異世界で普通に死にたい

翠雲花

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前編

40夢★

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「んっ……はぁ……い、いっちゃ」


「いいよ、ハル。出してごらん」


「……っ!!」


   これで何度目だろうか。ジルは僕を離さんとばかりに何度も何度も僕を突き上げる。その度に僕は、快楽に溺れていく。


「ハル、ハル……可愛いハル……君は死ぬまで、いや、死んでも離さないよ」


   僕はだんだんと意識が遠のくのが分かる。ジルの言っている言葉も殆ど分からなくなっていく。ジルだって、何回僕の中で達しているか分からない。それなのに、ジルは貪るように僕を抱く。


「はぁ……んっ…ジ、ル」


  僕はとうとう意識を手放してしまった。


ーーーーーーーー


  ハル、気を失ったのか。だが、そんなハルも可愛い。私はまだ物足りなく、気を失ったハルを抱くのを止めることはできなかった。


  ハルの奥まで私を刻みたい。そう思う程の独占欲が私を止めさせない。


「……くっ……ハル」


   ハルの喘ぎ声が聞こえなくなり、ベッドの音と、突き上げる音だけが響き渡っている。


「っン……」


   ハルは気を失っても時々声が漏れてくる。それがたまらなく愛しい。気を失っていても身体は感じてくれている。身体は私と繋がっていると思わせてくれる。


「はぁ……はぁ……ハル、出すよ」


  私は動きを速くし、ハルの奥に出す。ハルの中はいつも、私が出した瞬間に、全てを吸い取るかのように、キツく絡みついてくる。


「早く結婚したいね、ハル。そしたらこれよりもっと奥に出してあげれるのに」


   私はハルの髪を撫でながら、未だハルの中で元気なソレで再び突き上げる。


「今回は少し時間がかかるみたいだ。ごめんねハル」


   私はそう呟き、その後は何度も何度も突き上げた。


ーーーーーーーー


   んっ、朝?僕は……あぁ、あの後気を失ったのか。


  ……ん?なんか下半身に違和感が……


「ハル、おはよう。気持ちよさそうに寝ていたよ」


  少しだけ顔を下に向けると、ジルのソレが僕に入っていた。


「ジル!?何してっ」


「私は、おさまりがきかなくて寝れなかったんだよ。ハルはぐっすりだったみたいだけど」


   てことは何だ?ジルは今までずっとやっていたのか!?……確かにお腹に凄いジルのが溜まっている気がする。


「……ジル、僕は気を失っていたんだけど」


「知ってる。私だって気を失ったハルにするのは気が引けたんだよ」


   ……男だから僕にもその辛さは分かるけど。


「今度からは……」


「何?聞こえないよ」


「~~……もうっ!!だから、今度からは僕を起こして!!どうせなら一緒の方がいいでしょ!」


   僕はきっと凄い赤面しているだろう。こんな恥ずかしい事二度と言わないっ!!


「……ハル!!」


「ブハッ、な、な、何!?」


  ジルは僕の中に入ったまま、勢い良く抱きついてきた。


「っ!!待って!!なんか中で大きくなった!!」


「ハルが可愛い事を言うのが悪いよ。でもありがとう、嬉しい」


   朝からジルの笑顔は眩しすぎます。


「あと一回だけ、気持ちよくなろうね、ハル」


   って思ったらいつもの笑顔になったよ。この悪そうな顔……


「じゃあ、いくよっ」


「……っ!!あっ……ン……はげ、し、い」


「激しくしてるの。もう私は限界だからね。ハルもイけるでしょ?一緒にイくよ」


「…はっ……んっ……あっ!!」


   僕はこんな簡単に達してしまうのか……


   ジルは、ようやく僕の中から出るが、まだ入っている様な感覚がした。



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