多元世界小説一覧
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ある日世界が壊れた。
新しい世界へと拾われるものもいれば、零れ落ちるものもいた。
主人公は零れ落ちた。落ちた先は、ごみ箱と呼ばれる、あらゆる世界から落ちてきたもの集まる吹き溜まり。
元の世界に戻りたければ、迷路を抜けよといわれるが、主人公にはそこまでの熱意がなかった。
何もやる気になれぬまま、ぼんやりと歩いていると、ある一人の男との会話で、せっかくなら珍しいものを見て回り、それを記録しようと決意する。
ただ、主人公一人では、見て回れるものなど限られている。
さて、どうしたものかと考えていれば、不思議な人物に声をかけられる。子供のようであり、老人のようでもある。少年に見えたと思えば妖艶な女性にも見える。
瞬きのたびに印象の変わる相手は、主人公に告げる。
旅に出ようじゃないか。
文字数 109,603
最終更新日 2021.03.05
登録日 2021.01.28
人類が天の川銀河から先へと足を延ばそうとした矢先に、珪素を主体とした未確認の生命体に襲われる。
その生命体はまるで人類を天の川銀河へと閉じ込めるかのように、銀河外縁部の船団を次々と襲いだす。
射手座方面軍に所属する主人公「天野 弘忠」は銀河外調査船団の防衛隊隊長としてその日も任務に就いていた。
任務中のトラブルによって、全く違う法則で成立している宇宙との接点を見出し、そこで人類にとって初めてとなる知的生命体を発見。
人類は遂に見つかった知的生命体との交流を進め、認識してしまったために混ざった異なる宇宙の法則がもたらす影響に、振り回されながらも生きていく。
文字数 333,962
最終更新日 2021.03.08
登録日 2021.01.05
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