森で出会った狼に懐かれたので一緒に暮らしていたら実は獣人だったらしい〜俺のハッピーもふもふライフ〜

実琴

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本編

11.もしかして

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突風と共に夜空を覆っていた雲が流れ、満月の灯りが雲間から差し込む。やがて月明かりが辺りを照らすと、男の襟足まで伸びた美しい銀髪が風に揺れ輝いた。まるで陶器のように滑らかで白い頬には魔獣のものと思われる返り血が飛び散っていた。それを拭う姿はどこか妖艶で、不意に交わった瞳の色にハッと息を呑む。

澄んだアクアマリンと月のように煌めく黄金の、左右で異なる瞳の色。あれは……そう、まるでシルバーの瞳と同じ色。吸い込まれるように見つめていると、それは瞬きの一瞬の間に髪と同じ銀色へと変化していた。

今の、見間違いか?
シルバーを求めるあまり目の錯覚でも起こしてしまったのだろうか。

信じられずに目を擦っていると、男がこちらへ近づいてきたのでハッと我に返る。どこの誰だか知らないが、助けてくれたのに礼も言わずに惚けているとはなんと礼儀知らずだろうか。

「あ、あの……ありが……」
「なんでこんな所にいる」

鋭く睨みつけてきた男に、思わず礼の言葉が尻すぼみに消えていく。

「え、」
「こんな時間に一人で森に入るなんて自殺行為だ。そんな当たり前のことは子供でも分かるだろうに、アンタはそれすら理解できない馬鹿なのか?」

冷たく言い放った男は大きな溜息を溢すと、言葉を失い立ち尽くす俺に背を向け歩きだした。

「死にたくなかったらさっさと家に帰れ」

スタスタと去っていく男の後ろ姿を呆然と見送る。しかし、そのあんまりな物言いに次第に怒りが湧き出してきた。

「おい!」

男を追いかけて肩を掴むと、煩わしそうに振り向いた。

「助けてくれたのは感謝してる。でも、俺にだって事情があるんだ。それも知らずに好き勝手言われる筋合いはない」
「じゃあ聞くけど、アンタ魔獣と戦った事すらないだろ」
「そっ、うだけど……でも、」
「そんな自分でどうにかする術もない癖に、生半可な覚悟で森を彷徨かれても迷惑だ」
「生半可な訳ねぇだろ!!!」

カッとなって思わず大声が出てしまった。
男の言ってることは言い方はアレだが正論だ。
でも、俺にだって譲れない思いがある。

「夜の森が危険なことも、俺が無力なこともそんなの百も承知だ。でも、俺の大事な家族が行方不明になってんのに家でじっとしてられる訳ねぇだろ!」
「………」
「大事なんだ。俺の命なんてどうでも良くなるくらい、何よりも大切な存在で。このまま何もしないで失うくらいなら、俺が死んだほうがずっとマシだ。……悪い、アンタに言ったってどうしようもないのにな。助けてくれてありがとう。でも次また同じことがあっても放っておいていいから」

男の肩から手を離してその場を離れようとしたが、不意に腕を掴まれて立ち止まる。

「離せよ、こっちは1秒でも惜し…」
「………はぁ、行方不明者の特徴は」
「え?」
「手伝ってやるって言ってんだよ。このまま見捨てて明日の朝死体で見つかっても後味悪いし」
「……え、い、いいのか?」
「アンタ一人で闇雲に探すより俺が探知(サーチ)した方が早い。分かったらさっさとその行方不明ってやつの特徴教えろ」
「……っありがとう!」

ぶっきらぼうな物言いだが、そんな些細な事は気にならないくらいその申し出は有り難いものだった。

「で、誰だ。親か?それとも兄弟か…」
「あ、いや探してるのは人間じゃないんだ。シルバーって名前の狼で……あ、狼って分かる?」
「…………は?」
「あぁ、やっぱり分かんないよな。狼っていうのは四つ足で、耳がこうピンと頭の上に立ってて、全身が銀色の毛で覆われてる……」
「ちょっと待て」
「なんだよ、まだ説明は途中……」
「狼のことは分かる。別に説明もいらない……ただ、アンタさっき家族って言ってなかったか?」

男が困惑したような顔で尋ねてきたが、言葉の意味が分からない。

「そうだよ、何かおかしい?」
「……血も繋がってないのに、それは家族って言えるのか?」
「家族になるのに血の繋がりとか種族なんてのは、一番どうでもいい事だよ。一緒に過ごした時間と築いた信頼関係が全てだろ。俺にとってはシルバーがたとえば狼じゃなくて、その正体が魔獣だろうと何だろうと大切な存在なことには変わらない。俺の大事な家族だ」

確かにこの世界には動物が存在しない故に、ペットという概念がないから同種族以外の存在を家族と呼ぶ感覚は理解できないのかもしれない。特に獣人なんかはその感覚が顕著で他種族と交わることに強い拒否感を示す者が大半だというから。

それでも知ってほしかった。
シルバーが俺にとって家族と同義の大切な存在であるということを。

そんな思いを吐き出すと、男が俯き口元を抑えてスッと視線を逸らした。

「……そう、か」
「あぁ。別に理解できなかったらそれでも構わないけど、そういう考え方もあるって知っておいてほしい。家族の形は一つじゃないって」
「………分かった。その、貶すつもりじゃなかった。ただ純粋な疑問で……でもその、言い訳がましいかもしれないがさっきは少し気が立っていて、聞き方が悪かったと思う………すまない」
「えっ!?い、いや……それは別に気にしてないけど」

あれ?なんか急に態度が柔らかくなった?
さっきまではピリピリとした威圧的なオーラが漂っていたのに、今じゃなんかちょっと落ち込んだ顔してる……ような。いや気のせいか?でもなんか俯き加減な男の頭にぺしょりと垂れ下がるケモ耳の幻覚が見えるような。そしてそんな姿がシルバーと重なって、それ以上強気になれないというかなんというか。

「って、こんな悠長に話してる場合じゃなかった!」

早くシルバーを探さないと。
慌てて走り出そうとして、また男に引き止められる。

「あーー待て。探してるのが狼なら、多分心配いらない」
「え、どういうこと?」
「明日の朝になれば帰ってくるから安心しろ」
「いや全然安心できねぇんだけど。なに、アンタなんか知ってんの?」
「知ってるというか……」

どうにも煮え切らない態度の男をジトっと目で問い詰めると、男は小さく溜息をついて口を開いた。

「あー、その……俺の知り合いに狼の獣人が居るんだが、狼の特性として満月になると獣の本能が顕著になって自分をコントロールできなくなる……と聞いたことがある。だから、その特性から考えるとアンタの家族だっていう狼も、自分自身をコントロールできなくなる予感がしたから今晩だけはアンタの元から離れたんじゃないか?」
「満月……」

確かに今日は満月が夜空を照らしているが、まさかそんなことが本当にあるのだろうか。俄には信じ難い話に戸惑いの目が隠せなかった。
男はそんな俺を見て肩を竦めると再び言い募ってきた。

「実際、獣人も満月の日はなるべく部屋に篭って誰にも会わないようにしてるから、その先祖たる狼もあり得ない話じゃない。それに狼は警戒心が強いから魔獣の気配にも敏感だし、そう簡単にやられるとも思えない。だから、アンタはもう家に帰って、待ってればいい」
「で、でも……」

理屈は分かった。
でも、それでも心配が拭えたかといえばそれは否だ。彼が述べた根拠は確かに可能性の高い話だろうけど、逆に言えばシルバーが無事じゃない可能性だって捨てきれない訳で。

思わず俯いた俺を見かねたのか、男はまたひとつ溜息を溢すと、ポンと俺の頭を撫でた。
突然のことに驚いて顔を上げると、男は目を閉じて周りの気配に感覚を研ぎ澄ませているようだった。

「……森の中でアンタを除いて魔獣のものとは違う生体反応がある。おそらくそれがアンタの家族の狼だろ。気の乱れも感じないし、多分怪我もしてないから安心しろ」
「は………ほ、本当か!?本当に……ッ」
「あぁ、もう心配しなくていい。だからアンタは家に戻ってソイツが帰ってくるのを待っててやれ」
「そうか……そうかぁ……」

安堵のあまり腰が抜けて地面に座り込んでしまった。やばい、なんかもうずっと張りつめてた糸が切れて泣きそう。

「おい、大丈夫か」
「あぁ、本当にありがとう。なんてお礼を言ったらいいか……」
「別に大した事はしてないから気にするな。とにかくこれでもう大丈夫だな。俺はもう行くから、アンタもまた魔獣に襲われる前に早く帰れよ」
「………あーーーー、うん、そのぉ……大変言いにくいのですが」
「……何」
「た、立てないかも……」

一瞬の沈黙の後、男は深い深い溜息を吐くと黙って俺に背を向けしゃがみ込んだ。そして俺の腕を引っ張ると背負って歩きだしてくれた。

「う……何から何まで面目ない」

男からの返事はなかったが、怒っているというよりかは呆れた顔をしていたので、ほっと胸を撫で下ろす。いや、迷惑かけといて何言ってんだって話だけど。

「なぁ、なんでアンタは森にいたんだ?」
「それを聞いてどうする」
「単純に気になって」
「……魔獣を狩ってた」
「もしかして討伐隊の人だったりする?」
「まぁ、そんな感じ」
「そっか、だから強かったんだなぁ。あ、今更だけど俺ケイトっていうんだ。アンタの名前は?」
「シ………ヴァルトだ」
「シヴァルト?」
「いや、ヴァルト」
「そっか、よろしくなヴァルト。あ、そうだ。ずっと気になってたんだけどさ………ヴァルトってもしかして」
「……っ」

ゴクリ。
ヴァルトの喉が小さく鳴った。

「もしかして、狼について詳しかったりする?」
「……………は?」
「いや俺さ、狼と暮らすの初めてで狼の生態とかそういうの全然詳しくないから、シルバーのことちゃんと分かってやれないのがもどかしくて。今の人って狼どころか動物のこともよく知らない人達ばっかりだろ?さっきも狼獣人の知り合いいるって言ってたし、だからもし狼について詳しいなら色々相談に乗って欲しくて」
「相談」
「うん、たまにでいいんだ!討伐のついでに寄るとかそういうのでも全然いいから!お礼も勿論するからさ、この通り!」
「……まぁ、たまにでよければ」
「本当か!?ありがとうヴァルト!」
「言っとくが、俺もそんなに詳しい訳じゃないからあんまり期待はしないでくれ」
「それは勿論!でもヴァルトに聞いてもらえると思うと心強いよ。これからよろしくな」
「……あぁ」

そんな会話をしていると、気付けばあっという間に我が家に到着した。ヴァルトの背中から降りると少しだけフラついたが問題なく自立できた。そしてヴァルトに向き合って改めて礼を言う。

「本当にありがとう。これからまた森に戻るのか?」
「あぁ」
「そっか。ヴァルトくらいの強さなら心配いらないかもしれないけど、気を付けてな」
「あぁ」
「いつでも遊びに来てくれよな。その時はシルバーのことも紹介するから」
「……まぁ、タイミングが合えばな」
「おう!」

それじゃあおやすみ。
ヴァルトの背中を見送り、数時間ぶりに帰ってきた家の中には、やはりまだシルバーの姿はない。でも、ヴァルトのおかげで不安でたまらなかった心が今は落ち着いている。

帰ってきたら真っ先に抱きしめてやろう。
それから、帰ってこなかったことを叱って、もう二度と勝手に居なくならないことを約束させよう。シルバーは賢い狼だから多分俺の言うことも理解してくれるだろうし。
それから、それから……。

シルバーの事を考えているうちに、段々瞼が重くなっていく。いや、ダメだ。シルバーが帰ってくるまで起きて待っていたいのに。でもそんな俺の意思に逆らって容赦なく眠気が襲ってくる。それでも諦め切れない俺は、もう一度外に出ると玄関に背を預け、膝を抱えて庭先を見つめた。

ここならシルバーが帰ってきたら真っ先に気付けるよな。だからちょっとだけ、ちょっとだけ眠らせてほしい。

瞼が完全に落ちる寸前、そういえばヴァルトはなんで俺の家の場所を知っていたのだろうと疑問が湧き出たが、そんな俺の思考は闇に塗り潰されて有耶無耶になってしまった。
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