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もふもふ猫とわたし
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わたしは猫が好きなんだよね。あのもふもふな毛並みにそれからちょっとワガママだけど、そこがまためちゃくちゃ可愛らしい猫。
ああ、猫になりたいな。見ているだけで幸せな気持ちになるんだもん。そんな猫がもしわたし満里奈だったら一日中鏡の前に座っているかもしれない。
飽きることなく鏡の前で二時間は見ていたりしてね。うふふ、想像するとなんだか可笑しくなってきた。めちゃくちゃ面白いではないか。
「満里奈ちゃん可愛らしいイラストを描いているんだね」
「はい、わたしの得意な猫のイラストですよ」
そうなのだ。気がつくとわたしは、ノートに猫のイラストを描いていたのだった。その猫は全身鏡の前に立っていて頭に大きなリボンを付けにっこりと笑っている。
なんだかわたしの願望がイラストになっているではないか。
「猫ちゃんのイラスト可愛らしいね。だけど今度は犬のイラストも描いてほしいな」
「犬のイラストですか!」
えっ! まさかのイラストの依頼がきたの!?
わたしは、嬉しさと驚きで顔を上げた。
「わっ!!」と思わず大きな声を上げてしまった。だって、犬のワンコロ先生がわたしの顔をじっと見下ろしていたのだから。
「満里奈ちゃん、犬のイラストも楽しみですよ」
「あ、あはは、はい……犬のイラストですね。了解しました」とわたしは、焦りながら答えた。
「今は何の時間でしょうか?」
「えっと、授業中でしたね……」
ああ、わたしは、またやらかしてしまったよ。ワンコロ先生は笑いながら怒っているよ。
「満里奈ちゃんは本当に困った子ですね」
ワンコロ先生はふぅーと溜め息をついた。
先生ごめんなさい。
ああ、猫になりたいな。見ているだけで幸せな気持ちになるんだもん。そんな猫がもしわたし満里奈だったら一日中鏡の前に座っているかもしれない。
飽きることなく鏡の前で二時間は見ていたりしてね。うふふ、想像するとなんだか可笑しくなってきた。めちゃくちゃ面白いではないか。
「満里奈ちゃん可愛らしいイラストを描いているんだね」
「はい、わたしの得意な猫のイラストですよ」
そうなのだ。気がつくとわたしは、ノートに猫のイラストを描いていたのだった。その猫は全身鏡の前に立っていて頭に大きなリボンを付けにっこりと笑っている。
なんだかわたしの願望がイラストになっているではないか。
「猫ちゃんのイラスト可愛らしいね。だけど今度は犬のイラストも描いてほしいな」
「犬のイラストですか!」
えっ! まさかのイラストの依頼がきたの!?
わたしは、嬉しさと驚きで顔を上げた。
「わっ!!」と思わず大きな声を上げてしまった。だって、犬のワンコロ先生がわたしの顔をじっと見下ろしていたのだから。
「満里奈ちゃん、犬のイラストも楽しみですよ」
「あ、あはは、はい……犬のイラストですね。了解しました」とわたしは、焦りながら答えた。
「今は何の時間でしょうか?」
「えっと、授業中でしたね……」
ああ、わたしは、またやらかしてしまったよ。ワンコロ先生は笑いながら怒っているよ。
「満里奈ちゃんは本当に困った子ですね」
ワンコロ先生はふぅーと溜め息をついた。
先生ごめんなさい。
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