ドイツ 小説(外部サイト)一覧
3件
1
出会うから別れがあるんだ
良い思い出は一つも無かった。
だけど、これだけは言える。
今、私は生きてる。
だからこそ、これからの人生を過ごす。
”ありがとう”なんて感情は無いから言わない。
だから、この言葉を贈りました。
”人間、出会うから別れが来るんだよ”
”今まで、よく頑張ったね。お疲れ様”
その言葉に、母は頷き”ありがとう”と応じてくれました。
生まれて初めてだったんです。
最初で最後の言葉。
初めて、母の口から”ありがとう”と言葉を貰いました。
言って欲しかったんだよね。
でも、誰も言わなかった。
私なら言えるから、”よく頑張ったね、お疲れ様”と言ったまでです。
”来世では会えるかどうかは分からないけど、元気でね”
その言葉を最後に言うと、穏やかな表情をしていました。
まるで私を虐めていた頃は無かったよ的な感じでした。
貴方に包丁で刺された痕は、まだしっかりと残ってる。「金が掛かる」と言って病院に行くなと言われたからね。 行っても数針縫うだけだし。 だから、私は自分の身体を見るのが嫌なんです。
その翌日、母は永眠しました。
今年の2月22日に、私の母は他界しました。
その私の思いを文にしました。
本当に、感謝の念なんて無い。
それは、彼等にとっても同じ事でしょう。
勝手にイタリアに連れて来られ、挙句の果てにはドイツへ。
ドイツでは、自分たちに日の目を見る事を許してくれた。
生きる術をも教えてくれた。
だからこそ、彼等は生きている。
自分の生きたい道を。
真摯な思いを、頑ななジュニアは受け止めてくれた。
私だって、私の生きて行きたい道を突き進んで生きたい。
登録日 2018.07.12
2
ERIKA(完全版)
殺すか?
いや、ただ殺すのは惜しい。
それならば殺される人間に失礼だろう。
やるならできるだけ美しく、残酷に。
1939年、ドイツ。
時代は第二次世界大戦へと突入。
残虐なナチスの将校と、純粋でお人好しなユダヤ人の少女とが出会った。
混沌の世界に咲く一輪の花は、彼にただ汚され、踏みつけられたのか。それともーー
※この作品はエブリスタにも掲載しています。
※過去に別名義でモバスペbookにて連載および完結済みだった同作品を、修正・改善を行いリメイク投稿中のものです。
登録日 2018.11.06
3
甥っ子コンプレックス ~君が居るだけで良いんだ(2018年度夏休み&お盆特別企画)
ドイツにあるフォン・パトリッシュ候のジュニアであるマルクは、2人の姉と妹に囲まれた3番目であり、長男。
そのマルクは長姉であるマドリーヌに叶わぬ思いを寄せていた。
それが、いきなり自分の目の前から消え、数年後は子供を連れて帰国してきた。
その子供はヒロトと名付けられ、マドリーヌによく似た男児だった。
自分の姉をポッと出のヒロトに取られ腹が立っているのに、そのヒロトは何故か自分に纏わり付いて来る。
挙句の果てには、自分の書斎に勝手に入りこんで一緒に過ごすようになっていた。
ある日、マルクの目の前でマドリーヌは車に惹かれて死んでしまった。
それがきっかけとなり、マルクとヒロトは自分の部屋に籠ってしまった。
なのに、そんなヒロトを久しぶりに目にしたのは意外な場所だった。
登録日 2018.07.26
3件