闇堕ち 小説(外部サイト)一覧
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今は無き香港の九龍城砦が舞台。
主人公の阿雪は、九龍城砦の“城南路”で養父や地区の人々から温かな愛情を受けながら暮らしていたが、少年時代に黒社会の抗争の場として“城南路”が巻き込まれ、育ててくれていた養父や親しい人々が殺されてしまう。
その経緯から心に深い傷を負い、頭髪は白化し、精神が解離してしまうものの、今日まで何とか生きてきた。
廃墟となった城南路でなおも暮らし続ける阿雪は、普段こそ物静かで穏やかな、孤児の少年たちを気にかける優しい青年として生きているが、その不安定な精神から人格が解離してしまうと、黒社会が蔓延る危険な区画にまで乗り込み、掃き溜めのような場所で組織の下っ端たちと喧嘩をし、いかがわしい店を潰したり、時には怪しげな安宿で男たちに体を売るという自暴自棄な一面を見せる。
ふたつの顔を持ち、城砦でしか生きられないと諦めながら暮らす阿雪の前に、三不管が解除されたことで“城南路”の虐殺事件を追うために、香港警察の夏宇龍が現れる。
それと共に、黒社会の末端を相手に喧嘩に明け暮れる阿雪を興味深く見つめ続ける、城砦の主がいた。黒社会を支える金脈として君臨する、六悌会の總統、譚仁龍。
やがて阿雪は、光と闇、ふたりの龍と出会うことで生きる道を歩き始める。
登録日 2025.09.26
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公爵家に生まれたヴィルマーは、一〇歳の時に受けたスキル適性鑑定の儀式で邪悪とされる闇魔法と出たために壮絶な虐待を受けた末、生死の境を彷徨う。
だがその際に彼は、自分が前世で難病の末に死んだ日本人だった事を思い出し、今いる世界が前世でプレイしていたゲームの世界だと気付く。
そして、自分が未来で主人公である勇者の敵役、人間への憎しみを抱いて闇墜ちし、大陸中で破壊と殺戮を繰り広げる魔王になる事も。
苦悩の末にヴィルマーはこう考えつく。
「そうだ、魔王になる前に死ねばいいんだ!」
そしてヴィルマーは城の尖塔から自殺を図るが失敗。しかも何故か精霊の加護まで付いてしまう。
その後も挫けず自殺を図るも毎回失敗し、精霊の加護やチートスキルが増えるばかり。
そうしているうち、王国と大陸の歴史はゲームのストーリーから大きく脱線していく──
自殺から始まり、自殺で綴られる英雄譚、ここに開幕!
登録日 2022.05.29
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公爵家に生まれたヴィルマーは、一〇歳の時に受けたスキル適性鑑定の儀式で邪悪とされる闇魔術と出たために周囲から蔑まれ、いじめを受け、遂には自殺に見せかけて殺されかける。
人生に絶望したヴィルマーは自殺を図るがことごとく失敗し、しかもその度にチートスキルが付いてしまう。
それでも自殺を諦めないヴィルマーには、生まれる前から抱えていたある秘密があった──
異世界転生と、力を持ってなかったり忌み嫌われる能力を持った主人公が言われそうな「何で自殺しないんだ?」という台詞から、異世界転生した主人公が自殺を図る話を思いついて書きました。
設定は重いけどドタバタコメディーです(笑)。
登録日 2021.01.31
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