人と距離を取りがちな夕凪。
そんな彼の平穏な日常は、
転校生・水鶏(くいな)の登場で一変した。
「好き!」「可愛い!」「今日もだいすきー!」
毎日ぐいぐい迫ってくる小さな恋のストーカー(?)に、
ツンデレ夕凪は戸惑いっぱなし。
「うるさい…バカ…でも……な、なんでそんな顔すんだよ……っ」
やがて手が触れ、涙が落ちて、心が近づく。
これは、不器用なふたりの、
ちいさくて、あまくて、愛しくて――
世界でいちばんやさしい初恋の物語。
文字数 10,607
最終更新日 2025.06.23
登録日 2025.06.23