない兄ちゃんは、まるで娼婦のような色っぽい表情で俺を誘おうとしてくる。
 俺の首の後ろに両腕を回し、俺に抱き付いてキスしてこようとする兄ちゃんの唇をさり気なくかわした俺は、本当は兄ちゃんにキスしたい気持ちをグッと堪え、兄ちゃんの身体を優しく抱き返すだけに留まった。
 一度スイッチが入ってしまった兄ちゃんは、セックスするまでそのスイッチがオフになることもないんだけれど、こうしてセックスの余韻に浸っている間は、兄ちゃんのスイッチも入ったままだ。
 でも、今日の兄ちゃんはスイッチがオフになった途端、物凄く後悔することになるんだろうな。何せ俺が見ている前で、鵜飼先生や遠山先生とセックスしちゃったんだから。

「ううん。今日はもうおしまい。兄ちゃんはもうゆっくりしていいんだよ」
「そう……なのかぁ?」
「うん」
「そっかぁ……」

 俺に抱き締められながら、背中を優しく撫でられた兄ちゃんはホッとした顔になり、静かに目を閉じた。
 絶え間ない快楽地獄からようやく解放されて、やっと一息吐けたって感じなんだろう。
 そのまま静かに目を閉じている兄ちゃんを見て、疲れたあまり眠ってしまったのかと思ったんだけど、俺が兄ちゃんの背中を撫でたまま、兄ちゃんの寝顔をジッと見詰めていると、兄ちゃんの目が急にカッと開かれ

「つーか! 俺、さっきまでとんでもねぇことしてなかった⁉」

 いきなり兄ちゃんが素に戻ったから、俺の方がびっくりしてしまった。
 急に覚醒し過ぎだろ。兄ちゃんってほんとオンとオフの差が激しいな。

「んー……まあ、とんでもないことしてたっちゃしてたけど、兄ちゃん酔っ払ってたし。それもしょうがないんじゃない?」

 理性を取り戻すなり、顔面蒼白になって俺を見てくる兄ちゃんに、俺は気休め程度のことしか言えなかったけれど、俺の中途半端なその優しさが余計に兄ちゃんを傷つけてしまったのか

「しょうがなくねぇだろぉ……。俺はお前の前で何つーことをぉぉぉぉ……。ってか、あいつらどこ行ったぁ? マジ殺すぅ……」

 兄ちゃんは盛大に落ち込んでしまった。
 こうなるだろうと思っていたんだよな。兄ちゃんがいつも通りの兄ちゃんに戻ったら絶対に後悔するんだろうって、俺はわかっていた。
 そして、そんな兄ちゃんを慰めてあげることが今回の俺の役目になることも、俺は何となくわかっていた。
 だって他にいないじゃん。兄ちゃんを慰めてあげられる人間なんて。
 兄ちゃんをこんな目に遭わせたあの二人が兄ちゃんを慰めるのも何か変だし。兄ちゃんからしてみれば「ふざけんなっ!」って話だしさ。
 もっとも、もし俺があの二人に感化されて兄ちゃんに手を出していたら、俺に兄ちゃんを慰める権利なんてなかったと思うけどな。
 それもあって、兄ちゃんに手を出さない――というわけでもない。
 兄ちゃんは自分の行いに盛大に落ち込んでいる真っ最中だけど、俺は俺でかなり落ち込んでいたりもするんだよな。
 そりゃそうだろ。兄ちゃんは俺に二人とセックスしているところを見られて落ち込んでいるけれど、俺の方は好きな人の浮気現場を目撃してしまったようなものだもん。それで落ち込まない方がおかしいってものだろ。
 だけど、俺は別に兄ちゃんの彼氏ってわけでもないから、他の人間とセックスしている兄ちゃんを責めることもできないし、兄ちゃんとあの二人の関係を知ったうえで、兄ちゃんと肉体関係を持ってしまった俺は、所詮あの二人と同じでしかない。
 兄ちゃんに「俺だけを見てよ」とか、「俺のことだけ好きになってよ」という我儘ならいくらでも言えるけど、それを強要できる立場にはいないんだよな。

「鵜飼先生と遠山先生なら部屋の外だよ。ちょっと前まで部屋の外にいたみたいだけど、今はリビングに戻ってるんじゃない? リビングに戻って、今頃飲み直してるかもしれないね」

 俺に部屋から追い出された直後の二人は、しばらく部屋の外で散々騒ぎ散らしていたけれど、それもすぐに飽きてしまったのか、今は部屋の前からいなくなっているようだ。
 少し様子を窺ってみたものの、俺が兄ちゃんに何かしている気配がないから、部屋の前にいる必要もないと判断したんだろう。
 全く、どういう性格をしているんだか。あれで教師だっていうんだから信じられないよな。
 まあ、教師も所詮は人間だし。最近の俺は大人が思ったほど俺達子供と変わらないんだってことを学んだところだ。
 人間の性格なんてそう変わるものじゃない。大人は子供より経験が豊富で、いろんなことを知ってはいるけれど、基本的な部分は俺達子供とそう変わらないんだと知った。
 考えてみれば、兄ちゃんだって昔とあんまり変わっていないもんな。
 社会人になって昔よりはしっかりしたし、両親が亡くなった後は責任感もグッと強くなったけれど、性格そのものは昔の兄ちゃんのままだった。
 兄ちゃんが昔からずっと変わらない兄ちゃんのままだから、俺も兄ちゃんのことが大好きなままなんだと思う。
 兄ちゃんは昔から優しくて、頼りがいがあって、男前な性格だ。嘘が下手なのも昔からだし、自分の感情に素直なところも子供の頃と同じだ。大人になっても、たまに子供っぽい時とかあるし。

「はぁぁぁぁ~……」

 落ち込みに落ち込んでいる兄ちゃんは、大きな溜息を一つ零すと、俺の腕の中から申し訳なさそうに俺をちらりと見上げてきて

「ごめんなぁ、真弥ぁ……」

 今にも泣きそうな顔で俺に謝ってきた。
 本当に泣きたい気分なんだろう。若干涙目になっている兄ちゃんが死ぬほど可愛い。
 こんな可愛い顔で見詰められたら、思わず手を出したくなっちゃうんだけど、今日の兄ちゃんはもうヘトヘトだろうし、あの二人に散々いいように扱われ、中出しまでされた兄ちゃんを抱く気にはやはりなれなかった。
 ヤるならヤるで、一度兄ちゃんの身体を綺麗にしてあげて、兄ちゃんの身体からあの二人の痕跡を消してからにしたい。俺もまだ落ち込みモードから浮上できていないし。

「いいんだよ。兄ちゃんが悪いわけじゃないし、俺も止めなかったのがいけないんだから」

 こうなってしまった原因は全て鵜飼先生にあると思うが、俺が鵜飼先生にそそのかされ、酒を飲んで酔い潰れてしまったのも良くなかった。
 俺が酔って寝ている隙に、兄ちゃんとあの二人の行為は既に始まっていたし、俺が駆けつけた時にはもう手遅れだったもんな。
 まあ、それでも止めようと思えば止められたと思うけど、〈止めたところで……〉っていう状況だったのも確かだ。
 だから、俺もみすみす見逃したことになり、兄ちゃんを責められる立場にはいないのである。兄ちゃんが酔っ払ってしまったのは俺のせいでもあるんだから。

「……………………」

 あくまで今は兄ちゃんを慰める役に徹する俺に、兄ちゃんはちょっとだけ怪訝そうな顔になったものの

「お前は優しいなぁ」

 俺に烈火の如く怒られないことにはホッとしたみたいで、俺にギュッと抱き付いてきた。
 素っ裸の兄ちゃんに抱き付かれると、それはそれで俺もムラムラしちゃったりもするんだけれど、今は我慢我慢。ここで俺が兄ちゃんに手を出してしまったら、結局はあの二人と同類になってしまう。
 それに、今俺が兄ちゃんに手を出してしまったら、ちゃんと優しくしてあげられる自信もない。
 きっと物凄い嫉妬心や独占欲を剥き出しにしちゃって、兄ちゃんを困らせるだけになっちゃうと思う。
 そうなると、ただでさえ俺に申し訳ないと思っている兄ちゃんを、もっと傷つけることになっちゃうよな。

「ほんとごめんなぁ……こんな兄ちゃんで……」

 俺の胸に顔を埋めながら、兄ちゃんはそんな弱気なことを言ってきたけれど、俺にはそんな兄ちゃんがただただ愛しいだけだった。

「いいんだよ。俺はそんな兄ちゃんでも、どうしようもなく大好きなんだから」

 完全に落ち込みモードな兄ちゃんをひたすらよしよししてあげる俺は、こんな自分でも少しは大人になっているんじゃないかと思った。
 少し前の俺だったら、こんな風に自分の感情を押し殺して兄ちゃんに優しくしてあげることなんてできなかったと思うから。
 それだけ、俺の中で兄ちゃんへの想いが強くなっている証拠なんじゃないかな。
 自分の感情を殺してまで、好きな人に優しくしてあげたい、傷つけたくない、と思うこの感情は間違いなく愛だと思う。
 もちろん、どうしても我慢できない時は感情を爆発させてしまうこともあるけれど、今の俺は〈兄ちゃんが大好き〉というよりは、〈兄ちゃんを愛しい〉と思う気持ちの方が強い気がした。
 今までは〈大好き〉だった感情が〈愛しい〉に変わりつつある俺は、本当の意味で人を好きになることを知ったのかもしれない。


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