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第3話 敬語をほどく
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第3話 敬語をほどく
コンビニの自動ドアを抜けると、夜の空気が思ったより冷たかった。
街灯の下、アスファルトは少しだけ湿っている。
さっきまで雨が降っていたのかもしれない。
咲良は、店の前の灰皿スタンドの横に立って、
買ったばかりのペットボトルのお茶を開けた。
「で、冬馬」
名前を呼ばれて、少しだけ肩が跳ねる。
たぶん、今日だけでいちばん心臓に悪い瞬間だった。
「……なんですか」
「それね」
「それ、とは」
「“なんですか”ってやつ。
はい、まずそこからアウト」
咲良は、さっきまでのコンビニの蛍光灯とは違う、
街灯の柔らかい光の下で、いたずらっぽく笑った。
「今から私と話すときは、敬語禁止。
“死ぬ前に君とやりたいことリスト”、一個目だから」
「……一個目がそれなんですか」
「そう。
大事なことほど、最初にやっとかないと間に合わないでしょ?」
死ぬ前に、という言葉が、さらりと口から出てくる。
僕は、その軽さをどう扱えばいいのか、まだよく分からなかった。
「じゃあ、とりあえず言ってみて」
「何をですか」
「それそれ。
“ですか”禁止。
……“なんなの”とか、“何だよ”とか、そういうやつ」
僕は息をひとつ吐き、視線を少しだけ外に向ける。
向かいのビルの窓に、ぼんやりと自分たちの姿が映っている。
敬語をやめる、という行為は、思っているよりずっと難しい。
言葉遣いを変えるだけの話ではなく、
距離の取り方そのものを変えるような感覚がある。
「……何、だよ」
自分でも驚くくらい、ぎこちない声が出た。
咲良は一瞬だけ目を丸くして、それから声を立てて笑う。
「今の、“何だよ”、ちょっと弱々しいね」
「急に変えろと言われても、無理があります」
「でも、ちゃんと変えようとしてるから、合格」
そう言って、親指を立てて見せる。
「……子ども扱いしないでください」
「しないしない。
でもなんか、いいね。
君みたいに静かな人が、“何だよ”って言うと、ちょっとだけ刺さる」
「褒められた気がしませんね」
「褒めてるよ。私の中では、かなり高得点」
咲良は、安っぽいベンチに腰を下ろした。
座面の端をぽんぽんと叩いて、隣を示す。
「ほら、座って。
敬語やめる練習しながら、ひとつ目の“死ぬ前リスト”決めよ」
「……ここで、ですか」
「また“ですか”って言った」
完全に逃げ道を塞がれている気がした。
僕は観念して、隣に腰を下ろした。
街灯の光が、二人分の影を長く引き伸ばす。
「で、リストの一個目、何にしようかなって話なんだけど」
「決めてなかったのか」
言ってから、自分の口調に少し驚く。
さっきまでより、敬語が抜けていた。
咲良は気づいているのかいないのか、
楽しそうにノートを開いた。
「うん、なんとなくはあるんだけどね。
“君と何かをする”って決めちゃうと、それだけで全部変わっちゃうから」
「それは、どういう意味......だ」
「言葉通りの意味」
ページには、細かい文字でやりたいことが並んでいる。
海、花火、映画、夜景、朝まで話す──。
特別なものなんて、ひとつもない。
どこにでもある「普通」のことばかりだ。
「でもさ」
咲良は、指で一行をなぞりながら言う。
「死ぬ前にやりたいことって、ほとんど“普通のこと”なんだよね。
別に空飛びたいとか、世界救いたいとかじゃなくてさ」
「……分かる気はする」
「でしょ。
だから、君とやる最初のやつも、すごく普通でいい」
彼女は、少し考えてから言った。
「コンビニの前でコーヒー飲みながら、
ちゃんと名前で呼び合うとか」
「普通、なのか?」
「普通だよ。
普通の人は、最初からそうするんだから」
彼女は、ノートの余白にさらりと書き足した。
──1.君と名前で呼び合う。
「ほら、一個目決まり」
「勝手に増えていないか、それ」
「元々“誰かと名前で呼び合う”って入ってたやつを、君に変更しただけ」
平然と言ってのける。
「じゃあ、練習ね。
私は咲良、君は?」
「冬馬、だ」
「うん、知ってる」
「聞いたのはそっちだろう」
「そういうツッコミ、好き」
彼女は笑って、お茶をひと口飲んだ。
「じゃあ私からね。
……冬馬」
名前を呼ばれて、胸の奥が少しだけざわつく。
それは懐かしさに似ていて、
同時に、別の何かにも似ていた。
「……なんだよ」
自分でも驚くくらい、自然に言えた。
咲良は、それを見て嬉しそうに笑う。
「うん。
思ったより早く崩れそうだね、君の敬語」
「簡単には崩れない」
「どうかな。
私、君のこと、けっこうすぐ分かっちゃいそうな気がするんだよね」
「それは、困る」
「困らせたいから言ってるんだけど?」
僕は、返す言葉を探しあぐねる。
たしかに、困っていた。
けれどそれは、不快さからくるものではなかった。
久しく感じていなかった種類の「困り方」だった。
「……面倒くさいやつに、捕まった気がする」
思わず、口から出る。
咲良は、さっきより少しだけ静かな笑い方をした。
「うん。それ、さっきも言ってた」
「そうだったか」
「だった。
でもね、私のほうは結構、“いい獲物捕まえたな”って思ってるよ」
「獲物、かよ」
「うん。
死ぬ前に、ちょうどいい人見つけられた」
その言葉に、返事が詰まる。
“死ぬ前に”。
やっぱりその言い回しだけは、胸のどこかに引っかかった。
「本気で言ってるのか、それ」
「さぁね」
咲良は、そう言って空を見上げた。
街灯に照らされて、睫毛の影が頬に落ちる。
「でも、“死ぬ前に君と”やりたいことがあるのは、本当だよ」
僕は、その言葉の意味を咀嚼しきれないまま、
自分のコーヒーに口をつけた。
味は、いつもと同じはずなのに、
少しだけ違って感じられた。
それが何の違いなのかを、
このときの僕は、まだ知らない。
ただひとつだけ分かっていたのは──
この人は、間違いなく僕の日常を乱す、ということだけだった。
* * *
その日の夜。
咲良の部屋。
ノートをひらき、今日の日付と、増えたリストを書く。
──1.君と名前で呼び合う。
その下に、咲良は小さな字で、ゆっくりと言葉を足していく。
『コンビニの前で、私が“冬馬”って呼んだ。
君は少しだけ困った顔をして、
ぎこちないタメ口で返してきた。
その不器用さが、ちょっとだけ安心する。
敬語をやめさせるって決めたのは私のくせに、
崩れていくのを見るのは、少し怖い。
君と話しているときだけ、
“死ぬ前に”じゃなくて、“明日何しよう”って考えてしまう。
それが続いたら、きっとどこかで困るのは私だ。
……だからこれは、私だけのわがまま。
君には絶対、見せないページ。』
ペンを置き、ノートを閉じる。
遠くで、かすかに踏切の音が鳴っていた。
コンビニの自動ドアを抜けると、夜の空気が思ったより冷たかった。
街灯の下、アスファルトは少しだけ湿っている。
さっきまで雨が降っていたのかもしれない。
咲良は、店の前の灰皿スタンドの横に立って、
買ったばかりのペットボトルのお茶を開けた。
「で、冬馬」
名前を呼ばれて、少しだけ肩が跳ねる。
たぶん、今日だけでいちばん心臓に悪い瞬間だった。
「……なんですか」
「それね」
「それ、とは」
「“なんですか”ってやつ。
はい、まずそこからアウト」
咲良は、さっきまでのコンビニの蛍光灯とは違う、
街灯の柔らかい光の下で、いたずらっぽく笑った。
「今から私と話すときは、敬語禁止。
“死ぬ前に君とやりたいことリスト”、一個目だから」
「……一個目がそれなんですか」
「そう。
大事なことほど、最初にやっとかないと間に合わないでしょ?」
死ぬ前に、という言葉が、さらりと口から出てくる。
僕は、その軽さをどう扱えばいいのか、まだよく分からなかった。
「じゃあ、とりあえず言ってみて」
「何をですか」
「それそれ。
“ですか”禁止。
……“なんなの”とか、“何だよ”とか、そういうやつ」
僕は息をひとつ吐き、視線を少しだけ外に向ける。
向かいのビルの窓に、ぼんやりと自分たちの姿が映っている。
敬語をやめる、という行為は、思っているよりずっと難しい。
言葉遣いを変えるだけの話ではなく、
距離の取り方そのものを変えるような感覚がある。
「……何、だよ」
自分でも驚くくらい、ぎこちない声が出た。
咲良は一瞬だけ目を丸くして、それから声を立てて笑う。
「今の、“何だよ”、ちょっと弱々しいね」
「急に変えろと言われても、無理があります」
「でも、ちゃんと変えようとしてるから、合格」
そう言って、親指を立てて見せる。
「……子ども扱いしないでください」
「しないしない。
でもなんか、いいね。
君みたいに静かな人が、“何だよ”って言うと、ちょっとだけ刺さる」
「褒められた気がしませんね」
「褒めてるよ。私の中では、かなり高得点」
咲良は、安っぽいベンチに腰を下ろした。
座面の端をぽんぽんと叩いて、隣を示す。
「ほら、座って。
敬語やめる練習しながら、ひとつ目の“死ぬ前リスト”決めよ」
「……ここで、ですか」
「また“ですか”って言った」
完全に逃げ道を塞がれている気がした。
僕は観念して、隣に腰を下ろした。
街灯の光が、二人分の影を長く引き伸ばす。
「で、リストの一個目、何にしようかなって話なんだけど」
「決めてなかったのか」
言ってから、自分の口調に少し驚く。
さっきまでより、敬語が抜けていた。
咲良は気づいているのかいないのか、
楽しそうにノートを開いた。
「うん、なんとなくはあるんだけどね。
“君と何かをする”って決めちゃうと、それだけで全部変わっちゃうから」
「それは、どういう意味......だ」
「言葉通りの意味」
ページには、細かい文字でやりたいことが並んでいる。
海、花火、映画、夜景、朝まで話す──。
特別なものなんて、ひとつもない。
どこにでもある「普通」のことばかりだ。
「でもさ」
咲良は、指で一行をなぞりながら言う。
「死ぬ前にやりたいことって、ほとんど“普通のこと”なんだよね。
別に空飛びたいとか、世界救いたいとかじゃなくてさ」
「……分かる気はする」
「でしょ。
だから、君とやる最初のやつも、すごく普通でいい」
彼女は、少し考えてから言った。
「コンビニの前でコーヒー飲みながら、
ちゃんと名前で呼び合うとか」
「普通、なのか?」
「普通だよ。
普通の人は、最初からそうするんだから」
彼女は、ノートの余白にさらりと書き足した。
──1.君と名前で呼び合う。
「ほら、一個目決まり」
「勝手に増えていないか、それ」
「元々“誰かと名前で呼び合う”って入ってたやつを、君に変更しただけ」
平然と言ってのける。
「じゃあ、練習ね。
私は咲良、君は?」
「冬馬、だ」
「うん、知ってる」
「聞いたのはそっちだろう」
「そういうツッコミ、好き」
彼女は笑って、お茶をひと口飲んだ。
「じゃあ私からね。
……冬馬」
名前を呼ばれて、胸の奥が少しだけざわつく。
それは懐かしさに似ていて、
同時に、別の何かにも似ていた。
「……なんだよ」
自分でも驚くくらい、自然に言えた。
咲良は、それを見て嬉しそうに笑う。
「うん。
思ったより早く崩れそうだね、君の敬語」
「簡単には崩れない」
「どうかな。
私、君のこと、けっこうすぐ分かっちゃいそうな気がするんだよね」
「それは、困る」
「困らせたいから言ってるんだけど?」
僕は、返す言葉を探しあぐねる。
たしかに、困っていた。
けれどそれは、不快さからくるものではなかった。
久しく感じていなかった種類の「困り方」だった。
「……面倒くさいやつに、捕まった気がする」
思わず、口から出る。
咲良は、さっきより少しだけ静かな笑い方をした。
「うん。それ、さっきも言ってた」
「そうだったか」
「だった。
でもね、私のほうは結構、“いい獲物捕まえたな”って思ってるよ」
「獲物、かよ」
「うん。
死ぬ前に、ちょうどいい人見つけられた」
その言葉に、返事が詰まる。
“死ぬ前に”。
やっぱりその言い回しだけは、胸のどこかに引っかかった。
「本気で言ってるのか、それ」
「さぁね」
咲良は、そう言って空を見上げた。
街灯に照らされて、睫毛の影が頬に落ちる。
「でも、“死ぬ前に君と”やりたいことがあるのは、本当だよ」
僕は、その言葉の意味を咀嚼しきれないまま、
自分のコーヒーに口をつけた。
味は、いつもと同じはずなのに、
少しだけ違って感じられた。
それが何の違いなのかを、
このときの僕は、まだ知らない。
ただひとつだけ分かっていたのは──
この人は、間違いなく僕の日常を乱す、ということだけだった。
* * *
その日の夜。
咲良の部屋。
ノートをひらき、今日の日付と、増えたリストを書く。
──1.君と名前で呼び合う。
その下に、咲良は小さな字で、ゆっくりと言葉を足していく。
『コンビニの前で、私が“冬馬”って呼んだ。
君は少しだけ困った顔をして、
ぎこちないタメ口で返してきた。
その不器用さが、ちょっとだけ安心する。
敬語をやめさせるって決めたのは私のくせに、
崩れていくのを見るのは、少し怖い。
君と話しているときだけ、
“死ぬ前に”じゃなくて、“明日何しよう”って考えてしまう。
それが続いたら、きっとどこかで困るのは私だ。
……だからこれは、私だけのわがまま。
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遠くで、かすかに踏切の音が鳴っていた。
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