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幸せな風邪ひき……
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すっごく……気持ちいいっ……
暖かくって、大好きな匂い……
ずっとこのままここに居たい……
ふわふわとした感覚……
時折胸の先に走る快感……
何か大事なものを抱きしめている……
それを優しく撫でて……
「……さん……」
透の声で目を覚ます。
目を開けると私の胸に顔を埋めながら透が眠っていた。
あれ、昨日私……
視界に入ったのは透の部屋だった。
ぼんやりとした意識の中昨日のことを思い出す。
昨日は透とエッチしようとして……真実が帰ってきてそれで……
お風呂に入った後透のベッドで寝落ちたようだ。
そういえば寝ている途中で真実に話しかけられたような記憶も微かに残っている。
『透のベッドなんだから半分開けろよ』
そう言われて、身体を動かした筈だ。
……透の部屋を見渡すが真実の姿はなかった。
他の部屋で眠ったのだろうか?
などと考えていたら透が再び寝言を呟く。
「……おかあさん……」
透はそう言い、私の胸に顔を埋める。
……透はずっと……誰にも甘えられなかったんだろうな……
……せめて夢の中でだけでも……
私は透の後頭部をそっと撫でる。
透のお母さんになら……なっても良かったかも……
そう思いながら透を撫でていた。
★
「泉……熱あるから、そのまま寝てな」
次に目を覚ますと既に透は起きていて、私の顔を覗き込んでいた。
「……透……」
声を出そうとしたら掠れた声が出た。
透は困ったような顔で微笑む。
「ごめんね、もっとオレが早く気づけば……」
私はなんとか首を振った。
あの雨の中傘もささずに出歩いたのは自分だ。
むしろ透に迷惑をかけてしまったし……
そう言うと透は困ったような顔で微笑む。
「でも、そんな気持ちにさせちゃったのはオレのせいだし……」
透は私の額に濡れたタオルを置いてくれた。
「今日は学校休むって、真実が連絡してくれたから気にしないで大丈夫だよ。オレが看病するから泉は安心して寝てて?何かして欲しい事があったらなんでも言ってね?」
何度か目を覚まし、その度に透は私の世話を焼いてくれた。
目を覚ますたびに透は私に微笑みかけてくれて、声を掛けてくれた。
薬を飲ませてもらい、ご飯も食べさせてもらい……
透がずっと一緒にいてくれて、とても幸せだ。
お昼ご飯を食べて薬を飲む。
「泉、何かあったら言ってね?オレここにいるから」
透は私の寝ているベッドの脇に座った。
「うん……ありがとう。それよりごめんね、透のベッド……使ってて……」
「構わないよ、なんかオレのベッドに泉が寝てるって……照れるかも」
そう言い透は笑う。
「私の方が……透の匂いがするベッド……落ち着くし……大好き……」
そう言い、毛布に顔を埋める。
……この透の匂いに包まれていると本当に落ち着くし、透に守られているような気がした。
「……泉……ゆっくり寝なよ……」
透はそういうと私を撫で、本を読み始めた。
また熱が上がり始めたのか、意識が朧げになっていく……
透の部屋に、時折透が本のページを捲る音が降り積もっていく……。
ゆっくりとした時の流れに、透の知識の断片が重なり連なっていくような……静かな時間だった。
その音を聞きながら、脆弱になる意識を手放して眠りへと落ちていった。
★
「……いずみ……タオル変えるからね……」
優しい、聴き慣れた声……そうしてひんやりとしたタオルが額に乗せられて、冷たくて気持ちがいい……
重たい瞼を開けると、目の前に透がいる。
「……おる……」
掠れた声が喉から外に漏れる。
透は私を見下ろし微笑んだ。
「泉……また少し熱が上がってるね。怠いと思うけど、怖がらないでいいよ。オレがずっとそばにいるから安心して?今真実が買い物に行ってくれてるから……少し水分摂ろうか」
透が起こしてくれたので、渡された飲み物を飲む。
……りんごジュースだった。
「んっ……おいしい……」
そう言うと透はホッとしたように微笑んだ。
「ついでに薬も飲んじゃおう?」
手渡された薬を水で流し込む。
「うん!偉いっ!!」
透がにっこり笑ってくれたのでなんだか嬉しくなった。
「透っ……大好き……」
声が掠れてしまい最後まで伝えられたかは分からなかったが、満足して再びベッドに横になる。
透は優しく毛布をかけ直してくれて、私の頭を撫でてくれた。
……透っ……やっぱり一緒にいられて嬉しい……
熱のせいで身体は怠かったが、とても幸せだった。
★
「泉……どうだ?」
「うん……熱は高いけど、一応安定……してるのかな……」
透と真実の低い声で目を覚ます。
目を開けると、二人が私を見下ろしていた。
真実が私の額に触れる。
ひんやりとした真実の手は気持ちがよかった。
「……これ以上熱が上がるようなら医者呼ぶか……とりあえず様子見だな。泉、気分はどうだ?」
「怠いだけ……大丈夫だよ」
そう答えると真実は微笑む。
「なんかあれば透か俺に言えよ。透はお前のそばにいるから。俺はリビングに居るからな」
「うん……ありがとう」
真実はふっと笑って私から手を離して透に話しかける。
「透、お前昼寝てないんだろ?寝ろよ?」
「んっ、別に大丈夫だよ。泉のこと気になって寝れそうもないし……困ったら起こすから真実も寝てて」
真実と透の声が少しの間聞こえていて、その声を聞いているうちに安心してしまい、再び眠りに落ちる。
身体は怠かった。
でも、大好きな人のそばにいられる安心感はとても幸せな気持ちにしてくれた。
……本当に……透に嫌われずに済んでよかった……
ホッとしながら透の匂いに包まれる。
……早く元気になって、また透と一緒にいたいな……
そう思った。
暖かくって、大好きな匂い……
ずっとこのままここに居たい……
ふわふわとした感覚……
時折胸の先に走る快感……
何か大事なものを抱きしめている……
それを優しく撫でて……
「……さん……」
透の声で目を覚ます。
目を開けると私の胸に顔を埋めながら透が眠っていた。
あれ、昨日私……
視界に入ったのは透の部屋だった。
ぼんやりとした意識の中昨日のことを思い出す。
昨日は透とエッチしようとして……真実が帰ってきてそれで……
お風呂に入った後透のベッドで寝落ちたようだ。
そういえば寝ている途中で真実に話しかけられたような記憶も微かに残っている。
『透のベッドなんだから半分開けろよ』
そう言われて、身体を動かした筈だ。
……透の部屋を見渡すが真実の姿はなかった。
他の部屋で眠ったのだろうか?
などと考えていたら透が再び寝言を呟く。
「……おかあさん……」
透はそう言い、私の胸に顔を埋める。
……透はずっと……誰にも甘えられなかったんだろうな……
……せめて夢の中でだけでも……
私は透の後頭部をそっと撫でる。
透のお母さんになら……なっても良かったかも……
そう思いながら透を撫でていた。
★
「泉……熱あるから、そのまま寝てな」
次に目を覚ますと既に透は起きていて、私の顔を覗き込んでいた。
「……透……」
声を出そうとしたら掠れた声が出た。
透は困ったような顔で微笑む。
「ごめんね、もっとオレが早く気づけば……」
私はなんとか首を振った。
あの雨の中傘もささずに出歩いたのは自分だ。
むしろ透に迷惑をかけてしまったし……
そう言うと透は困ったような顔で微笑む。
「でも、そんな気持ちにさせちゃったのはオレのせいだし……」
透は私の額に濡れたタオルを置いてくれた。
「今日は学校休むって、真実が連絡してくれたから気にしないで大丈夫だよ。オレが看病するから泉は安心して寝てて?何かして欲しい事があったらなんでも言ってね?」
何度か目を覚まし、その度に透は私の世話を焼いてくれた。
目を覚ますたびに透は私に微笑みかけてくれて、声を掛けてくれた。
薬を飲ませてもらい、ご飯も食べさせてもらい……
透がずっと一緒にいてくれて、とても幸せだ。
お昼ご飯を食べて薬を飲む。
「泉、何かあったら言ってね?オレここにいるから」
透は私の寝ているベッドの脇に座った。
「うん……ありがとう。それよりごめんね、透のベッド……使ってて……」
「構わないよ、なんかオレのベッドに泉が寝てるって……照れるかも」
そう言い透は笑う。
「私の方が……透の匂いがするベッド……落ち着くし……大好き……」
そう言い、毛布に顔を埋める。
……この透の匂いに包まれていると本当に落ち着くし、透に守られているような気がした。
「……泉……ゆっくり寝なよ……」
透はそういうと私を撫で、本を読み始めた。
また熱が上がり始めたのか、意識が朧げになっていく……
透の部屋に、時折透が本のページを捲る音が降り積もっていく……。
ゆっくりとした時の流れに、透の知識の断片が重なり連なっていくような……静かな時間だった。
その音を聞きながら、脆弱になる意識を手放して眠りへと落ちていった。
★
「……いずみ……タオル変えるからね……」
優しい、聴き慣れた声……そうしてひんやりとしたタオルが額に乗せられて、冷たくて気持ちがいい……
重たい瞼を開けると、目の前に透がいる。
「……おる……」
掠れた声が喉から外に漏れる。
透は私を見下ろし微笑んだ。
「泉……また少し熱が上がってるね。怠いと思うけど、怖がらないでいいよ。オレがずっとそばにいるから安心して?今真実が買い物に行ってくれてるから……少し水分摂ろうか」
透が起こしてくれたので、渡された飲み物を飲む。
……りんごジュースだった。
「んっ……おいしい……」
そう言うと透はホッとしたように微笑んだ。
「ついでに薬も飲んじゃおう?」
手渡された薬を水で流し込む。
「うん!偉いっ!!」
透がにっこり笑ってくれたのでなんだか嬉しくなった。
「透っ……大好き……」
声が掠れてしまい最後まで伝えられたかは分からなかったが、満足して再びベッドに横になる。
透は優しく毛布をかけ直してくれて、私の頭を撫でてくれた。
……透っ……やっぱり一緒にいられて嬉しい……
熱のせいで身体は怠かったが、とても幸せだった。
★
「泉……どうだ?」
「うん……熱は高いけど、一応安定……してるのかな……」
透と真実の低い声で目を覚ます。
目を開けると、二人が私を見下ろしていた。
真実が私の額に触れる。
ひんやりとした真実の手は気持ちがよかった。
「……これ以上熱が上がるようなら医者呼ぶか……とりあえず様子見だな。泉、気分はどうだ?」
「怠いだけ……大丈夫だよ」
そう答えると真実は微笑む。
「なんかあれば透か俺に言えよ。透はお前のそばにいるから。俺はリビングに居るからな」
「うん……ありがとう」
真実はふっと笑って私から手を離して透に話しかける。
「透、お前昼寝てないんだろ?寝ろよ?」
「んっ、別に大丈夫だよ。泉のこと気になって寝れそうもないし……困ったら起こすから真実も寝てて」
真実と透の声が少しの間聞こえていて、その声を聞いているうちに安心してしまい、再び眠りに落ちる。
身体は怠かった。
でも、大好きな人のそばにいられる安心感はとても幸せな気持ちにしてくれた。
……本当に……透に嫌われずに済んでよかった……
ホッとしながら透の匂いに包まれる。
……早く元気になって、また透と一緒にいたいな……
そう思った。
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******
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