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3,お風呂場
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時計を見ると、午後六時だった。一時間程性行為をしていたことになる。
そろそろ帰るべきだろう。服を着るなどの身支度をしようとすると、白石さんが声を掛ける。
「ねえ。女の子の匂いつけて家に帰るの?」
「……まあ、家に帰ったら速攻で風呂に入るつもりだけど」
「それなんだけどさ……」
白石さんは照れながら言う。
「家でお風呂入ってかない? 汗だくだし気持ち悪い感覚でしょ」
「……いいの?」
「いいから」
それ以上僕に言葉を続けさせたくないのだろう。
白石さんはさっさと僕の手を引き、部屋を出て階段を降りて、脱衣所まで誘う。
「ここがお風呂場。私は外に出てるから、入っちゃって」
「う、うん」
白石さんは脱衣所を出て行く。
クラスメイトの女子の家の浴室を借りることになるなんて、想定外だった。
まあ、汗やらいろんな液体を洗い流すには丁度良い。
僕は服を脱ぐと、丁寧に畳んだそれを洗濯籠に置いて浴室に入る。
浴槽には湯が既に張られていた。そこに白石さんが浸かっている様子を思い描いてみると、なんだか恥ずかしい気分になる。
さて。
僕はシャワーをまず浴び、汗や精液を洗い流すことにした。
身体を摩ると、ぬめぬめとした感触が指先に纏わりつく。
主に股間を洗い流していると、背後の出入り口が唐突に開いた。
思わず背後を振り返る。
湯煙の中に、その人はいた。
「え……白石さん……」
そこに立っていたのは、白石碧その人だった。
一糸も身につけぬ完全な全裸で、僕のすぐ傍まで近づいてくる。
顔は真っ赤。
人が先に入浴していたのに入ってくるのを無礼とか考える余裕は無かった。
そのすらりとした、無駄な脂肪など付いていないスレンダーで曲線美を帯びた裸体。
シミや傷などどこにも無い、霜雪を思わせるきめ細かい肌。
浮き出た肋骨の上には恵まれた乳房が膨らんでいて、その中央には木苺を思わせる乳首がほんのりと色付いている。
「倉部くん……」
僕、入ってますけど。
そう言いたかったけど、頭が冷静じゃなかった。
肉体関係など結んでおいて今更だけど、裸の男女が出くわすなどという状況に唐突になったら流石にパニックにもなる。
「どう……したんですか?」
そう口に出すのが関の山。
気の利いた言葉なんて思い浮かばない。
「……私も身体がベトベトして気持ち悪いから……。
若干目を逸らしながら白石さんは言う。
いや、そうじゃなくて、何で僕が入っているところに来たの。
「ぼ、僕もう出るから……」
そう言ってプラスチック製の椅子から立ち上がり、彼女の脇をすり抜けて浴室から出ようとする。
けどそれは阻まれた。
横を通った僕の腕を彼女が掴み、引き止めてくる。
白石さんの手、震えている。
「一緒……一緒に入りたい」
「いや、でも……」
「セックスの関係じゃないから、いいでしょ……?」
確かにそうだけど、色々問題があると思う。
でもそれを指摘して彼女との時間を中断するほど聖人でないことを自覚しつつ、僕は浴室へと戻った。
***
身体を流し、浴槽に浸かる。
高校生二人が入ると流石に狭かったけど、なんとか入れる範囲ではあった。
僕は彼女の向かい側で身体をちぢこませて体育座りになる。
白石さんも同じ姿勢で浴槽に腰を下ろし、僕に向かい合っていた。
相変わらず僕の愚息は硬直し、目の前の女子に入りたがっている。
その様子を白石さんに見られるのは、流石に恥ずかしかった。
「……」
「……」
静かだった。
会話も無く、お互いが身体を少し動かした時にたつ波の音だけが場の全てだった。
彼女も僕も、胸から下がお湯に沈んでいて、ゆったりとした反射の向こう側に色々見えてはいけないものが見えてしまっていた。
耳が痛くなるほどの沈黙。それを先に破ったのは、白石さんの方だった。
「……迷惑だったかな……一緒にお風呂入るなんて」
「いや……びっくりしたけど、悪い気分じゃないです」
「風紀委員がこんなことしてるなんて、最悪ですよね」
「そんなことは無いですよ。単なる肩書きだし。というか、元を辿れば僕がセックスしようとか提案してたわけだし」
「でも、あんなアカウントを作ったのは私。……私、寂しかったんだ」
「寂しかった?」
「両親もあんまり家に帰って来ないし、生徒から疎まれやすい立場と性格してるし……疎外感を感じていた」
「だからあんな裏垢作ってたんですか?」
「まあ、そんなところ。……『私はここにいるんだ』ってことを、主張したかった」
そういう白石さんの表情はどこか寂しげで、湯を吐き出す水面を見つめている。
「下着や身体を晒していると、ちやほやしてくれるリプライが付いてくれた。正直、ちょっと嬉しかった。私も必要とされているんだって」
「本当の意味で必要とはされていないと思います」
「うん。それは分かっている。でも、他人とのズレを感じていた私には、一番それが手っ取り早い、世間と自身の合致のしかただったんだ」
「……僕がセックスして欲しいって言った時、嫌だった?」
その質問に、白石さんはううんと首を横に振る。
「嫌っていうよりかは、私にそういう魅力があるんだなってはっきりと実感できた」
「……なんか、悲しい話だね」
彼女は頭脳も容姿も高水準なのに。性格だって、本当は優しいのに。
自分を肯定できる手段が、自分の身体しか思いつかなかったなんて、悲しい話だった。
「売春とかは考えてなかったけどね……まあ、君に美味しく頂かれちゃったわけだけど……。やってみてセックスって、気持ちいいなって思った」
「……」
「恋人になって欲しいって頼んでくれたよね。条件があるけど、いい?」
「え、なってくれるの?」
「……約束をしてくれたら」
「聞きますよ」
彼女の提示した条件はこうだった。
①この関係のことは絶対に周囲には秘密にする。
②ちゃんと避妊はすること。
③セフレではないこと。
④もう一度言うけど、本当にセフレではないこと。
「……え?」
「……セックスはしてもいいけど……セフレって意識は抵抗ある」
「セックスするのは許可するんですか?」
「……だって……倉部くんとやったの、気持ちよかったし……」
「……淫乱ですね」
「でも、妊娠は本当に困るから、ちゃんと避妊はしてねっ?」
「生、興味無いんですか?」
「最悪なこと聞くね……倉部くん。……興味無いといったら嘘になるけど」
「ここでやります?」
「女子の家の浴室で精液が見つかるなんて本当に洒落にならないから、駄目」
「残念」
興味はあったけど、まあ仕方ない。
「大丈夫ですよ。僕も困るから誰にも言わないし、避妊しますから」
「ありがと。……じゃあ、これからよろしくお願いします。倉部くん」
「よろしくお願いします。白石さん」
カップル成立。
白石さんは軽く微笑むと、僕の指に自分の指を絡めてきた。
そろそろ帰るべきだろう。服を着るなどの身支度をしようとすると、白石さんが声を掛ける。
「ねえ。女の子の匂いつけて家に帰るの?」
「……まあ、家に帰ったら速攻で風呂に入るつもりだけど」
「それなんだけどさ……」
白石さんは照れながら言う。
「家でお風呂入ってかない? 汗だくだし気持ち悪い感覚でしょ」
「……いいの?」
「いいから」
それ以上僕に言葉を続けさせたくないのだろう。
白石さんはさっさと僕の手を引き、部屋を出て階段を降りて、脱衣所まで誘う。
「ここがお風呂場。私は外に出てるから、入っちゃって」
「う、うん」
白石さんは脱衣所を出て行く。
クラスメイトの女子の家の浴室を借りることになるなんて、想定外だった。
まあ、汗やらいろんな液体を洗い流すには丁度良い。
僕は服を脱ぐと、丁寧に畳んだそれを洗濯籠に置いて浴室に入る。
浴槽には湯が既に張られていた。そこに白石さんが浸かっている様子を思い描いてみると、なんだか恥ずかしい気分になる。
さて。
僕はシャワーをまず浴び、汗や精液を洗い流すことにした。
身体を摩ると、ぬめぬめとした感触が指先に纏わりつく。
主に股間を洗い流していると、背後の出入り口が唐突に開いた。
思わず背後を振り返る。
湯煙の中に、その人はいた。
「え……白石さん……」
そこに立っていたのは、白石碧その人だった。
一糸も身につけぬ完全な全裸で、僕のすぐ傍まで近づいてくる。
顔は真っ赤。
人が先に入浴していたのに入ってくるのを無礼とか考える余裕は無かった。
そのすらりとした、無駄な脂肪など付いていないスレンダーで曲線美を帯びた裸体。
シミや傷などどこにも無い、霜雪を思わせるきめ細かい肌。
浮き出た肋骨の上には恵まれた乳房が膨らんでいて、その中央には木苺を思わせる乳首がほんのりと色付いている。
「倉部くん……」
僕、入ってますけど。
そう言いたかったけど、頭が冷静じゃなかった。
肉体関係など結んでおいて今更だけど、裸の男女が出くわすなどという状況に唐突になったら流石にパニックにもなる。
「どう……したんですか?」
そう口に出すのが関の山。
気の利いた言葉なんて思い浮かばない。
「……私も身体がベトベトして気持ち悪いから……。
若干目を逸らしながら白石さんは言う。
いや、そうじゃなくて、何で僕が入っているところに来たの。
「ぼ、僕もう出るから……」
そう言ってプラスチック製の椅子から立ち上がり、彼女の脇をすり抜けて浴室から出ようとする。
けどそれは阻まれた。
横を通った僕の腕を彼女が掴み、引き止めてくる。
白石さんの手、震えている。
「一緒……一緒に入りたい」
「いや、でも……」
「セックスの関係じゃないから、いいでしょ……?」
確かにそうだけど、色々問題があると思う。
でもそれを指摘して彼女との時間を中断するほど聖人でないことを自覚しつつ、僕は浴室へと戻った。
***
身体を流し、浴槽に浸かる。
高校生二人が入ると流石に狭かったけど、なんとか入れる範囲ではあった。
僕は彼女の向かい側で身体をちぢこませて体育座りになる。
白石さんも同じ姿勢で浴槽に腰を下ろし、僕に向かい合っていた。
相変わらず僕の愚息は硬直し、目の前の女子に入りたがっている。
その様子を白石さんに見られるのは、流石に恥ずかしかった。
「……」
「……」
静かだった。
会話も無く、お互いが身体を少し動かした時にたつ波の音だけが場の全てだった。
彼女も僕も、胸から下がお湯に沈んでいて、ゆったりとした反射の向こう側に色々見えてはいけないものが見えてしまっていた。
耳が痛くなるほどの沈黙。それを先に破ったのは、白石さんの方だった。
「……迷惑だったかな……一緒にお風呂入るなんて」
「いや……びっくりしたけど、悪い気分じゃないです」
「風紀委員がこんなことしてるなんて、最悪ですよね」
「そんなことは無いですよ。単なる肩書きだし。というか、元を辿れば僕がセックスしようとか提案してたわけだし」
「でも、あんなアカウントを作ったのは私。……私、寂しかったんだ」
「寂しかった?」
「両親もあんまり家に帰って来ないし、生徒から疎まれやすい立場と性格してるし……疎外感を感じていた」
「だからあんな裏垢作ってたんですか?」
「まあ、そんなところ。……『私はここにいるんだ』ってことを、主張したかった」
そういう白石さんの表情はどこか寂しげで、湯を吐き出す水面を見つめている。
「下着や身体を晒していると、ちやほやしてくれるリプライが付いてくれた。正直、ちょっと嬉しかった。私も必要とされているんだって」
「本当の意味で必要とはされていないと思います」
「うん。それは分かっている。でも、他人とのズレを感じていた私には、一番それが手っ取り早い、世間と自身の合致のしかただったんだ」
「……僕がセックスして欲しいって言った時、嫌だった?」
その質問に、白石さんはううんと首を横に振る。
「嫌っていうよりかは、私にそういう魅力があるんだなってはっきりと実感できた」
「……なんか、悲しい話だね」
彼女は頭脳も容姿も高水準なのに。性格だって、本当は優しいのに。
自分を肯定できる手段が、自分の身体しか思いつかなかったなんて、悲しい話だった。
「売春とかは考えてなかったけどね……まあ、君に美味しく頂かれちゃったわけだけど……。やってみてセックスって、気持ちいいなって思った」
「……」
「恋人になって欲しいって頼んでくれたよね。条件があるけど、いい?」
「え、なってくれるの?」
「……約束をしてくれたら」
「聞きますよ」
彼女の提示した条件はこうだった。
①この関係のことは絶対に周囲には秘密にする。
②ちゃんと避妊はすること。
③セフレではないこと。
④もう一度言うけど、本当にセフレではないこと。
「……え?」
「……セックスはしてもいいけど……セフレって意識は抵抗ある」
「セックスするのは許可するんですか?」
「……だって……倉部くんとやったの、気持ちよかったし……」
「……淫乱ですね」
「でも、妊娠は本当に困るから、ちゃんと避妊はしてねっ?」
「生、興味無いんですか?」
「最悪なこと聞くね……倉部くん。……興味無いといったら嘘になるけど」
「ここでやります?」
「女子の家の浴室で精液が見つかるなんて本当に洒落にならないから、駄目」
「残念」
興味はあったけど、まあ仕方ない。
「大丈夫ですよ。僕も困るから誰にも言わないし、避妊しますから」
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