お兄ちゃん絶対至上主義☆

藤宮りつか

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最終話 前進

 6

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「ぁんっ……ゃっ、ちょっ……お前の揉み方、何かやらし……んんっ」

 裸にした兄ちゃんの胸を左右から持ち上げるようにして揉んでいると、兄ちゃんに揉み方がいやらしいと言われてしまった。
 別にいつもと変わらないし、何なら男なのにこんなに揉んでしまえる豊満な胸を持っている兄ちゃんの方がよっぽどいやらしいと思うんだけど、兄ちゃんに自分の身体がいやらしいという自覚はないからなぁ……。
 それなりに鍛えている自分の胸も、そこそこ逞しいと思っているくらいのもので、〈おっぱいデカくてエロい〉と思われているなんて思っていないもんな。
 ついでに言うと、ボリュームのあるむっちりとしたお尻も揉み応え抜群だし、めちゃくちゃ綺麗な形をしていてそそられる。
 与一は兄ちゃんが抱かれる側だなんて信じられないって言うけれど、俺からしてみれば、今まで兄ちゃんが抱く側の人間だったことの方が信じられないくらいだ。
 だってさぁ、身体つきはエッチでいやらしいし、実際にエロいし、めちゃくちゃ感じやすい身体をしているんだもん。そんな兄ちゃんが今まで彼女とどんなセックスをしていたのかは、ちょっと気になっちゃうところだよな。
 まあ、今となってはどうでもいいっちゃどうでも良かったりするんだけれど。

「そう? 別にいつもと変わらないよ? 兄ちゃんこそ、俺に揉まれてちょっとおっぱい大きくなったんじゃない? ほら。こうやって持ち上げると女みたいじゃん」
「ゃあぁっ、ん……やだっ……そんな風にすんなぁっ……」

 実際に兄ちゃんの胸は大きいけれど、だからって女の胸と同じというほどには膨らんでいない。
 だけど、俺がわざと兄ちゃんの胸を寄せて上げるようにして持ち上げると、それなりの膨らみができあがって、女の胸に近いものがあった。
 そうやってわざと膨らみを作った胸の先で尖っている兄ちゃんの乳首を舌先で舐め上げてやると

「ぁんんっ! ぁっ……んんっ……」

 兄ちゃんはキュッと唇を噛み締めて、本当に女みたいな感じ方をした。
 そういう兄ちゃんの反応が堪らなく可愛いと思うし、俺の性欲を刺激してくるから、舐めた乳首にそのまま吸い付くと、兄ちゃんは背中をしならせながら可愛い喘ぎ声をいっぱい上げてくれた。

「ぁんっ、んっ……ぁんんっ……ゃあっ……」
「兄ちゃんは乳首吸われんの好きだよね。気持ちい?」
「んっ……んんっ……気持ちい……」
「かわい……」

 俺にいっぱいキスされて、おっぱいも揉まれて、乳首も吸われた兄ちゃんは気持ちいいのが止まらないのか、勃ち上がったナニから沢山蜜を溢れさせていた。

「ああもう……もうココをこんなにしちゃって。兄ちゃんの零した蜜でシーツがびしょびしょだね」
「んんっ……ごめん……でも……だってぇ……」
「謝らなくても大丈夫。感じやすくて可愛いなぁって、喜んでるだけだから」

 感じやすい兄ちゃんがシーツを汚してしまうのはいつものことだけど、シーツなんていくら汚してもらっても構わない。洗えば済むことだし、兄ちゃんがシーツを汚せば汚すほど、俺とのセックスで気持ち良くなってくれている証拠だってわかるもん。
 そんなことより

「こっちも触って欲しい? 俺に見られると腰が揺れちゃうみたいだけど」

 俺の視線を感じると、まるでおねだりするかのように揺れてしまう兄ちゃんの腰の方が問題だ。
 何をするでもなく、ただ見られているだけで揺れちゃう腰ってどうなの? エロ過ぎじゃない?
 だって、それって自分が今からされることをあれこれ想像して、身体がその期待に反応しちゃってるってことじゃん。めちゃくちゃエロいと思うんだけど。
 エッチなことになっている兄ちゃんの下半身を見詰めたまま、俺の手が兄ちゃんの太腿をそっと撫でると、兄ちゃんは恥ずかしそうに肩を竦めてみせたものの

「ん……触って欲しい……」

 自分の欲望にはとても素直だった。
 ほんと可愛いなぁ……。思わず「いい子だね」って褒めてあげたくなっちゃうよ。

「兄ちゃんってさ、ベッドの上ではほんとに素直で可愛いよね」

 さすがに「いい子だね」なんて褒め方をしたら兄ちゃんが拗ねちゃうと思うから、兄ちゃんの素直さを褒めてあげたんだけど、それでも兄ちゃんは唇を尖らせて

「お前に褒められんのって何か嫌……。真弥を褒めてやんのは兄ちゃんの役目なのに……」

 何やら不満そうな顔だった。
 八つも年上の兄ちゃんにもなると、やっぱりそこは兄のプライドってやつが許さないらしい。
 でも、弟だって兄ちゃんを褒めてあげたくなる時はあるんだよな。こういうエッチなことをしている時じゃなくても、俺のためにいつも頑張ってくれる兄ちゃんのことを、俺はいっぱい褒めてあげたいって思う。
 人って大人になるとどんどん褒められる機会がなくなっていっちゃうんだから、たまに褒められた時は素直に喜べばいいのに。
 まあ、普段褒められることがないからこそ、たまに褒められると照れ臭くて、素直に喜べないものなのかもしれないけどさ。

「そう言わないでよ。俺だって兄ちゃんのことはいっぱい褒めてあげたいんだから。いっぱい褒めてあげたいし、いっぱい感謝も伝えたいって思ってるよ」

 口では感動的な言葉を伝えているようにも思えるが、俺と兄ちゃんはセックスしている真っ最中。
 どんなに感動的な言葉を口にしたところで

「ぁんんっ! んっ……ぁあっ……真弥ぁっ……」

 俺がちょっとでも兄ちゃんの身体に触れてしまえば、兄ちゃんはたちまち感じてしまって、俺の言葉なんてほとんど記憶に残らないんじゃないかと思う。
 兄ちゃんが触って欲しいって言うから、勃ち上がっている兄ちゃんを手の中に包み込み、優しく上下に擦っただけで、兄ちゃんは泣きそうな声を上げながら感じて、ナニの先端から透明な蜜を溢れさせた。
 優しく上下に擦っただけでこの反応なんだから、普通に扱いたら兄ちゃんはあっという間にイっちゃいそうだよな。
 俺の中じゃ、セックスって回数を熟せば熟すほど、気持ちいいことに対する耐性がついて、持久力が増しそうなものなんだけど。少なくとも、俺は最初に比べてかなり我慢強くなったと思う。
 だけど、兄ちゃんはどうだ。持久力というか、何回もイけちゃうスタミナは凄いと思うけど、気持ちいいことに対する耐性は全くついていなさそうだ。
 むしろ、回数を重ねるほどに感じやすくなっているような気がする。
 多分、兄ちゃんにマンネリって言葉は無縁なんじゃないかな。
 だって、こんなに俺とセックスしているのに、俺とのセックスに飽きた様子は全然ないもん。
 そして、俺ももちろん兄ちゃんとするセックスに飽きる日が来るとは到底思えない。
 そりゃまあ、男だから色々兄ちゃんにしたいことはあるし、して欲しいこともあるけれど、俺は兄ちゃんといつもと変わらないセックスをしているだけでも充分に満足だった。

「まだちょっと上下に擦っただけなのに凄い感じようだね。そんなに触って欲しかった?」

 扱くというより、撫でるに近かった手の動きと力加減を、少しずつ兄ちゃんが望むものへと調節していってあげると

「んんっ……だってこれ……気持ちい……からぁ……」

 兄ちゃんは俺の手の動きに合わせて腰を揺らしながら、相変わらず自分の感情に素直だった。
 俺に気持ちいいことをいっぱいして欲しくて堪らないらしい。兄ちゃんのそういう欲望に忠実で素直なところ、俺は物凄く可愛いと思う。

「そっかぁ。じゃあもっといっぱい気持ち良くしてあげなくちゃね。兄ちゃん気持ちいいの大好きだから」
「んっ……ぅんっ……もっといっぱい気持ち良くなるぅ……」

 どうやら兄ちゃんも準備万端のようだから、ここからはもう二人で快楽の沼に堕ちて行くだけのようだった。
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