めがね小説一覧
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主人公は、作家という職業に固執して生きるしかない不器用な男だ。この男は妻帯者で子供もいるが、家族からみればはた迷惑な奴であった。おおよそ愛とは無縁な生き方をしてきたせいで、十年も前から男は痺れを切らした妻から別居を言い渡されている。四畳半のぼろアパートに引きこもり来る日も来る日も小説だけを書き続けていた。定職にも就かない穀潰しとして。
四十代も後半になり世間の風当たりはますます冷たい。それでも男は取り憑かれたように筆を執る。それは今日も明日も変わらないかに見えた。隔絶された世界で孤独だけが慰め、といった様子で。
そんな折りに妻が倒れたという連絡がもたらされる。
これは男が筆を擱(お)くまでの、物語。
――丁年(ていねん)、字引を相棒に。転がる無数のちり紙、失敗作の山に埋もれて。
カクヨム、ステキブンゲイ、アルファポリス、小説家になろう、のサイトで重複投稿しています。
文字数 10,383
最終更新日 2024.03.27
登録日 2024.03.27
良物件には訳がある!メガネフィルターで霊をカットしよう!
都会に憧れるメガネ友達二人とともにシェアハウス!
男三人で暮らすということで入居を断られる中、安い広い大家さんが優しい素敵な物件と出会う。
新生活にも慣れたある日、リビングに霊が出た。
俺が逃げ出し、二人も逃げ出した。だが、話を聞いてみると何かおかしい。
見えている幽霊の姿が違うのだ。どうやらメガネをかけたことで一部分をシャットアウトできているらしい?
※カクヨムにも投稿しています。
文字数 2,411
最終更新日 2024.03.27
登録日 2024.03.27
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