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学園のはなし
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「新しい世話係を探します。」
と言ったアメデオに、ラッシュはとうとうと想いを述べた。
自分の知り合ったあの森人に会いたい。
これは恋なのだ。
彼に会いたい。
森を歩く彼ならば、生活全般を請け負える筈だ。
ああ、彼の優しい声で朝起こして欲しい。
出来たら彼に着替えを手伝ってもらいたい。
さらに髪もとかして欲しいし、爪も切って欲しい。
あの綺麗な彼がにっこりと微笑んでくれたら、俺は空だって飛べるだろう……
など、など… 以下略…
アメデオはげんなりとラッシュの妄想を聞き流した。
その彼に名前も教えて貰えずに、逃げられたんじゃないのかーい‼︎と、言いたい。
そりゃ、初対面でしかも森の中。
こんなに暑苦しくグイグイきたら、まともな奴なら逃げるよなぁ…
そう思いつつも、自分の平穏の為にアメデオは森人を探した。
薬草採取する森人。
第三地区という事は、かなりのてだれでベテランな筈だ。
しかも学園の印のある専用袋を持っていたという。
専用のはマジックバックで、結構な量が入る。
しかも使用権限を付けて貸し出される。
つまり、信用されているという事だ。
薬学の教授や事務員に聞き取りをしたが、そんなありがたい人材を素直に明かす訳も無く。
人権保護だのなんだのと教えてくれなかった。
そこで森人で探したら、今年入学して薬学を専攻するルツが引っかかった訳だ。
しかも奨学金で、バイトしているというまるっと使える人材だったので、アメデオは直ぐに接触した。
うんざりし過ぎて聞き流したラッシュの初恋の君とは、何やら風貌が違う気がする。
でも整った顔で、可愛いし。
何より素直で頭の回転が良くて仕事の出来る子だった。
これを逃せば次は無い‼︎
と、思い込むほどの優良物件に、相性を確認する為に直ぐに面接をセッティングした。
そんなルツに、コレ呼ばわりしたラッシュに。
アメデオは怒りで脳の血管が切れるんじゃないかと思った。
「ラッシュ様。貴方様に今世話係はおりません」
アメデオの氷の声に、頭が沸騰していたラッシュはぎくりと震えた。
「貴方様の世話係に名乗りを上げる者は、ベッドを温める事しかしない者ばかりだった筈ですよ。」
ラッシュの熱した頭は、アメデオのギラつく琥珀色の目の中で、一気に氷点下まで下がった。
「それをご自分で放り出したのを覚えてらっしゃいますか?王子である貴方様の制服が手入れもされずにしわしわで。
使用済みの靴下が部屋の隅に散乱して。
どうしようもなくなって、掃除と洗濯の部署から泣きつかれて、この私が駆り出されたことを…もう、お忘れでしょうか?」
アメデオの顔は笑っていたが、目は笑っていない。
そんな圧にラッシュはむう、と横を向く。
あ、この人は怒らせちゃいけない。
と、ルツは思った。
この二人、幼い頃からこうやって来たんだな。
ちょっとアメデオに同情したルツだった。
「役に立たない貴族の子息を切り捨てて。
生活の術のあるルツ君を雇うことに、なんの異存も御座いませんよ、ね⁉︎」
不機嫌に口を尖らすラッシュ(子供かっ!)は
「二週間の使用期間だっ!」
と、ぶっきらぼうに告げると肩をいからせて立ち去った。
もちろんドアマンが素早く扉を開ける。
不機嫌な王子がどしどしと真ん中を通っていく。
~~そうまでして雇われたくは無いんだけどなぁ。
でも、"世話係"という役職は、金銭的にも時間的にも。
そして将来の就職にも、なかなか素晴らしいお仕事なのだった。
と言ったアメデオに、ラッシュはとうとうと想いを述べた。
自分の知り合ったあの森人に会いたい。
これは恋なのだ。
彼に会いたい。
森を歩く彼ならば、生活全般を請け負える筈だ。
ああ、彼の優しい声で朝起こして欲しい。
出来たら彼に着替えを手伝ってもらいたい。
さらに髪もとかして欲しいし、爪も切って欲しい。
あの綺麗な彼がにっこりと微笑んでくれたら、俺は空だって飛べるだろう……
など、など… 以下略…
アメデオはげんなりとラッシュの妄想を聞き流した。
その彼に名前も教えて貰えずに、逃げられたんじゃないのかーい‼︎と、言いたい。
そりゃ、初対面でしかも森の中。
こんなに暑苦しくグイグイきたら、まともな奴なら逃げるよなぁ…
そう思いつつも、自分の平穏の為にアメデオは森人を探した。
薬草採取する森人。
第三地区という事は、かなりのてだれでベテランな筈だ。
しかも学園の印のある専用袋を持っていたという。
専用のはマジックバックで、結構な量が入る。
しかも使用権限を付けて貸し出される。
つまり、信用されているという事だ。
薬学の教授や事務員に聞き取りをしたが、そんなありがたい人材を素直に明かす訳も無く。
人権保護だのなんだのと教えてくれなかった。
そこで森人で探したら、今年入学して薬学を専攻するルツが引っかかった訳だ。
しかも奨学金で、バイトしているというまるっと使える人材だったので、アメデオは直ぐに接触した。
うんざりし過ぎて聞き流したラッシュの初恋の君とは、何やら風貌が違う気がする。
でも整った顔で、可愛いし。
何より素直で頭の回転が良くて仕事の出来る子だった。
これを逃せば次は無い‼︎
と、思い込むほどの優良物件に、相性を確認する為に直ぐに面接をセッティングした。
そんなルツに、コレ呼ばわりしたラッシュに。
アメデオは怒りで脳の血管が切れるんじゃないかと思った。
「ラッシュ様。貴方様に今世話係はおりません」
アメデオの氷の声に、頭が沸騰していたラッシュはぎくりと震えた。
「貴方様の世話係に名乗りを上げる者は、ベッドを温める事しかしない者ばかりだった筈ですよ。」
ラッシュの熱した頭は、アメデオのギラつく琥珀色の目の中で、一気に氷点下まで下がった。
「それをご自分で放り出したのを覚えてらっしゃいますか?王子である貴方様の制服が手入れもされずにしわしわで。
使用済みの靴下が部屋の隅に散乱して。
どうしようもなくなって、掃除と洗濯の部署から泣きつかれて、この私が駆り出されたことを…もう、お忘れでしょうか?」
アメデオの顔は笑っていたが、目は笑っていない。
そんな圧にラッシュはむう、と横を向く。
あ、この人は怒らせちゃいけない。
と、ルツは思った。
この二人、幼い頃からこうやって来たんだな。
ちょっとアメデオに同情したルツだった。
「役に立たない貴族の子息を切り捨てて。
生活の術のあるルツ君を雇うことに、なんの異存も御座いませんよ、ね⁉︎」
不機嫌に口を尖らすラッシュ(子供かっ!)は
「二週間の使用期間だっ!」
と、ぶっきらぼうに告げると肩をいからせて立ち去った。
もちろんドアマンが素早く扉を開ける。
不機嫌な王子がどしどしと真ん中を通っていく。
~~そうまでして雇われたくは無いんだけどなぁ。
でも、"世話係"という役職は、金銭的にも時間的にも。
そして将来の就職にも、なかなか素晴らしいお仕事なのだった。
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シリアス回も終盤はありそうですが、基本的にいちゃついてるだけのハッピーな作品になりそうです。
書き慣れてはいませんが、ヤンデレ要素を頑張って取り入れたいと思っているので、温かい目で見守ってくださると嬉しいです。
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