◆青海くんを振り向かせたいっ〜水野泉の恋愛事情

青海

文字の大きさ
51 / 70

透を怒らせた?高3春

しおりを挟む
 春休みも後残り1週間……
 先週は透のバイト先は忙しかったようで、ずっと帰りが遅かったしお休みもほとんど無かった。

 ……もう少し一緒にいられるかと思っていたのだが……

 帰りが遅い日はバイト先で夕飯も済ませてくるようで、酷いと顔も見れない日があった。

 透もバイト後は疲れているらしく、お風呂を済ませるなり寝てしまっていたり……そんな日が続いていた。

 

 今日は透が一週間ぶりのお休みの日だった。

 透は疲れていたらしく、寝ていたようで昼過ぎまで部屋から顔を出さなかった。

 昼過ぎに真実が透の部屋に入っていくのを見かけたが、それっきりで……透がキッチンに来たのは夕方だった。



 「泉……今週はずっと夕飯作れなくってごめんね。今日はやるから」

 「透はバイトで疲れてるんだからいいよ。座ってて?」

 そう言ったが透はエプロンをつけて私の隣の立つ。

 「今週は一緒に居れなかったし……側にいさせて?」

 照れたように笑う透……わたしは嬉しくなり頷いた。




 透と一緒に夕飯を作っていると、お風呂を終えた海がキッチンにやってきた。

 「あ、いずみ僕にも手伝わせてよっ!」

 透を押し退けるように海もキッチンに立とうとする。

 「あ、じゃあオレ風呂入って来ようかな……」

 透は困ったように微笑んで手を洗い始めた。

 ……せっかく透と二人でご飯作ってたのに……

 透は最近バイトや勉強で忙しかったようで、久しぶりに一緒にいられたのだ。

 ……なんだか海が家に来てから透と一緒に居られなくなってしまっている。

 やっと透と付き合い始めたというのに……なんだかつまらないし、それにもう少し一緒にいたかった。

 春休み最終日のデートの約束はしたけれど、どこに行くかまだ決めていない。

 透とその話もしたかったのだが……。
 部屋に戻ってしまった透。

 もうほとんど夕飯作りは終わっていたので少しだけ海に任せて透の後を追いかけた。



 「透っ、あのっ……」

 一応声を掛けてから中に入った。

 「……ん?どうしたの……」

 着替えていたのか上半身裸の透がいた。

 「っ!!ごめんなさいっ!あのっ……」

 透の上半身を見てしまい思わずしどろもどろになって、顔が赤くなってしまう私。

 「あのねっ……」

 恥ずかしくなってしまい視線をずらして下を向く。

 透はそんな私を見つめていたがふっとため息を吐いた。

 「泉……見たくないもの見ちゃうから……ノックぐらいしなよ。そうすればオレだって……服くらい着るから……気持ち悪かっただろ」

 ハッとして顔を上げると透は哀しげな顔で上着を着て、部屋から出て行ってしまった。

 透の部屋に取り残された私……


 気持ち悪いって……透の身体についた火傷の跡、痣や縫った傷跡のことだろうか?

 ……気持ち悪いなんて思ったことなんてなかった。

 透に誤解されてるっ!

 私は慌てて透の後を追いかけた。

 こんな誤解は絶対イヤだ。

 


 「透っ!ちょっと……」

 今度はきちんとノックして、脱衣所に入った。

 「はっ?泉なにっ…!?」

 浴室から透の焦ったような声が聞こえてくる。



 「おい透、ちょっといいか?」

 私の背後から更に真実の声が聞こえてきた。

 「ええっ?!ちょっとっ……待ってっ!!」

 浴室から透がそっとドアを開けて、私を中に引き入れる。

 透は下半身にタオル一枚の姿である。

 小さな声で私に

 「一緒にこんな所にいたら何言われるか分かんないから隠れてて」

 そういいながら私を透の背後に隠して、外の真実に声をかけた。

 「いいよ、どうしたの?」

 「悪い、腕時計忘れて……」

 真実は脱衣所の洗面台に置き忘れていた腕時計を取りに来たようだ。

 「あった?」

 透のうわずった声を聞きながら、透の背中を見つめる。




 ……気持ち悪いなんて思ったことない。

 ただこの傷を見るたびに泣きそうになってしまう。
 同時に透が生きていてくれてよかった、これからは絶対幸せになってほしいと思っていた。


 「あったあった。邪魔して悪かったな。まあゆっくり入れよ」

 真実はなんだか楽しそうに脱衣所から出て行った。





 思わず透の背中に抱きつきながら嫌われたくないと思っていた。

 せっかく付き合えたと思ったのに、こんなのってない……

 「泉、ちょっとまずいって!お願いだから離れてっ!!」

 透はそういいながら私の腕を離そうとしたが、私は逆に透のお腹に回した腕の力を強めた。

 ……今離したらきっと透に逃げられちゃって、そのままになってしまう気がした。

 目の前には透の傷だらけの背中……

 絶対一人で寂しい思いなんてもうしてほしくないっ!

 ……それに何より私自身がもう透から離れたくなかった。

 一度でもあんなに優しく抱きしめられたら……忘れられない。

 一緒にいる時はすごく幸せで、安心できた。

 他の誰かのところに透が行ってしまったり、もう二度と逢えなくなってしまうのは怖かった。

 絶対……嫌われたくないっ!!

 思い切り透の背中に抱きつき、縋り付く。
 その瞬間足元が滑った。
 幸いなことに転びはしなかったが、透の背中がビクンと痙攣した。

 「んっっ!!!」

 掌にいつのまにか当たっていた熱いものが生き物のように激しく脈打ちながら痙攣して、私の手の中で跳ねた。

 同時に熱いものが手のひらを濡らしていく。

 ……なに?

 驚いて動けずにいると透の身体が酷く痙攣しているのに気づく。
 「んっ……あっ……」
 透はその場にゆっくり座り込みながら激しく呼吸を繰り返していた。

 透の背にくっ付いたまま何も考えられずに座り込む。
 手の中にあったものは痙攣を繰り返しながらもだんだんと熱を無くしていった。

 「んんっ……はあっ……」
 透の喘ぐような声にハッとして我に返る。
 もしかして、今手の中にあったものは……透の……
 だんだんと思考が停止していく。
 耳までかあっと赤くなっていくのを感じていた。
 わたし……なんってことをしてるんだろう。

 透のお風呂の最中に入ってきてしまった。
 私は透に嫌われたくない一心だったけど、透からしてみたら……

 
 「いずみっ……ごめんっ……」
 泣き出しそうに目にいっぱい涙を浮かべ、真っ赤な顔で透が振り返る。

 透……すごく色っぽい……
 その表情にドキッとさせられながら透から目を離せなかった。
 
 身体から力が抜けてしまいそのまま固まっていると透はそっと私の腕を解いて腰にタオルを巻きつけた。

 ……透の……アレが……私の手に……

 今更ながら思考が停止してしまい何も考えられなかった。

 「っ……本当にごめんなさいっ!!」

 泣いてしまいそうな声を出しながら透が私の手をそっと掴んでハンドソープで洗い始める。

 「泉の手……汚しちゃって……ごめんっ……」

 2、3度そのまま私の手を洗い続けた透はそっと私の手をタオルで拭く。

 透はずっと謝りながら俯いて、泣いているのか表情が分からなかった。

 濡れたままの身体にそのまま服を着る透。
 髪もまだ濡れっぱなしで、風邪ひいちゃう……私はそんな事を考えていた。


 透は素早く服を着ると私の手を引く。

 透の表情が分からず不安になっていた私はそのまま透の部屋まで連れて行かれた。



 途中ですれ違った真実は私たちを面白そうなものを見るように笑いながら眺めていたところを見るとどうやら真実に嵌められたのだとわかった。

 
 
 部屋に入るなり、透は私の足元に跪き、頭を下げた。

 「いずみっ!!ごめんなさいっ!!オレっ……我慢できなくって……本当にごめんなさいっ!!」

 ……!?

 透は何を言っているのだろう?

 透の必至に謝ってくる姿を眺めながら状況を理解していく。

 透は何も悪いことなどしていない。

 むしろ悪いのは私だ。


 透に嫌われるのを恐れて透の入浴中に飛び込んで行ったのは私だ。

 その後から真実が来て、透の後ろで隠れる事になったのだって私のせいだし、透の傷だらけの背中を見て、堪らなくなってしまい抱きついたのだって私だ。

 その結果透の身体が反応してしまい、それに私が触れたがために透は……

 透は何も悪くない。

 「オレ、自分の家に戻るよ。こんなんじゃ泉だって安心して暮らせないだろ」

 透はそんな事を言い出す。

 透はまだ義理の両親を失って間がない。
 そんな状態で家に帰すなんてしたくなかった。
 
 それに何より私自身が透と離れたくなかった。
 
 ……それに透のに……触れたことは恥ずかしかったが……全然嫌ではなかった。

 むしろ、そろそろ……透になら抱かれても、何をされてもいいと思っていた。

 突然だったので驚きはしたが、その力強さに惹かれもした。

 「違うのっ……ただ少しびっくりしただけで……」

 床に頭を擦り付けるようにしていた透に声をかける。

 「真実と海の身体は小さい頃から見てたからいまさらなんとも思わないんだけど……透の身体は……どうしても意識しちゃって……」

 顔が再び真っ赤になっていくのを感じて、恥ずかしくて仕方なくなる。

 私……透のに触っちゃったんだ……

 顔を見られたくなくて、両手で顔を覆う。

 この手で……透のに……

 ドキドキしてきてしまうが、なんとか言わないと透が家を出て行ってしまうと思った。

 透とやっと付き合えたのに……

 透は最近すごく背も伸びて、カッコ良くなった。
 バイト先でも女の子に好かれているんだろうなあとやきもちを妬くことだってあった。

 ……透を……絶対他の女の子に取られたくない……

 
 「……いずみ……怒ってないの?」

 
 
 透は気の抜けたような声でそう聞いてくる。

 怒るも何も……悪いのは私だった。

 「私……透の……全然イヤなんかじゃなかったよ」

 なんとかそう返す。

 「本当にごめんね……二度とこんな事がないように気をつけるから……」

 透はそういいながらそのまま座り込んでしまった。

 ……気をつけてなんかくれなくっていい……

 さっき感じた透の熱い身体を思い出してしまう。

 密かにお腹の奥の方がむずむずしているのを感じながら、そっと透の頬にキスをした。

 「透……大好きだよ」

 困ったような顔で微笑む透が愛おしくってたまらなかった。

 

 
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなパン屋の恋物語

あさの紅茶
ライト文芸
住宅地にひっそりと佇む小さなパン屋さん。 毎日美味しいパンを心を込めて焼いている。 一人でお店を切り盛りしてがむしゃらに働いている、そんな毎日に何の疑問も感じていなかった。 いつもの日常。 いつものルーチンワーク。 ◆小さなパン屋minamiのオーナー◆ 南部琴葉(ナンブコトハ) 25 早瀬設計事務所の御曹司にして若き副社長。 自分の仕事に誇りを持ち、建築士としてもバリバリ働く。 この先もずっと仕事人間なんだろう。 別にそれで構わない。 そんな風に思っていた。 ◆早瀬設計事務所 副社長◆ 早瀬雄大(ハヤセユウダイ) 27 二人の出会いはたったひとつのパンだった。 ********** 作中に出てきます三浦杏奈のスピンオフ【そんな恋もありかなって。】もどうぞよろしくお願い致します。 ********** この作品は、他のサイトにも掲載しています。

「お前みたいな卑しい闇属性の魔女など側室でもごめんだ」と言われましたが、私も殿下に嫁ぐ気はありません!

野生のイエネコ
恋愛
闇の精霊の加護を受けている私は、闇属性を差別する国で迫害されていた。いつか私を受け入れてくれる人を探そうと夢に見ていたデビュタントの舞踏会で、闇属性を差別する王太子に罵倒されて心が折れてしまう。  私が国を出奔すると、闇精霊の森という場所に住まう、不思議な男性と出会った。なぜかその男性が私の事情を聞くと、国に与えられた闇精霊の加護が消滅して、国は大混乱に。  そんな中、闇精霊の森での生活は穏やかに進んでいく。

結婚初夜、「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と夫に言われました

ましゅぺちーの
恋愛
侯爵令嬢のアリサは婚約者だった王太子テオドールと結婚した。 ちょうどその半年前、アリサの腹違いの妹のシアは不慮の事故で帰らぬ人となっていた。 王太子が婚約者の妹のシアを愛していたのは周知の事実だった。 そんな彼は、結婚初夜、アリサに冷たく言い放った。 「何故彼女が死んでお前が生きているんだ」と。

完結【強引な略奪婚】冷徹な次期帝は、婚姻間近の姫を夜ごと甘く溶かす

小木楓
恋愛
完結しました✨ タグ&あらすじ変更しました。 略奪された皇后を待っていたのは、冷徹な次期帝による「狂愛」という名の支配でした。 「泣け、香子。お前をこれほど乱せるのは、世界で私だけだ」 「お前はまだ誰のものでもないな? ならば、私のものだ」 大納言家の姫・香子には、心通わせる穏やかな婚約者がいた。 しかし、そのささやかな幸福は、冷徹と噂される次期帝・彰仁(あきひと)に見初められたことで一変する。 強引な勅命により略奪され、後宮という名の檻に閉じ込められた香子。 夜ごとの契りで身体を繋がれ、元婚約者への想いすら「不義」として塗り潰されていく。 恐怖に震える香子だったが、閉ざされた寝所で待っていたのは、想像を絶するほど重く、激しい寵愛で……? 「痛くはしない。……お前が私のことしか考えられなくなるまで、何度でも教え込もう」 逃げ場のない愛に心が絡め取られていく中、彰仁は香子を守るため、「ある残酷な嘘」を用いて彼女を試す。 それは、愛するがゆえに彼女を嫉妬と絶望で壊し、「帝なしでは息もできない」状態へ作り変えるための、狂気じみた遊戯だった。 「一生、私の腕の中で溺れていろ」 守るために壊し、愛するために縛る。 冷酷な仮面の下に隠された、 一途で異常な執着を知った時、香子の心もまた甘い猛毒に溶かされていく――。 ★最後は極上のハッピーエンドです。 ※AI画像を使用しています。

皇帝陛下の寵愛は、身に余りすぎて重すぎる

若松だんご
恋愛
――喜べ、エナ! お前にも縁談が来たぞ! 数年前の戦で父を、病で母を亡くしたエナ。 跡継ぎである幼い弟と二人、後見人(と言う名の乗っ取り)の叔父によりずっと塔に幽閉されていたエナ。 両親の不在、後見人の暴虐。弟を守らねばと、一生懸命だったあまりに、婚期を逃していたエナに、叔父が(お金目当ての)縁談を持ちかけてくるけれど。 ――すまないが、その縁談は無効にさせてもらう! エナを救ってくれたのは、幼馴染のリアハルト皇子……ではなく、今は皇帝となったリアハルト陛下。 彼は先帝の第一皇子だったけれど、父帝とその愛妾により、都から放逐され、エナの父のもとに身を寄せ、エナとともに育った人物。 ――結婚の約束、しただろう? 昔と違って、堂々と王者らしい風格を備えたリアハルト。驚くエナに妻になってくれと結婚を申し込むけれど。 (わたし、いつの間に、結婚の約束なんてしてたのっ!?) 記憶がない。記憶にない。 姉弟のように育ったけど。彼との別れに彼の無事を願ってハンカチを渡したけれど! それだけしかしてない! 都会の洗練された娘でもない。ずっと幽閉されてきた身。 若くもない、リアハルトより三つも年上。婚期を逃した身。 後ろ盾となる両親もいない。幼い弟を守らなきゃいけない身。 (そんなわたしが? リアハルト陛下の妻? 皇后?) ずっとエナを慕っていたというリアハルト。弟の後見人にもなってくれるというリアハルト。 エナの父は、彼が即位するため起こした戦争で亡くなっている。 だから。 この求婚は、その罪滅ぼし? 昔世話になった者への恩返し? 弟の後見になってくれるのはうれしいけれど。なんの取り柄もないわたしに求婚する理由はなに? ずっと好きだった彼女を手に入れたかったリアハルトと、彼の熱愛に、ありがたいけれど戸惑いしかないエナの物語。

病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜

来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。 望んでいたわけじゃない。 けれど、逃げられなかった。 生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。 親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。 無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。 それでも――彼だけは違った。 優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。 形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。 これは束縛? それとも、本当の愛? 穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

【完結・BL】胃袋と掴まれただけでなく、心も身体も掴まれそうなんだが!?【弁当屋×サラリーマン】

彩華
BL
 俺の名前は水野圭。年は25。 自慢じゃないが、年齢=彼女いない歴。まだ魔法使いになるまでには、余裕がある年。人並の人生を歩んでいるが、これといった楽しみが無い。ただ食べることは好きなので、せめて夕食くらいは……と美味しい弁当を買ったりしているつもりだが!(結局弁当なのかというのは、お愛嬌ということで) だがそんなある日。いつものスーパーで弁当を買えなかった俺はワンチャンいつもと違う店に寄ってみたが……────。 凄い! 美味そうな弁当が並んでいる!  凄い! 店員もイケメン! と、実は穴場? な店を見つけたわけで。 (今度からこの店で弁当を買おう) 浮かれていた俺は、夕飯は美味い弁当を食べれてハッピ~! な日々。店員さんにも顔を覚えられ、名前を聞かれ……? 「胃袋掴みたいなぁ」 その一言が、どんな意味があったなんて、俺は知る由もなかった。 ****** そんな感じの健全なBLを緩く、短く出来ればいいなと思っています お気軽にコメント頂けると嬉しいです ■表紙お借りしました

処理中です...