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青海くんのアルバイト生活
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青海くんが退院し、無事に学校に通い始めて数日経つ。
学校終わりに青海くんとスーパーでお買い物をして帰る……そんな日が再び始まると思っていたんだけど……。
「水野さん、オレ明日から学校終わったらここのスーパーでバイトすることになったんだ。何か買うものとかあったら帰りに買って帰るから遠慮なく言って?」
学校帰りに通るスーパーの前で青海くんがそう言った。
「えっ、青海くん……もうアルバイトするの?身体良くなってきたばかりなのに……」
思わずそう言うと青海くんは苦笑する。
「まあ病院の先生も身体動かせって言うし、それに今のうちに色んなところで働いてみたいんだ。……お金も出来るだけ残したいし……」
「そうなんだ……無理しないでね?」
そう言うと青海くんはにっこり笑った。
「多少は無理しないと……どんな仕事が自分に向いてるのかもわからないしさ、もうそんなに時間もないし。来年の今頃にはもう……」
青海くんは遠い目をする。
……来年の今頃か……私達はどうしているのだろうか?
青海くんは就職をすると言っていた事を考えると確かにもうそんなに時間は無い。
「青海くんのバイトしてる所見にきてもいい?」
そう聞くと青海くんは照れたように笑った。
「ただエプロンしてるぐらいだよ?そんなに変わらないって」
「……それを見にきたいのっ……だめ?
」
「いいよ、おいでっ」
その一言に私は嬉しくなる。
★
その週から青海くんはそのスーパーで週に3日ほどアルバイトを始めた。
それだけでなく、さらに早朝の新聞配達のアルバイトも始めるそうだ。
深夜3時ごろに青海くんは起き出して新聞配達のアルバイトに向かう。
「透……大丈夫かよ。寒いからちゃんとマフラー着けてけよ」
真実は遅くまで起きていたらしく、青海くんのことを気にかけていた。
私もたまたまその時間に目が覚めたので玄関まで青海くんを送る。
「うん、ありがとう。真実もそろそろ寝たほうがいいよ。水野さんも起こしちゃってごめんね」
謝られてしまい、なんだか悪い事をしてしまった気分になるが、青海くんのことが心配だった。
こんな時間から働くなんて……体調を崩してしまいそうだ。
ましてや前日はスーパーのアルバイトを遅くまで手伝っていたのに……ちゃんと休めたのだろうか?
「まあ新聞配達は臨時のバイトだからそんなにないから大丈夫だよ」
そう言うと青海くんは手を振って走って行ってしまった。
「アイツあんまり顔色良くなかったな」
真実の一言に余計に心配になってしまう。
「青海くん……あんなに必死になってバイトして……本当に大丈夫なのかな……」
私たちは青海くんの背中が見えなくなるまで見送った。
★
5時前くらいに青海くんはバイトを終えて帰ってきたようだ。
階段を登ってくる足音に気づき、青海くんが無事に帰ってきたのだと安心して再び眠りにつく。
いつも青海くんが起きる時間になっても起きてこないので心配になって青海くんの部屋に行く。
ドアをノックするが返事はなかったので少しだけドアを開けて中を覗く。
……部屋は薄暗く、耳を澄ますと青海くんの寝息が聞こえてくる。
……疲れ果てて眠っているようだ。
そっと部屋のカーテンを開ける。
……ぐっすり寝てるなあ……出来る事なら寝かしておいてあげたいけど、今日は学校。おまけに青海くんは入院中学校を休んでしまっていたのであまり休むわけにはいかないだろう。
……でも本当によく寝てて……なんかかわいい……
そう思いながら少しの間青海くんの寝顔を見つめる。
5分ほどそのまま寝顔を眺めていたのだが……かわいそうだが仕方ない。
「青海くん、青海くん起きて?」
何度か声を掛けるが起きそうにない。
「青海くんっ!!」
少し強めに肩をゆする。
「んっ……んんっ!?」
ぼんやりと目を開けた青海くんは私に気づき、ハッとしたように起きる。
「んんっ……水野さん……」
「青海くん、そろそろ起きないと……ご飯食べる時間なくなっちゃうよ」
枕元の時計を見た青海くん。
「起こしてくれてありがとうっ、ちょっとだけ寝るつもりだったのに……」
そう言いながら目を擦る。
「パン焼いておくから、着替えて降りてきてね」
「うん、ありがとうっ」
青海くんは慌てたように起き上がり、着替え始めた。
私は寝起き姿の無防備な青海くんの姿を見てしまったことに少し動揺しながら、青海くんの部屋を出た。
数分後、着替え終えて顔を洗った青海くんが照れたように笑いながらキッチンにくる。
「水野さん本当ごめんね。助かったよ」
「ううん、そんなの全然いいよ。それよりパンになに塗る?ジャム?マーガリンがいい?」
「あ、オレ自分でやるよ。本当水野さんごめんねっ」
青海くんはわたしからパンを受け取り、マーガリンの容器を手に取った。
「透お前後ろ寝癖ついてるぞ」
コーヒーを飲んでいた真実が立ち上がり、青海くんの背後に回る。
「ううっ……変な寝方しちゃったから……」
そう言いながらパンを口にくわえて髪を直し始める。
「やってやるからメシ食ってろよ」
真実はどこか楽しそうに青海くんの世話を焼き始めた。
……賑やかになった食卓の空気になんだか癒される。
青海くんが戻ってきたなあと実感できた。
……なんて事ない日常が、嬉しかった。
学校終わりに青海くんとスーパーでお買い物をして帰る……そんな日が再び始まると思っていたんだけど……。
「水野さん、オレ明日から学校終わったらここのスーパーでバイトすることになったんだ。何か買うものとかあったら帰りに買って帰るから遠慮なく言って?」
学校帰りに通るスーパーの前で青海くんがそう言った。
「えっ、青海くん……もうアルバイトするの?身体良くなってきたばかりなのに……」
思わずそう言うと青海くんは苦笑する。
「まあ病院の先生も身体動かせって言うし、それに今のうちに色んなところで働いてみたいんだ。……お金も出来るだけ残したいし……」
「そうなんだ……無理しないでね?」
そう言うと青海くんはにっこり笑った。
「多少は無理しないと……どんな仕事が自分に向いてるのかもわからないしさ、もうそんなに時間もないし。来年の今頃にはもう……」
青海くんは遠い目をする。
……来年の今頃か……私達はどうしているのだろうか?
青海くんは就職をすると言っていた事を考えると確かにもうそんなに時間は無い。
「青海くんのバイトしてる所見にきてもいい?」
そう聞くと青海くんは照れたように笑った。
「ただエプロンしてるぐらいだよ?そんなに変わらないって」
「……それを見にきたいのっ……だめ?
」
「いいよ、おいでっ」
その一言に私は嬉しくなる。
★
その週から青海くんはそのスーパーで週に3日ほどアルバイトを始めた。
それだけでなく、さらに早朝の新聞配達のアルバイトも始めるそうだ。
深夜3時ごろに青海くんは起き出して新聞配達のアルバイトに向かう。
「透……大丈夫かよ。寒いからちゃんとマフラー着けてけよ」
真実は遅くまで起きていたらしく、青海くんのことを気にかけていた。
私もたまたまその時間に目が覚めたので玄関まで青海くんを送る。
「うん、ありがとう。真実もそろそろ寝たほうがいいよ。水野さんも起こしちゃってごめんね」
謝られてしまい、なんだか悪い事をしてしまった気分になるが、青海くんのことが心配だった。
こんな時間から働くなんて……体調を崩してしまいそうだ。
ましてや前日はスーパーのアルバイトを遅くまで手伝っていたのに……ちゃんと休めたのだろうか?
「まあ新聞配達は臨時のバイトだからそんなにないから大丈夫だよ」
そう言うと青海くんは手を振って走って行ってしまった。
「アイツあんまり顔色良くなかったな」
真実の一言に余計に心配になってしまう。
「青海くん……あんなに必死になってバイトして……本当に大丈夫なのかな……」
私たちは青海くんの背中が見えなくなるまで見送った。
★
5時前くらいに青海くんはバイトを終えて帰ってきたようだ。
階段を登ってくる足音に気づき、青海くんが無事に帰ってきたのだと安心して再び眠りにつく。
いつも青海くんが起きる時間になっても起きてこないので心配になって青海くんの部屋に行く。
ドアをノックするが返事はなかったので少しだけドアを開けて中を覗く。
……部屋は薄暗く、耳を澄ますと青海くんの寝息が聞こえてくる。
……疲れ果てて眠っているようだ。
そっと部屋のカーテンを開ける。
……ぐっすり寝てるなあ……出来る事なら寝かしておいてあげたいけど、今日は学校。おまけに青海くんは入院中学校を休んでしまっていたのであまり休むわけにはいかないだろう。
……でも本当によく寝てて……なんかかわいい……
そう思いながら少しの間青海くんの寝顔を見つめる。
5分ほどそのまま寝顔を眺めていたのだが……かわいそうだが仕方ない。
「青海くん、青海くん起きて?」
何度か声を掛けるが起きそうにない。
「青海くんっ!!」
少し強めに肩をゆする。
「んっ……んんっ!?」
ぼんやりと目を開けた青海くんは私に気づき、ハッとしたように起きる。
「んんっ……水野さん……」
「青海くん、そろそろ起きないと……ご飯食べる時間なくなっちゃうよ」
枕元の時計を見た青海くん。
「起こしてくれてありがとうっ、ちょっとだけ寝るつもりだったのに……」
そう言いながら目を擦る。
「パン焼いておくから、着替えて降りてきてね」
「うん、ありがとうっ」
青海くんは慌てたように起き上がり、着替え始めた。
私は寝起き姿の無防備な青海くんの姿を見てしまったことに少し動揺しながら、青海くんの部屋を出た。
数分後、着替え終えて顔を洗った青海くんが照れたように笑いながらキッチンにくる。
「水野さん本当ごめんね。助かったよ」
「ううん、そんなの全然いいよ。それよりパンになに塗る?ジャム?マーガリンがいい?」
「あ、オレ自分でやるよ。本当水野さんごめんねっ」
青海くんはわたしからパンを受け取り、マーガリンの容器を手に取った。
「透お前後ろ寝癖ついてるぞ」
コーヒーを飲んでいた真実が立ち上がり、青海くんの背後に回る。
「ううっ……変な寝方しちゃったから……」
そう言いながらパンを口にくわえて髪を直し始める。
「やってやるからメシ食ってろよ」
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……なんて事ない日常が、嬉しかった。
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そんな感じの健全なBLを緩く、短く出来ればいいなと思っています
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