アレルギー吸血鬼 小説一覧
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誇り高き純血一族の末裔、ロメオ・ドラキュロル伯爵。
毎年華やかな誕生日パーティを開き、気ままに血を吸って暮らしていた──はずだった。
だがある日突然、人間アレルギーを発症!?
血を吸おうとすればくしゃみ、飲めば喉がかゆい。
誇りはズタズタ、永遠の命は餓死の危機にさらされる。
そんな伯爵のもとに現れたのは、かつての因縁相手にして “半端者” の吸血鬼、アルバート・バラバリー卿。
冷静沈着な皮肉屋は、伯爵の秘密をあっさり見抜き、囁く。
──「命が惜しいなら、私の血を飲むしかないでしょう」
「お前の血など、欲しくはない!!」
そう叫ぶ伯爵だが、命には代えられず……。
プライドと飢餓の狭間で揺れる、純血伯爵の運命は──。
文字数 55,585
最終更新日 2025.11.22
登録日 2025.10.03
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