アッフェットゥオーソ

それは、遠い昔のこと。

何もない空間に、神様が生まれました。

その神様は、ひとりぼっちで何もない空間を退屈に思います。

だから、その神様は、セカイを作り上げました。

大きな大地を用意して、その大地の東端に天使を、西端には悪魔を生み出し、その間には人間を作り出しました。

神様は、天使には褒美と誕生を司らせ、悪魔には罰と死を司らせて、人間の管理を天使と悪魔に任せました。

天使と悪魔は互いに協力し、助け合い、セカイは著しく発展していきました。

これからもそんな均衡と、さらなる発展をしていける日々が続くと思われました。

ですが、人間は愚かでした。



ー本当に、愚かでした。
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