83 / 88
最終話 前進
6
しおりを挟む「ぁんっ……ゃっ、ちょっ……お前の揉み方、何かやらし……んんっ」
裸にした兄ちゃんの胸を左右から持ち上げるようにして揉んでいると、兄ちゃんに揉み方がいやらしいと言われてしまった。
別にいつもと変わらないし、何なら男なのにこんなに揉んでしまえる豊満な胸を持っている兄ちゃんの方がよっぽどいやらしいと思うんだけど、兄ちゃんに自分の身体がいやらしいという自覚はないからなぁ……。
それなりに鍛えている自分の胸も、そこそこ逞しいと思っているくらいのもので、〈おっぱいデカくてエロい〉と思われているなんて思っていないもんな。
ついでに言うと、ボリュームのあるむっちりとしたお尻も揉み応え抜群だし、めちゃくちゃ綺麗な形をしていてそそられる。
与一は兄ちゃんが抱かれる側だなんて信じられないって言うけれど、俺からしてみれば、今まで兄ちゃんが抱く側の人間だったことの方が信じられないくらいだ。
だってさぁ、身体つきはエッチでいやらしいし、実際にエロいし、めちゃくちゃ感じやすい身体をしているんだもん。そんな兄ちゃんが今まで彼女とどんなセックスをしていたのかは、ちょっと気になっちゃうところだよな。
まあ、今となってはどうでもいいっちゃどうでも良かったりするんだけれど。
「そう? 別にいつもと変わらないよ? 兄ちゃんこそ、俺に揉まれてちょっとおっぱい大きくなったんじゃない? ほら。こうやって持ち上げると女みたいじゃん」
「ゃあぁっ、ん……やだっ……そんな風にすんなぁっ……」
実際に兄ちゃんの胸は大きいけれど、だからって女の胸と同じというほどには膨らんでいない。
だけど、俺がわざと兄ちゃんの胸を寄せて上げるようにして持ち上げると、それなりの膨らみができあがって、女の胸に近いものがあった。
そうやってわざと膨らみを作った胸の先で尖っている兄ちゃんの乳首を舌先で舐め上げてやると
「ぁんんっ! ぁっ……んんっ……」
兄ちゃんはキュッと唇を噛み締めて、本当に女みたいな感じ方をした。
そういう兄ちゃんの反応が堪らなく可愛いと思うし、俺の性欲を刺激してくるから、舐めた乳首にそのまま吸い付くと、兄ちゃんは背中を撓らせながら可愛い喘ぎ声をいっぱい上げてくれた。
「ぁんっ、んっ……ぁんんっ……ゃあっ……」
「兄ちゃんは乳首吸われんの好きだよね。気持ちい?」
「んっ……んんっ……気持ちい……」
「かわい……」
俺にいっぱいキスされて、おっぱいも揉まれて、乳首も吸われた兄ちゃんは気持ちいいのが止まらないのか、勃ち上がったナニから沢山蜜を溢れさせていた。
「ああもう……もうココをこんなにしちゃって。兄ちゃんの零した蜜でシーツがびしょびしょだね」
「んんっ……ごめん……でも……だってぇ……」
「謝らなくても大丈夫。感じやすくて可愛いなぁって、喜んでるだけだから」
感じやすい兄ちゃんがシーツを汚してしまうのはいつものことだけど、シーツなんていくら汚してもらっても構わない。洗えば済むことだし、兄ちゃんがシーツを汚せば汚すほど、俺とのセックスで気持ち良くなってくれている証拠だってわかるもん。
そんなことより
「こっちも触って欲しい? 俺に見られると腰が揺れちゃうみたいだけど」
俺の視線を感じると、まるでおねだりするかのように揺れてしまう兄ちゃんの腰の方が問題だ。
何をするでもなく、ただ見られているだけで揺れちゃう腰ってどうなの? エロ過ぎじゃない?
だって、それって自分が今からされることをあれこれ想像して、身体がその期待に反応しちゃってるってことじゃん。めちゃくちゃエロいと思うんだけど。
エッチなことになっている兄ちゃんの下半身を見詰めたまま、俺の手が兄ちゃんの太腿をそっと撫でると、兄ちゃんは恥ずかしそうに肩を竦めてみせたものの
「ん……触って欲しい……」
自分の欲望にはとても素直だった。
ほんと可愛いなぁ……。思わず「いい子だね」って褒めてあげたくなっちゃうよ。
「兄ちゃんってさ、ベッドの上ではほんとに素直で可愛いよね」
さすがに「いい子だね」なんて褒め方をしたら兄ちゃんが拗ねちゃうと思うから、兄ちゃんの素直さを褒めてあげたんだけど、それでも兄ちゃんは唇を尖らせて
「お前に褒められんのって何か嫌……。真弥を褒めてやんのは兄ちゃんの役目なのに……」
何やら不満そうな顔だった。
八つも年上の兄ちゃんにもなると、やっぱりそこは兄のプライドってやつが許さないらしい。
でも、弟だって兄ちゃんを褒めてあげたくなる時はあるんだよな。こういうエッチなことをしている時じゃなくても、俺のためにいつも頑張ってくれる兄ちゃんのことを、俺はいっぱい褒めてあげたいって思う。
人って大人になるとどんどん褒められる機会がなくなっていっちゃうんだから、たまに褒められた時は素直に喜べばいいのに。
まあ、普段褒められることがないからこそ、たまに褒められると照れ臭くて、素直に喜べないものなのかもしれないけどさ。
「そう言わないでよ。俺だって兄ちゃんのことはいっぱい褒めてあげたいんだから。いっぱい褒めてあげたいし、いっぱい感謝も伝えたいって思ってるよ」
口では感動的な言葉を伝えているようにも思えるが、俺と兄ちゃんはセックスしている真っ最中。
どんなに感動的な言葉を口にしたところで
「ぁんんっ! んっ……ぁあっ……真弥ぁっ……」
俺がちょっとでも兄ちゃんの身体に触れてしまえば、兄ちゃんはたちまち感じてしまって、俺の言葉なんてほとんど記憶に残らないんじゃないかと思う。
兄ちゃんが触って欲しいって言うから、勃ち上がっている兄ちゃんを手の中に包み込み、優しく上下に擦っただけで、兄ちゃんは泣きそうな声を上げながら感じて、ナニの先端から透明な蜜を溢れさせた。
優しく上下に擦っただけでこの反応なんだから、普通に扱いたら兄ちゃんはあっという間にイっちゃいそうだよな。
俺の中じゃ、セックスって回数を熟せば熟すほど、気持ちいいことに対する耐性がついて、持久力が増しそうなものなんだけど。少なくとも、俺は最初に比べてかなり我慢強くなったと思う。
だけど、兄ちゃんはどうだ。持久力というか、何回もイけちゃうスタミナは凄いと思うけど、気持ちいいことに対する耐性は全くついていなさそうだ。
むしろ、回数を重ねるほどに感じやすくなっているような気がする。
多分、兄ちゃんにマンネリって言葉は無縁なんじゃないかな。
だって、こんなに俺とセックスしているのに、俺とのセックスに飽きた様子は全然ないもん。
そして、俺ももちろん兄ちゃんとするセックスに飽きる日が来るとは到底思えない。
そりゃまあ、男だから色々兄ちゃんにしたいことはあるし、して欲しいこともあるけれど、俺は兄ちゃんといつもと変わらないセックスをしているだけでも充分に満足だった。
「まだちょっと上下に擦っただけなのに凄い感じようだね。そんなに触って欲しかった?」
扱くというより、撫でるに近かった手の動きと力加減を、少しずつ兄ちゃんが望むものへと調節していってあげると
「んんっ……だってこれ……気持ちい……からぁ……」
兄ちゃんは俺の手の動きに合わせて腰を揺らしながら、相変わらず自分の感情に素直だった。
俺に気持ちいいことをいっぱいして欲しくて堪らないらしい。兄ちゃんのそういう欲望に忠実で素直なところ、俺は物凄く可愛いと思う。
「そっかぁ。じゃあもっといっぱい気持ち良くしてあげなくちゃね。兄ちゃん気持ちいいの大好きだから」
「んっ……ぅんっ……もっといっぱい気持ち良くなるぅ……」
どうやら兄ちゃんも準備万端のようだから、ここからはもう二人で快楽の沼に堕ちて行くだけのようだった。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
またのご利用をお待ちしています。
あらき奏多
BL
職場の同僚にすすめられた、とあるマッサージ店。
緊張しつつもゴッドハンドで全身とろとろに癒され、初めての感覚に下半身が誤作動してしまい……?!
・マッサージ師×客
・年下敬語攻め
・男前土木作業員受け
・ノリ軽め
※年齢順イメージ
九重≒達也>坂田(店長)≫四ノ宮
【登場人物】
▼坂田 祐介(さかた ゆうすけ) 攻
・マッサージ店の店長
・爽やかイケメン
・優しくて低めのセクシーボイス
・良識はある人
▼杉村 達也(すぎむら たつや) 受
・土木作業員
・敏感体質
・快楽に流されやすい。すぐ喘ぐ
・性格も見た目も男前
【登場人物(第二弾の人たち)】
▼四ノ宮 葵(しのみや あおい) 攻
・マッサージ店の施術者のひとり。
・店では年齢は下から二番目。経歴は店長の次に長い。敏腕。
・顔と名前だけ中性的。愛想は人並み。
・自覚済隠れS。仕事とプライベートは区別してる。はずだった。
▼九重 柚葉(ここのえ ゆずは) 受
・愛称『ココ』『ココさん』『ココちゃん』
・名前だけ可愛い。性格は可愛くない。見た目も別に可愛くない。
・理性が強め。隠れコミュ障。
・無自覚ドM。乱れるときは乱れる
作品はすべて個人サイト(http://lyze.jp/nyanko03/)からの転載です。
徐々に移動していきたいと思いますが、作品数は個人サイトが一番多いです。
よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる