45 / 162
お客様いらっしゃい
しおりを挟む
「「「うわぁ……」」」
子供達の目がお菓子のブースを前にキラキラしている。
開店そうそう出店に来たのは、3歳の双子の女の子と年の離れたお姉さん。三人ともパン名人の家の子供だ。
「試食どうぞ。味見だからお金はいらないよ」
三人に割れたクッキーを渡すと、双子の顔がもっと輝く。
「「おいし! おいし! おいし!」」
口に入れると、あまりの美味しさにピョンピョン跳ねながら歌って踊りだした。
何これ、可愛い。
「「すごい! すごい! すごい!」」
双子はそれぞれポケットから銅貨三枚を取り出す。
木の実を30個集めた報酬だろう。
「「これで、買える?」」
「もちろん買えるよ。好きなお菓子、3つ選んでいいよ」
「「やったぁ!」」
ジャムの乗ったクッキーと、マカロン緑、スノーボールは小さいから2つで一つ。嬉しそうに選んでくれたから、オマケにナッツチョコをつけてあげると、再び飛び上がって喜んでくれた。
ショッピングの楽しさを知ってくれたかな。
子供にはオマケにお菓子をつけてあげよう。
双子のダンスにつられてか、他の子供も集まって来た。
男、女、男の三兄弟はソーセージ名人の家の子供だ。男の子達はお菓子を2つ、すぐに選んでからロルフに任せているガラクタブースに行ってしまったけど、女の子はしばらく悩んでいる。
メリンと同じくらいの年かな。それなら10歳くらいだ。
悩むのもショッピングの醍醐味だからね。
見たところ、マカロンのピンクと黄色で迷っているようだ。
「試食、もう一つ食べて見る?」
「いいの!?」
ちょうど試食に潰れたマカロン黄色がある。渡すと、すごく嬉しそうな顔をした。
だよね。これで迷いなくピンクを買えるもの。
銅貨三枚で3つ選んで、オマケにナッツのブラウニーをつけてあげる。
「ほら、これはみんなが森から拾ってくれた木の実で作ったんだよ」
「ええっ! 木の実がこんなにお洒落なお菓子になるの!?」
まだお金は残っているようで、スキップしながら雑貨ブースに向かって行った。
雑貨ブースにいるヴェロニカとヘアゴムを選んでいる。やっぱり女の子は可愛い物好きだな。ヘアゴムは銅貨三枚だから、子供も買えるよね。
意外とやって来たのはお年寄り達。1人で十個買って行く人もいた。バート村にも、少しづつお金が根付いて来たみたいだ。
マリンに任せている古着ブースは大反響。質のいい綺麗な服を中心に持って来たからね。安いもので大銅貨1枚から買えるからかなりお得だ。
「まぁ! どうしてこんなに安いの? 行商から買うと安くても大銅貨5枚はするよ!」
「今回は大特価のお祭り価格ですよ! 本当にお買い得ですからぜひどうぞ!」
安い物は装飾のないワンピースやシャツだけど、自分で刺繍したりも出来るとバート村のお母さん達が喜んでくれた。大銅貨1枚で売ったけど、私は大銅貨5枚で買いつけたから、本当にお得だよ。
あまりの安さに腕相撲大会に来ていた、ロスメル村とブルシェル村の人達もどんどん買ってくれる。
バート村の村人もつられて購入してくれて、結果的にお金を使う練習になっていると思う。
これは昼すぎには売り切れるかもね。
私達大人組は交代でお祭りを見て回る。
まずはヴィムとヨハンが買い物に行っている。ノルマのお金を使い終わったら、店番を交代する予定だ。
お菓子もどんどん売れて行く。色どり綺麗なマカロンはそうそうに売り切れた。
マルファンで作った物は半分以上なくなっている。
ヨハンに追加で作ってもらって良かった。追加品は一口ドーナツ。ピンポン玉サイズで砂糖をまぶした物と、砂糖衣をつけたシャリシャリ食感の物と、二種類。シンプルながら馴染みある味が受けている。
ドンドンドンドンドンドン!!
突然、広場に太鼓の音が響き渡った。
「これより腕相撲大会を開催する!! 参加者は広場の中央に集まるように!!」
村長の言葉に、力自慢達が集まる。
優勝者には中型の製氷機と金貨5枚。
準優勝は小型の製氷機と金貨2枚。
三位はパスタマシンと金貨1枚。
四位はパスタマシンのみ。
参加賞はバート村特製木彫りの人形。
今回景品に選んだ製氷機がかなりの人気で、参加者は意外と多い。
30人ほど集まった。
「あっちは盛り上がってるねぇ」
買い物から戻ってきたヨハンと交代したヴェロニカが、雑貨ブースから抜けて私のところに来た。
他のブースを見ると、半分以上売れて、テーブルがスカスカになっている。
「雑貨も服も残り少なくなったから、一つにまとめよう。ヨハンに任せて、マリンも買い物に行っておいで」
「い、いえ! お嬢様がお先にどうぞ!」
マリンが私に遠慮してそんなことを言うけれど、私は知っている。マリンが腕相撲大会の会場をソワソワしながら見ていたことを。
マリンはたぶん筋肉好きだ。しかも家の護衛達のような細マッチョではなくて、ゴリゴリのゴリマッチョの方。今日も何人かゴリマッチョを見かけたけど、マリンが食い入るように見ていたんだ。
腕相撲大会の会場から「おおお~~!!」と歓声が聞こえた。第一戦目の勝敗がついたらしい。
「マリン、私はあの腕相撲大会の集団の中に入る気はないんだ。出来ればもう少し人の波が落ちついたら、のんびりお祭りを楽しむつもり。
だから先に行って来て」
「分かりました! ありがとうございます! お先に行って来ます!」
妙に気合いが入ったマリンと、ヴェロニカを見送って、私は店番だ。
腕相撲大会に人が流れたから、お客は少なくなったけど、出店を出していた村人がちらほら来るんだよね。
私の因縁の相手? 狩人三兄弟の1人も来た。狩人三兄弟は向こうの方で革製品の出店をやっている。
「よう、お嬢さん。面白い催し物を開いてくれて、ありがとうな」
「いえいえ。このお祭りは村のみんなが作り上げた物でしょ。私は資金提供しただけです。自分の為にね。
これが終われば、この村の空き家がまた一つ私の物になりますから」
そう。私はただスポンサーをやった訳じゃない。
見返りにバート村の空き家を要求している。
「お嬢さんの価値観とやらは俺にはサッパリ分からん。空き家より製氷機の方がよっぽどいいと思うけどな」
「価値観について私達、とことん合いませんねぇ。高価な宝石より、目の前のクッキーの方が価値があると思うんですけどね」
ぽいっと狩人のオジさんの口に試食のクッキーを放り込む。
「むぐっ!?」
もぐもぐと口を動かしながら、クワッと目を見開いた。
「お嬢さん、この菓子に関しては、俺も同じ価値観だ!! 全種類買うぞ!!」
「毎度ありっ!」
そうそう。ヨハンのお菓子は宝石より、ずっと価値あるよね。
「おおお~~!!」とまた腕相撲会場から歓声が聞こえる。
盛り上がってるな。
「マ、イ、カ、さん」
「フィーネさん! 家の子供達が遊びに行っちゃってごめんなさい」
フィーネさんのうどん作りに、メリンとマリッカとヴェロニカがお邪魔させてもらった。ヴェロニカが一緒だったから、困ったことにはならなかったと思うけど、主人としては心配だ。
「全然大丈夫よ。メリンちゃんもマリッカちゃんもすごく良い子だし、ヴェロニカさんは……」
ヴェロニカの名前を口にすると、フィーネさんの頬がポッとピンクに染まる。
「ヴェロニカお姉様は憧れます」
おっと! お姉様呼び!! 気持ちはすごく分かるよ。
「あ、じゃあ、熊のぬいぐるみなんてどうかな? ヴェロニカはコレの特大サイズを持ってるんだよ。おそろいだよね」
「ヴェロニカお姉様とおそろい……」
雑貨ブースの熊のぬいぐるみを勧めてみる。ぬいぐるみの売り上げも上々だけど、ポーチやヘアゴムに比べると少し値が張るからか、数個残っていた。
フィーネさんは小さな黒い熊のぬいぐるみを手に取る。
「おそろい……お姉様と
。買いますっ!!」
「毎度ありっ!」
そうこうしてるうちに、腕相撲大会会場の歓声がひときわ大きくなってきた。そろそろ終盤戦かもしれない。
「マイカ!」
ヴィムが戻って来た。いろいろ買っていたけど、使い勝手良さそうな革製品を持っている。狩人三兄弟の店だろうな。
「マイカ、これを」
ヴィムが私に差し出したのは、一輪の白い花だった。
花の名前は分からないけど、可愛らしい花だ。すっきりとした甘い香りがする。
「あ、ありがとう」
まさか異性から花を貰うなんてね。
「マイカの黒髪によく似合うと思って……」
ヴィムは私の髪に花飾った。
何、サラリとキザなことやってくれるんだ。ヴィムさん。
こっちはちょっとドキッとしたわ。神様が変なこと言うから、意識しちゃうじゃないか。
「やっぱりよく似合う」
「そうですか……」
微妙な雰囲気に耐えきれなくなった時、腕相撲大会会場から今日一番の歓声が聞こえた。
どうやら勝敗が決まったらしい。
その熱気が微妙な雰囲気を吹き飛ばしてくれた。
よし、腕相撲大会最高だ。
子供達の目がお菓子のブースを前にキラキラしている。
開店そうそう出店に来たのは、3歳の双子の女の子と年の離れたお姉さん。三人ともパン名人の家の子供だ。
「試食どうぞ。味見だからお金はいらないよ」
三人に割れたクッキーを渡すと、双子の顔がもっと輝く。
「「おいし! おいし! おいし!」」
口に入れると、あまりの美味しさにピョンピョン跳ねながら歌って踊りだした。
何これ、可愛い。
「「すごい! すごい! すごい!」」
双子はそれぞれポケットから銅貨三枚を取り出す。
木の実を30個集めた報酬だろう。
「「これで、買える?」」
「もちろん買えるよ。好きなお菓子、3つ選んでいいよ」
「「やったぁ!」」
ジャムの乗ったクッキーと、マカロン緑、スノーボールは小さいから2つで一つ。嬉しそうに選んでくれたから、オマケにナッツチョコをつけてあげると、再び飛び上がって喜んでくれた。
ショッピングの楽しさを知ってくれたかな。
子供にはオマケにお菓子をつけてあげよう。
双子のダンスにつられてか、他の子供も集まって来た。
男、女、男の三兄弟はソーセージ名人の家の子供だ。男の子達はお菓子を2つ、すぐに選んでからロルフに任せているガラクタブースに行ってしまったけど、女の子はしばらく悩んでいる。
メリンと同じくらいの年かな。それなら10歳くらいだ。
悩むのもショッピングの醍醐味だからね。
見たところ、マカロンのピンクと黄色で迷っているようだ。
「試食、もう一つ食べて見る?」
「いいの!?」
ちょうど試食に潰れたマカロン黄色がある。渡すと、すごく嬉しそうな顔をした。
だよね。これで迷いなくピンクを買えるもの。
銅貨三枚で3つ選んで、オマケにナッツのブラウニーをつけてあげる。
「ほら、これはみんなが森から拾ってくれた木の実で作ったんだよ」
「ええっ! 木の実がこんなにお洒落なお菓子になるの!?」
まだお金は残っているようで、スキップしながら雑貨ブースに向かって行った。
雑貨ブースにいるヴェロニカとヘアゴムを選んでいる。やっぱり女の子は可愛い物好きだな。ヘアゴムは銅貨三枚だから、子供も買えるよね。
意外とやって来たのはお年寄り達。1人で十個買って行く人もいた。バート村にも、少しづつお金が根付いて来たみたいだ。
マリンに任せている古着ブースは大反響。質のいい綺麗な服を中心に持って来たからね。安いもので大銅貨1枚から買えるからかなりお得だ。
「まぁ! どうしてこんなに安いの? 行商から買うと安くても大銅貨5枚はするよ!」
「今回は大特価のお祭り価格ですよ! 本当にお買い得ですからぜひどうぞ!」
安い物は装飾のないワンピースやシャツだけど、自分で刺繍したりも出来るとバート村のお母さん達が喜んでくれた。大銅貨1枚で売ったけど、私は大銅貨5枚で買いつけたから、本当にお得だよ。
あまりの安さに腕相撲大会に来ていた、ロスメル村とブルシェル村の人達もどんどん買ってくれる。
バート村の村人もつられて購入してくれて、結果的にお金を使う練習になっていると思う。
これは昼すぎには売り切れるかもね。
私達大人組は交代でお祭りを見て回る。
まずはヴィムとヨハンが買い物に行っている。ノルマのお金を使い終わったら、店番を交代する予定だ。
お菓子もどんどん売れて行く。色どり綺麗なマカロンはそうそうに売り切れた。
マルファンで作った物は半分以上なくなっている。
ヨハンに追加で作ってもらって良かった。追加品は一口ドーナツ。ピンポン玉サイズで砂糖をまぶした物と、砂糖衣をつけたシャリシャリ食感の物と、二種類。シンプルながら馴染みある味が受けている。
ドンドンドンドンドンドン!!
突然、広場に太鼓の音が響き渡った。
「これより腕相撲大会を開催する!! 参加者は広場の中央に集まるように!!」
村長の言葉に、力自慢達が集まる。
優勝者には中型の製氷機と金貨5枚。
準優勝は小型の製氷機と金貨2枚。
三位はパスタマシンと金貨1枚。
四位はパスタマシンのみ。
参加賞はバート村特製木彫りの人形。
今回景品に選んだ製氷機がかなりの人気で、参加者は意外と多い。
30人ほど集まった。
「あっちは盛り上がってるねぇ」
買い物から戻ってきたヨハンと交代したヴェロニカが、雑貨ブースから抜けて私のところに来た。
他のブースを見ると、半分以上売れて、テーブルがスカスカになっている。
「雑貨も服も残り少なくなったから、一つにまとめよう。ヨハンに任せて、マリンも買い物に行っておいで」
「い、いえ! お嬢様がお先にどうぞ!」
マリンが私に遠慮してそんなことを言うけれど、私は知っている。マリンが腕相撲大会の会場をソワソワしながら見ていたことを。
マリンはたぶん筋肉好きだ。しかも家の護衛達のような細マッチョではなくて、ゴリゴリのゴリマッチョの方。今日も何人かゴリマッチョを見かけたけど、マリンが食い入るように見ていたんだ。
腕相撲大会の会場から「おおお~~!!」と歓声が聞こえた。第一戦目の勝敗がついたらしい。
「マリン、私はあの腕相撲大会の集団の中に入る気はないんだ。出来ればもう少し人の波が落ちついたら、のんびりお祭りを楽しむつもり。
だから先に行って来て」
「分かりました! ありがとうございます! お先に行って来ます!」
妙に気合いが入ったマリンと、ヴェロニカを見送って、私は店番だ。
腕相撲大会に人が流れたから、お客は少なくなったけど、出店を出していた村人がちらほら来るんだよね。
私の因縁の相手? 狩人三兄弟の1人も来た。狩人三兄弟は向こうの方で革製品の出店をやっている。
「よう、お嬢さん。面白い催し物を開いてくれて、ありがとうな」
「いえいえ。このお祭りは村のみんなが作り上げた物でしょ。私は資金提供しただけです。自分の為にね。
これが終われば、この村の空き家がまた一つ私の物になりますから」
そう。私はただスポンサーをやった訳じゃない。
見返りにバート村の空き家を要求している。
「お嬢さんの価値観とやらは俺にはサッパリ分からん。空き家より製氷機の方がよっぽどいいと思うけどな」
「価値観について私達、とことん合いませんねぇ。高価な宝石より、目の前のクッキーの方が価値があると思うんですけどね」
ぽいっと狩人のオジさんの口に試食のクッキーを放り込む。
「むぐっ!?」
もぐもぐと口を動かしながら、クワッと目を見開いた。
「お嬢さん、この菓子に関しては、俺も同じ価値観だ!! 全種類買うぞ!!」
「毎度ありっ!」
そうそう。ヨハンのお菓子は宝石より、ずっと価値あるよね。
「おおお~~!!」とまた腕相撲会場から歓声が聞こえる。
盛り上がってるな。
「マ、イ、カ、さん」
「フィーネさん! 家の子供達が遊びに行っちゃってごめんなさい」
フィーネさんのうどん作りに、メリンとマリッカとヴェロニカがお邪魔させてもらった。ヴェロニカが一緒だったから、困ったことにはならなかったと思うけど、主人としては心配だ。
「全然大丈夫よ。メリンちゃんもマリッカちゃんもすごく良い子だし、ヴェロニカさんは……」
ヴェロニカの名前を口にすると、フィーネさんの頬がポッとピンクに染まる。
「ヴェロニカお姉様は憧れます」
おっと! お姉様呼び!! 気持ちはすごく分かるよ。
「あ、じゃあ、熊のぬいぐるみなんてどうかな? ヴェロニカはコレの特大サイズを持ってるんだよ。おそろいだよね」
「ヴェロニカお姉様とおそろい……」
雑貨ブースの熊のぬいぐるみを勧めてみる。ぬいぐるみの売り上げも上々だけど、ポーチやヘアゴムに比べると少し値が張るからか、数個残っていた。
フィーネさんは小さな黒い熊のぬいぐるみを手に取る。
「おそろい……お姉様と
。買いますっ!!」
「毎度ありっ!」
そうこうしてるうちに、腕相撲大会会場の歓声がひときわ大きくなってきた。そろそろ終盤戦かもしれない。
「マイカ!」
ヴィムが戻って来た。いろいろ買っていたけど、使い勝手良さそうな革製品を持っている。狩人三兄弟の店だろうな。
「マイカ、これを」
ヴィムが私に差し出したのは、一輪の白い花だった。
花の名前は分からないけど、可愛らしい花だ。すっきりとした甘い香りがする。
「あ、ありがとう」
まさか異性から花を貰うなんてね。
「マイカの黒髪によく似合うと思って……」
ヴィムは私の髪に花飾った。
何、サラリとキザなことやってくれるんだ。ヴィムさん。
こっちはちょっとドキッとしたわ。神様が変なこと言うから、意識しちゃうじゃないか。
「やっぱりよく似合う」
「そうですか……」
微妙な雰囲気に耐えきれなくなった時、腕相撲大会会場から今日一番の歓声が聞こえた。
どうやら勝敗が決まったらしい。
その熱気が微妙な雰囲気を吹き飛ばしてくれた。
よし、腕相撲大会最高だ。
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
328
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる