383 / 407
いよいよお昼休み
しおりを挟む授業はトマトのシャープペンシルがあったのでイラストを描きつつもノートにちゃんと黒板の文字を書き写した。
そして、いよいよ待ちに待ったお昼の時間がやって来た。
今日はお弁当を持ってきたのだ。そう、シロッコが作ってくれたお弁当をね。これはもう楽しみだ。
ふんふん、るんるん♪ と鼻歌を歌っていると、「満里奈ちゃんってば楽しそうだね。食堂に行くよ~今日は何を食べようかな~」と椿ちゃんが声をかけてきた。
「うん行こう。あ、でも今日はシロッコちゃん特製のお弁当なんだよ」
「シロッコちゃんの特製お弁当か、いいな。でも、食堂で食べるよね」
「うん、食堂でお弁当食べるよ。じゃあ、行こう」
食堂に着くとわたしはテーブルにお弁当を置き椅子に腰を下ろした。椿ちゃんはランチでも食べようかなと言いお盆を持ち並んでいる。
「あ、満里奈ちゃんだ。見つけたにゃん」
ミケにゃんは言いながらテーブルにトマト柄のお弁当箱を置きわたしの隣に座った。
「ミケにゃんってば今日はシロッコちゃんの特製お弁当だよ」
ミケにゃんは嬉しそうに巾着からトマト柄のお弁当箱を取り出してついでにヨダレを垂らしそうになっている。
ミケにゃんもわたしと同じようにシロッコ特製のお弁当なのだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
142
1 / 2
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる