251 / 407
長風呂ミケにゃん
しおりを挟むそれから一時間が経った。
「ねえ、ミケにゃんちゃんはまだお風呂から上がらないのかな?」
「……うん、時々お馬鹿な声が聞こえてくるにゃんね」
そうなのだ。ミケにゃんはお風呂で歌を歌ったり喋ったり時にはにゃははにゃんと笑い長風呂中なのだ。
「もうこの前みたいに一緒に入ろうかなって思っちゃうよ」
「そうだよね。茹でダコミケにゃんになってそうだにゃん」
なんてシロッコと話をしていると、
「にゃはは、ミケにゃんってばお風呂の湯に潜り過ぎて茹でダコミケにゃんだにゃん。ぷくぷくにゃんは楽しいけど、ミケにゃんクラクラにゃん」と言う声が聞こえてきた。
「ねえ、シロッコちゃん様子を見に行く?」
「う~ん、クラクラにゃんってちょっと心配だね。見に行こうか」
わたし達は、お風呂場でにゃんにゃんと楽しんでいるミケにゃんの様子を見に行くことにした。
お風呂場の前で「お~いミケにゃんちゃん何時間お風呂に入っているのかな?」とわたしが言い、シロッコも「お~い、ミケにゃん長風呂過ぎるにゃんよ」と言った。
「うにゃん? 満里奈ちゃんにシロッコちゃんどうしたにゃん? あ、さてはミケにゃんとお風呂タイムをしたいのかな?」
お風呂場の中からミケにゃんの返事と笑い声が聞こえてきた。
「ミケにゃんちゃんがのぼせてないか様子を見にきたんだよ」
「そうだよ。ミケにゃんの茹でダコミケにゃんなんて声が聞こえてきたから気になって見に来たにゃんよ」
そう答えたわたしとシロッコにミケにゃんは、「大丈夫にゃんよ」と言ってにゃははにゃんと笑った。
「大丈夫みたいだけどお風呂の中に突撃しようかな?」
わたしはニヤリと笑った。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
142
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる