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たこ焼きと一緒にトマトジュースを飲みましょう

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「ミケにゃんは変わった組み合わせが好きな子だにゃん」

  シロッコはチラッとミケにゃんの顔を見てそれから視線をわたしに移して言った。

「あはは、きっと、ミケにゃんちゃんはたこ焼きと一緒にトマトジュースを飲みそうだよ」

  わたしは笑って言った。

「にゃはは、あの子絶対にたこ焼きとトマトジュースを一緒に飲むにゃんね」

  シロッコは肉球のある可愛らしい手を口元に当ててにゃははと笑った。

「あ、そう言えばミケにゃんちゃんはこの前たこ焼きとトマトサラダを一緒に食べていたよ。でも、まあそれは爽やかで良いかな?」

「うん、そうだね。だったらトマトジュースも合うのかな?」

  シロッコはトマトジュースをゴクゴクと飲みながら言った。

「どうかな?」

「わたし今度試してみようかにゃん!」

  シロッコの目がキラリンと光輝いたのでこれはしまったなと思ったけれど、後の祭りだ。

  きっと、このもふもふカフェアパートのテーブルにたこ焼きとトマトジュースが並ぶ日がすぐに来るだろう。しかもトマトサラダ付きだったりしてね……。

「ん?  満里奈ちゃんどうしたの?」

  シロッコは不思議そうに首を横に傾げた。

「ううん、何でもないよ」

  と答えたけれど、わたしの頭の中に美味しそうにたこ焼きを食べトマトジュースを飲みそして、トマトサラダを食べているミケにゃんの顔が思い浮かんでしまった。

  ああ、想像しただけで口の中が甘酸っぱくなってきたではないか。

「う~ん、わたしのトマトジュースはやっぱり最高だにゃん!」

  シロッコはにゃぱにゃぱと幸せそうに笑った。
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