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混乱とクリスの答え
それは、セルシティからの無茶振りでした
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驚くクリスとルドを置いて、セルシティが淡々と説明をする。
「我が国は、神の加護が必要な魔法を多く使っていた。そのため現在、使える魔法は少なくなり戦力がかなり低下している。そのような状況下で戦になれば、どうなる?」
「わが軍が負けるとでも言うのか!?」
怒鳴るクラウディウスの横腹にコンスタンティヌスが容赦なく肘を突き刺す。クラウディウスが呻き声を上げながら崩れ落ちた。
コンスタンティヌスはクラウディウスを華麗に無視して話を進める。
「勝っても負けても我が国の疲弊は免れない、と言いたいのか?」
「そう。そして、そのような状況で国内の奴隷が一斉蜂起をしたら? それを押さえる力は残っているか?」
「それこそ杞憂だ。なんのために奴隷に首輪を付けている? もし、そのようなことが起きれば、奴隷に付けている首輪を使えばいい。奴隷は首輪に全ての魔力を吸い取られ、そのまま息絶える」
悠然とした態度で話すコンスタンティヌスにクリスが奥歯を噛んで堪える。これが、この国での奴隷の扱い方。同じ命という認識はない。
セルシティが淡々と訊ねる。
「その後は、どうするのだ?」
「その後?」
「奴隷が全員いなくなれば、今まで奴隷がしていた仕事は誰がするのだ?」
「また奴隷を連れてくればいいだろう」
「どこで反乱が起きるか分からない状況下で、どこから新しい奴隷を連れてくる? 連れてくるまでに、どれだけの時間がかかる? その間はどうする? 農業から物流、果ては家事まで、どれだけのことを奴隷がしている? それを代わりに誰がするのだ? 同じことが出来る人材がこの国にいるか?」
「な、ならば奴隷が死なない程度に魔力を吸収すれば……」
「そんな器用な設定が出来るのか? 今も奴隷から魔力を吸収しているが、この量が限界だ。少しでも増やせば、魔力の保有量が少ない奴隷から死んでいく」
コンスタンティヌスが黙る。セルシティは力強く結論を言った。
「だから、今のうちに奴隷を国が買い取り、奴隷制度をなくす」
「それだと労働力が足りなくなると、おまえが説明したばかりではないか」
「そう。そこで、元奴隷を国が貸し出す」
「貸し出す? どういうことだ?」
クリスの質問に、セルシティが頷く。
「労働力が必要な者は国に金を払い、元奴隷を一定期間、国から借りる」
「だが、それだと今と変わらないだろ」
「いや、違う。元奴隷を借りるために払われた金は全額、元奴隷に渡す」
「は!?」
驚くコンスタンティヌスに対してクリスが頷く。
「そういうことか。元奴隷は働けば金がもらえる。だが、一斉蜂起をすれば仕事がなくなり、金が稼げなくなる」
「そういうことだ。奴隷ではないから、どこへ行くのも自由だが、仕事はすぐに見つからないだろう。それなら、今までしていたことを賃金をもらう仕事にすれば生活に困らない」
「いや、それでは一斉蜂起した時の解決にならないだろ」
「そもそも、なぜ一斉蜂起する?」
「そ、それは……」
「現状に不満があるからだろう? ならば、不満がない状態にすればいい。元奴隷の貸し出し主は国だ。もし、貸出先で不当な扱いを受ければ、国に直訴できるようにする。その直訴内容によっては、借主を罰することも出来るようにする」
コンスタンティヌスが唸るように声を出した。
「そ、そもそも奴隷の買い取りなど、民から不満が出る。命令とはいえ、素直に応じまい」
「分かっている。だから、最初は奴隷を買い取らず、強制的に徴収する、と命令する」
「なっ!? それこそ不満どころか、内部から反乱が起きるぞ!」
「そこで妥協したとみせかけ買い取り案を出す」
クリスが頷く。
「タダで奪われるところだったのを金と交換となれば、不満は小さくなるな」
「一度命令した内容を民に合わせて変更するなど、現帝の威厳に関わる!」
「こちらの目的を達成するための手段だ。威厳など、あとで取り返せばいい。それと、早く奴隷を差し出した者は当面の間の税を軽くする」
「なっ!? それでは、国の収入が減るではないか! そもそも、奴隷を買い取る金はどうする? 貸し出し料を奴隷に渡すなら国は損しかない!」
「しばらく国庫は空になるが、他の方法で取り返す。まずは、国主体でケリーマ王国と本格的に貿易を開始し、新しい収入源にする。あと、農産物、畜産、鉱物の産出量を上げ、収入を増やす」
「どうやって産出量を上げるのだ!? 奴隷がいなくなり、労働力は減るのだぞ!」
セルシティがクリスに微笑む。
「協力してくれるな?」
「専門家を派遣する」
クリスが渋々頷く。クラウディウスが噛みついた。
「どういうことだ!? 分かるように説明しろ!」
「シェットランド領は知識の塊でもある。少ない労働力で今より格段に産出量を上げる方法を知っている」
「そんな方法があるなら、何故いままで黙っていた!」
クリスがクラウディウスを睨む。
「金髪、緑目の姿を見ただけで邪険にしていたのは、どこのどいつだ? “神に棄てられた一族”は災いをもたらす、と話も聞かなかったのは?」
「ぐっ……」
「専門家を派遣するが、もし誹謗中傷や傷害が起きた場合は即引き上げさせるからな」
「そのようなことにならないよう護衛を付ける」
セルシティが右手を軽くあげる。すると、セルシティの背後で控えていた騎士の一人が書類の束をドンッと円卓の上に置いた。
「奴隷の徴収命令から、買い取り案への変更のシナリオ。奴隷の貸し出しの流れや金額などの原案だ。それにともなった法の改正案もある」
書類の山に全員の視線が集まる。セルシティが話を進めていく。
「あとは、占領した地方についてだ。たぶん、ほとんどの地域が独立のために戦をしかけてくるだろう」
「それこそ我が国の武力で!」
意気揚々と力説しようとしたクラウディウスの顔面をコンスタンティヌスが裏拳で叩き潰す。もろにくらったクラウディウスは鼻血を出しながら円卓に沈んだ。
コンスタンティヌスがセルシティに続きを促す。
「どうするつもりだ?」
「占領した地方すべてと、話し合いをする」
「話し合い?」
「あぁ。独立をするか、今のまま我が国の一部となるか」
「それだと我が国の領土が減るではないか」
「そもそも広すぎる。管理しきれないのであれば、削るのも手であろう」
思わぬ提案にコンスタンティヌスが唸る。
「確かに広大すぎて放置に近い状態の地方もある。だが、独立したら困る地域もある」
「魔宝石の産地や農業地など、独立して困る地域は、好条件で我が国に残るように交渉すればいい」
「それだと、どこまで譲歩するかが難しい……」
セルシティが話を遮るように左手をあげる。すると、控えていたもう一人の騎士が先ほどより大量の書類の束を円卓の上に置いた。
「各地方の交渉内容をまとめた。どこまで譲歩すれば、独立を認めるか、場合によっては力づくでの支配となるのか。その指標を地域ごとに書き出した」
「こ、この短期間でまとめたのか?」
「さすがに少し骨が折れたがな」
軽く肩を回しながら答えるセルシティに全員がドン引く。
「情勢はどんどん変わっていく。しばらくは市井の動きを把握するため、そちらに人員を割きたい。特に奴隷たちと、この混乱を利用して反乱しようとしている者たちの監視に」
「……わかった。奴隷と地方の対処については、この案を読んでから決める」
コンスタンティヌスが唸るように言いながら沈む。
「明後日の晩餐会までに決めてくれ」
「はっ!?」
「早ければ早いほどいい。神の加護が必要な魔法が使えなくなったことが半信半疑である間に動く」
「だからと言って……」
「それと、これは時間稼ぎでもある。こちらが先手を打って手綱を握っているうちに、神の加護が必要ない魔法を浸透させ、国内の体制を整える。間に合わなければ、我が国は他国に喰われる」
顔をこわばらせるコンスタンティヌスを置いて、セルシティがクリスの方を向いた。
「あと、クリスティにも協力を願いたい」
「なんだ?」
「これを機に女性の地位向上、待遇改善をしていく」
「……どういうことだ?」
「我が国では女の身分は低く、外で働くこともできない。だが、ケリーマ王国では男女が平等に同じ仕事をしている。同じ状況になれば奴隷を開放して労働力が減っても、補うことができるはずだ」
「それならば私より、現帝の姉や、ベレンに協力してもらったほうがいい。現帝の姉は裏でかなりの働きをしてきた。それを表に出すだけでも違うし、見本にもなる」
「もちろん、そのつもりだ。だが、それだけでは足りない」
クリスが胸の前で腕を組む。
「なにをさせるつもりだ?」
「魔法騎士団の団長になってほしい」
「「「「「「はぁ!?」」」」」」
これには黙って聞いていた現帝も驚きの声を上げた。
「我が国は、神の加護が必要な魔法を多く使っていた。そのため現在、使える魔法は少なくなり戦力がかなり低下している。そのような状況下で戦になれば、どうなる?」
「わが軍が負けるとでも言うのか!?」
怒鳴るクラウディウスの横腹にコンスタンティヌスが容赦なく肘を突き刺す。クラウディウスが呻き声を上げながら崩れ落ちた。
コンスタンティヌスはクラウディウスを華麗に無視して話を進める。
「勝っても負けても我が国の疲弊は免れない、と言いたいのか?」
「そう。そして、そのような状況で国内の奴隷が一斉蜂起をしたら? それを押さえる力は残っているか?」
「それこそ杞憂だ。なんのために奴隷に首輪を付けている? もし、そのようなことが起きれば、奴隷に付けている首輪を使えばいい。奴隷は首輪に全ての魔力を吸い取られ、そのまま息絶える」
悠然とした態度で話すコンスタンティヌスにクリスが奥歯を噛んで堪える。これが、この国での奴隷の扱い方。同じ命という認識はない。
セルシティが淡々と訊ねる。
「その後は、どうするのだ?」
「その後?」
「奴隷が全員いなくなれば、今まで奴隷がしていた仕事は誰がするのだ?」
「また奴隷を連れてくればいいだろう」
「どこで反乱が起きるか分からない状況下で、どこから新しい奴隷を連れてくる? 連れてくるまでに、どれだけの時間がかかる? その間はどうする? 農業から物流、果ては家事まで、どれだけのことを奴隷がしている? それを代わりに誰がするのだ? 同じことが出来る人材がこの国にいるか?」
「な、ならば奴隷が死なない程度に魔力を吸収すれば……」
「そんな器用な設定が出来るのか? 今も奴隷から魔力を吸収しているが、この量が限界だ。少しでも増やせば、魔力の保有量が少ない奴隷から死んでいく」
コンスタンティヌスが黙る。セルシティは力強く結論を言った。
「だから、今のうちに奴隷を国が買い取り、奴隷制度をなくす」
「それだと労働力が足りなくなると、おまえが説明したばかりではないか」
「そう。そこで、元奴隷を国が貸し出す」
「貸し出す? どういうことだ?」
クリスの質問に、セルシティが頷く。
「労働力が必要な者は国に金を払い、元奴隷を一定期間、国から借りる」
「だが、それだと今と変わらないだろ」
「いや、違う。元奴隷を借りるために払われた金は全額、元奴隷に渡す」
「は!?」
驚くコンスタンティヌスに対してクリスが頷く。
「そういうことか。元奴隷は働けば金がもらえる。だが、一斉蜂起をすれば仕事がなくなり、金が稼げなくなる」
「そういうことだ。奴隷ではないから、どこへ行くのも自由だが、仕事はすぐに見つからないだろう。それなら、今までしていたことを賃金をもらう仕事にすれば生活に困らない」
「いや、それでは一斉蜂起した時の解決にならないだろ」
「そもそも、なぜ一斉蜂起する?」
「そ、それは……」
「現状に不満があるからだろう? ならば、不満がない状態にすればいい。元奴隷の貸し出し主は国だ。もし、貸出先で不当な扱いを受ければ、国に直訴できるようにする。その直訴内容によっては、借主を罰することも出来るようにする」
コンスタンティヌスが唸るように声を出した。
「そ、そもそも奴隷の買い取りなど、民から不満が出る。命令とはいえ、素直に応じまい」
「分かっている。だから、最初は奴隷を買い取らず、強制的に徴収する、と命令する」
「なっ!? それこそ不満どころか、内部から反乱が起きるぞ!」
「そこで妥協したとみせかけ買い取り案を出す」
クリスが頷く。
「タダで奪われるところだったのを金と交換となれば、不満は小さくなるな」
「一度命令した内容を民に合わせて変更するなど、現帝の威厳に関わる!」
「こちらの目的を達成するための手段だ。威厳など、あとで取り返せばいい。それと、早く奴隷を差し出した者は当面の間の税を軽くする」
「なっ!? それでは、国の収入が減るではないか! そもそも、奴隷を買い取る金はどうする? 貸し出し料を奴隷に渡すなら国は損しかない!」
「しばらく国庫は空になるが、他の方法で取り返す。まずは、国主体でケリーマ王国と本格的に貿易を開始し、新しい収入源にする。あと、農産物、畜産、鉱物の産出量を上げ、収入を増やす」
「どうやって産出量を上げるのだ!? 奴隷がいなくなり、労働力は減るのだぞ!」
セルシティがクリスに微笑む。
「協力してくれるな?」
「専門家を派遣する」
クリスが渋々頷く。クラウディウスが噛みついた。
「どういうことだ!? 分かるように説明しろ!」
「シェットランド領は知識の塊でもある。少ない労働力で今より格段に産出量を上げる方法を知っている」
「そんな方法があるなら、何故いままで黙っていた!」
クリスがクラウディウスを睨む。
「金髪、緑目の姿を見ただけで邪険にしていたのは、どこのどいつだ? “神に棄てられた一族”は災いをもたらす、と話も聞かなかったのは?」
「ぐっ……」
「専門家を派遣するが、もし誹謗中傷や傷害が起きた場合は即引き上げさせるからな」
「そのようなことにならないよう護衛を付ける」
セルシティが右手を軽くあげる。すると、セルシティの背後で控えていた騎士の一人が書類の束をドンッと円卓の上に置いた。
「奴隷の徴収命令から、買い取り案への変更のシナリオ。奴隷の貸し出しの流れや金額などの原案だ。それにともなった法の改正案もある」
書類の山に全員の視線が集まる。セルシティが話を進めていく。
「あとは、占領した地方についてだ。たぶん、ほとんどの地域が独立のために戦をしかけてくるだろう」
「それこそ我が国の武力で!」
意気揚々と力説しようとしたクラウディウスの顔面をコンスタンティヌスが裏拳で叩き潰す。もろにくらったクラウディウスは鼻血を出しながら円卓に沈んだ。
コンスタンティヌスがセルシティに続きを促す。
「どうするつもりだ?」
「占領した地方すべてと、話し合いをする」
「話し合い?」
「あぁ。独立をするか、今のまま我が国の一部となるか」
「それだと我が国の領土が減るではないか」
「そもそも広すぎる。管理しきれないのであれば、削るのも手であろう」
思わぬ提案にコンスタンティヌスが唸る。
「確かに広大すぎて放置に近い状態の地方もある。だが、独立したら困る地域もある」
「魔宝石の産地や農業地など、独立して困る地域は、好条件で我が国に残るように交渉すればいい」
「それだと、どこまで譲歩するかが難しい……」
セルシティが話を遮るように左手をあげる。すると、控えていたもう一人の騎士が先ほどより大量の書類の束を円卓の上に置いた。
「各地方の交渉内容をまとめた。どこまで譲歩すれば、独立を認めるか、場合によっては力づくでの支配となるのか。その指標を地域ごとに書き出した」
「こ、この短期間でまとめたのか?」
「さすがに少し骨が折れたがな」
軽く肩を回しながら答えるセルシティに全員がドン引く。
「情勢はどんどん変わっていく。しばらくは市井の動きを把握するため、そちらに人員を割きたい。特に奴隷たちと、この混乱を利用して反乱しようとしている者たちの監視に」
「……わかった。奴隷と地方の対処については、この案を読んでから決める」
コンスタンティヌスが唸るように言いながら沈む。
「明後日の晩餐会までに決めてくれ」
「はっ!?」
「早ければ早いほどいい。神の加護が必要な魔法が使えなくなったことが半信半疑である間に動く」
「だからと言って……」
「それと、これは時間稼ぎでもある。こちらが先手を打って手綱を握っているうちに、神の加護が必要ない魔法を浸透させ、国内の体制を整える。間に合わなければ、我が国は他国に喰われる」
顔をこわばらせるコンスタンティヌスを置いて、セルシティがクリスの方を向いた。
「あと、クリスティにも協力を願いたい」
「なんだ?」
「これを機に女性の地位向上、待遇改善をしていく」
「……どういうことだ?」
「我が国では女の身分は低く、外で働くこともできない。だが、ケリーマ王国では男女が平等に同じ仕事をしている。同じ状況になれば奴隷を開放して労働力が減っても、補うことができるはずだ」
「それならば私より、現帝の姉や、ベレンに協力してもらったほうがいい。現帝の姉は裏でかなりの働きをしてきた。それを表に出すだけでも違うし、見本にもなる」
「もちろん、そのつもりだ。だが、それだけでは足りない」
クリスが胸の前で腕を組む。
「なにをさせるつもりだ?」
「魔法騎士団の団長になってほしい」
「「「「「「はぁ!?」」」」」」
これには黙って聞いていた現帝も驚きの声を上げた。
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