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~元に戻った美桜の生活編 Chapter2~
~インターハイ予選~
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インターハイ県予選前日の夜。一ノ瀬家の食卓。
「明日からいよいよ三日間インターハイ予選だな。父さんは…初日と二日目は応援に行けるが…。最終日は休日出勤で…なんとか午後からでも行けるように調整かけてみるよ。母さん達はどうだい?」
「私は初日と最終日の午後は行けるわ…。二日目は…ダメね…。クライアントの要望でこの日しか打ち合わせが出来ないらしくて…。」
「俺は…悪い…。バイト…ゴールデンウィーク時は込むから最終日しか空けられなかった…しかも14時まで勤務…。」
今年のゴールデンウィークは木曜日から日曜日までの4日間しかなく、運営側の都合で早まったインターハイ予選は木曜日から3日間行われ、試合は個人戦と団体戦を合わせて1日2試合の全部で6試合行われる。
食事中に大会の予定の話になり父達がどんな具合か確認を取りながら話している。
今回の大会は急に早まった事もあり、予定が合わせにくいのは美桜もわかっていた為、無理に来なくても大丈夫だと伝えていたのだが、美桜がせっかく始めたスポーツだからと応援に行く気満々なのだ。
美桜は内心嬉しく思い皆の会話に耳を傾けながら静かに聞いていた。
「……美桜、どした?…なんか…元気ねぇけど…。」
「ん?そんなことないよ?普通に元気だよ。どうして?」
「ぁー…いや…。何でもないならいいんだ…。」
美桜が静かに話を聞いていたのが元気がないように見えた兄は美桜に様子を聞く。
美桜は特になんともなかったので兄の問いに疑問に思いながらも答える。
兄と美桜の話を聞いていた母が慌てだした。
「も、もしかして、今日のご飯美味しくなかった?大会前だからゲン担ぎのつもりでフワトロ玉子のチキンカツ丼にしてみたんだけど…。」
「豚カツじゃなくてチキンカツなのはなんでだい?」
「鶏肉の方がたんぱく質が豊富で脂もしつこくないからいい案だと思ったんだけど……。良くなかったかしら…。美桜、ダメだった?」
母の料理の話に父が疑問を投げかけ、父の問いに答えた母が今度は美桜に感想を求めた。
「脂身も少なくて軽い食感に玉子がフワトロ半熟なのと、お出汁の味も丁度良くて美味しいよ?ありがとう…ご馳走様でした。」
父達が会話をしている間にご飯を前に手を動かし食べていた美桜は一番に食べ終わり食器を片付けて自主練するべく部屋に戻る。
その間に兄に大会前にあまり無理すんなよと声を掛けられた。
わかってると返事をして美桜は部屋に戻り自主練を始めた。
時間を見ながら自分で作ったメニューをこなしていき、メニューを一通りやり終えた美桜は軽くストレッチをして寝る準備に入った。
―――大会当日の朝。
美桜と父、母は大会に行く準備をしていた。美桜は早めに会場に行かなければならないので、父と母がお弁当などの準備をしながら試合時間に間に合うように行く事を美桜に伝える。
美桜はその言葉にまた後でと言って自分の必要な荷物を持ち家を出た。
大会会場に着いた美桜は自分の学校の部のメンバーと合流し、荷物を置くために場所取りに向かう。
美桜は慣れない会場の熱気に少し立ちくらみ、それを見ていた主将が心配そうに声を掛ける。
「一ノ瀬さん、大丈夫?具合悪い?」
「いえ、慣れない熱気に立ちくらんだだけですよ…。大丈夫です!それに、今私がここで帰る訳にはいきません!3年生は私達二人だけなんですから!」
「そぅ?無理そうならちゃんと言ってね…。人数とか、最後とか…本当、すっ飛ばしていいから。一ノ瀬さん頑張り過ぎるとこあるから…。」
「ご心配お掛けしました。大丈夫です!それより、場所取りと、開会式のお時間に間に合わせて準備しなくては!」
美桜は心配してくれる主将に元気よく笑顔で心配掛けまいと振る舞う。
その後ようやく場所取りを終え、着替えたり荷物整理していると原さんや峰岸君が応援に駆け付けてくれた。
三人で少し話していると開会式に関するアナウンスが流れたので各校が開会式に参加するべく移動し始める。
美桜も部のメンバーと向かうため、原さんや峰岸君達と一度別れて開会式に参加した。
開会式が終わり、1試合目が始まっていく。美桜の個人戦は5試合目で、団体戦は午後から始まり3試合目だ。
各々が自分の試合時間に間に合わせて緊張を和らげたり精神統一をしている。
美桜もまた心を落ち着かせ、精神統一を行っていると、美桜は声を掛けられ声のした方を見ると原さんと峰岸君、美桜の両親となんと峰岸君の両親までもが会場に来ていた。
峰岸君が空手を始めた理由を聞いていた峰岸君の両親はパーティ会場で会った女の子が空手をしている印象はなかったのでどうやら興味を持たれ、どんな試合をするのか一目みたくなり駆け付けたとの事だ。
美桜は自分の両親だけでも恥ずかしいのに峰岸君の両親まで見ていると思うと恥ずかしさで上手く戦えるかわからなくなり不安な気持ちに襲われ始めた。
「ごめん、一ノ瀬さん、ちょっと借りるね。」
美桜の様子がおかしいと感じ取った峰岸君が美桜の腕を優しく掴み会場の外に連れ出す。
その様子に原さんや両家の母親達は「春ね~」と楽しそうな笑顔で美桜と峰岸君の背中を見送る。
父親達はここでもまた鈍感さが出ており女性陣にため息をつかれた。
「明日からいよいよ三日間インターハイ予選だな。父さんは…初日と二日目は応援に行けるが…。最終日は休日出勤で…なんとか午後からでも行けるように調整かけてみるよ。母さん達はどうだい?」
「私は初日と最終日の午後は行けるわ…。二日目は…ダメね…。クライアントの要望でこの日しか打ち合わせが出来ないらしくて…。」
「俺は…悪い…。バイト…ゴールデンウィーク時は込むから最終日しか空けられなかった…しかも14時まで勤務…。」
今年のゴールデンウィークは木曜日から日曜日までの4日間しかなく、運営側の都合で早まったインターハイ予選は木曜日から3日間行われ、試合は個人戦と団体戦を合わせて1日2試合の全部で6試合行われる。
食事中に大会の予定の話になり父達がどんな具合か確認を取りながら話している。
今回の大会は急に早まった事もあり、予定が合わせにくいのは美桜もわかっていた為、無理に来なくても大丈夫だと伝えていたのだが、美桜がせっかく始めたスポーツだからと応援に行く気満々なのだ。
美桜は内心嬉しく思い皆の会話に耳を傾けながら静かに聞いていた。
「……美桜、どした?…なんか…元気ねぇけど…。」
「ん?そんなことないよ?普通に元気だよ。どうして?」
「ぁー…いや…。何でもないならいいんだ…。」
美桜が静かに話を聞いていたのが元気がないように見えた兄は美桜に様子を聞く。
美桜は特になんともなかったので兄の問いに疑問に思いながらも答える。
兄と美桜の話を聞いていた母が慌てだした。
「も、もしかして、今日のご飯美味しくなかった?大会前だからゲン担ぎのつもりでフワトロ玉子のチキンカツ丼にしてみたんだけど…。」
「豚カツじゃなくてチキンカツなのはなんでだい?」
「鶏肉の方がたんぱく質が豊富で脂もしつこくないからいい案だと思ったんだけど……。良くなかったかしら…。美桜、ダメだった?」
母の料理の話に父が疑問を投げかけ、父の問いに答えた母が今度は美桜に感想を求めた。
「脂身も少なくて軽い食感に玉子がフワトロ半熟なのと、お出汁の味も丁度良くて美味しいよ?ありがとう…ご馳走様でした。」
父達が会話をしている間にご飯を前に手を動かし食べていた美桜は一番に食べ終わり食器を片付けて自主練するべく部屋に戻る。
その間に兄に大会前にあまり無理すんなよと声を掛けられた。
わかってると返事をして美桜は部屋に戻り自主練を始めた。
時間を見ながら自分で作ったメニューをこなしていき、メニューを一通りやり終えた美桜は軽くストレッチをして寝る準備に入った。
―――大会当日の朝。
美桜と父、母は大会に行く準備をしていた。美桜は早めに会場に行かなければならないので、父と母がお弁当などの準備をしながら試合時間に間に合うように行く事を美桜に伝える。
美桜はその言葉にまた後でと言って自分の必要な荷物を持ち家を出た。
大会会場に着いた美桜は自分の学校の部のメンバーと合流し、荷物を置くために場所取りに向かう。
美桜は慣れない会場の熱気に少し立ちくらみ、それを見ていた主将が心配そうに声を掛ける。
「一ノ瀬さん、大丈夫?具合悪い?」
「いえ、慣れない熱気に立ちくらんだだけですよ…。大丈夫です!それに、今私がここで帰る訳にはいきません!3年生は私達二人だけなんですから!」
「そぅ?無理そうならちゃんと言ってね…。人数とか、最後とか…本当、すっ飛ばしていいから。一ノ瀬さん頑張り過ぎるとこあるから…。」
「ご心配お掛けしました。大丈夫です!それより、場所取りと、開会式のお時間に間に合わせて準備しなくては!」
美桜は心配してくれる主将に元気よく笑顔で心配掛けまいと振る舞う。
その後ようやく場所取りを終え、着替えたり荷物整理していると原さんや峰岸君が応援に駆け付けてくれた。
三人で少し話していると開会式に関するアナウンスが流れたので各校が開会式に参加するべく移動し始める。
美桜も部のメンバーと向かうため、原さんや峰岸君達と一度別れて開会式に参加した。
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各々が自分の試合時間に間に合わせて緊張を和らげたり精神統一をしている。
美桜もまた心を落ち着かせ、精神統一を行っていると、美桜は声を掛けられ声のした方を見ると原さんと峰岸君、美桜の両親となんと峰岸君の両親までもが会場に来ていた。
峰岸君が空手を始めた理由を聞いていた峰岸君の両親はパーティ会場で会った女の子が空手をしている印象はなかったのでどうやら興味を持たれ、どんな試合をするのか一目みたくなり駆け付けたとの事だ。
美桜は自分の両親だけでも恥ずかしいのに峰岸君の両親まで見ていると思うと恥ずかしさで上手く戦えるかわからなくなり不安な気持ちに襲われ始めた。
「ごめん、一ノ瀬さん、ちょっと借りるね。」
美桜の様子がおかしいと感じ取った峰岸君が美桜の腕を優しく掴み会場の外に連れ出す。
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