剣術女子、陰陽師の懐刀となる

 あなたしかいないと思ったんです。私の花嫁は
 時は明治。
 廃刀令により衰退しつつある剣術道場、心刀雪花(しんとうせっか)流道場の一人娘、雪村清瀬(ゆきむらきよせ)は、道場の跡取りになるべく、男として育てられてきた。密かに想いを寄せていた兄弟子、橋本恭二郎(はしもときょうじろう)の結婚に落ち込む間もなく、今度は清瀬自身にふって湧いた結婚話。相手は華族の令息、華川一聖(かがわかずきよ)。
 実は華川家は代々この世ならざる者を調伏してきた陰陽師の責務を担う家柄だった。

 貧乏道場の娘の私がなぜ?

 男から女へ。剣士から陰陽師の妻へ。
 清瀬の運命が動き始める。

※作品の中で使われている家名や場所は、全て架空のモノです。似ているものがあったとしても、別物とご理解いただけると嬉しいです。
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