毎週金曜日更新小説一覧
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(🌸小説大賞の投票ありがとうございました!)
十八回目の誕生日を迎えた日、私は“お母様”を殺すことにした。
「ワンダーランドは、地獄行き」
繰り返し見たあの夢は、私に何を伝えていたのだろうか?
「どんな罪でも俺は許すよ。優しいでしょ?」
「白の王を信じてはいけない」
「これは『あの人』が決めたそういうストーリーなんだよ」
「おかしいじゃない! だって、」
ワンダーランドは楽園ではなかった。
犯した罪は決して許されず、言葉の力を持つ者が『法』であり、思い込みが人を死へ追いやる。
この狂った国から脱出する方法は、
「赤の王を、殺しましょう」
文字数 55,064
最終更新日 2021.04.09
登録日 2020.12.25
異常性が抜群──動機が不明なマザーキラーの殺戮は、予想外の終焉を迎える
【第3回ホラー・ミステリー小説大賞】
エントリー中
現代にありふれたチャットアプリ。その一つで、ある日の深夜、「面白い話をしてくれ」というスレッドに、謎の話題が持ち込まれた。
2020/2/3/23:44 No.6匿名
21 >>20
マザーキラーをご存知ですか?
その人が言うには、都市伝説のような存在であるらしい。しかし、腕の良いハッカーで、殺人鬼だとか。
最初は、よくある冗談を交わしていただけの彼らだったが「No.6匿名」の発言をきっかけに、スレッド内は、すっかりマザーキラーの話へと変わっていった。
フィクションだ、どうせ嘘だ、寝る前の話としては面白い嘘、など。「No.6匿名」を否定してばかりなのに、マザーキラーの話しは止まらない。彼らは、すっかり、マザーキラーに興味津々になっているのだ。
彼らは、「No.6匿名」が話すマザーキラーについて話を聞く。すると、「No.6匿名」は、マザーキラーについて、こう説明した。
2020/2/3/23:57 No.6匿名
65 >>63
そうなる前に、お腹の子供ごと処理するのが、マザーキラーなのです。
お腹の子供ごと、女性を殺害する──。それが、マザーキラー。
更に──。
2020/2/3/23:58 No.6匿名
68 >>65
ですので、マザーキラーは、そうして欲しいと願う男性をハッキングで探し、依頼者を見つけるのです。
ハッキングをして、依頼主を自ら見つける──。それが、マザーキラー。
「No.6匿名」からの説明で、一人が、依頼をしたいことを、冗談混じりにほのめかす。すると、「No.6匿名」が一言、メッセージを送った──。
【投稿】
毎週金曜日
1~2話のペース
【注意】
※本作品は、完全なフィクションです。実際の人物名、団体とは、何も関係がありません。
※グロテスク表現より、非人道的な表現を多く含んでおります。精神的苦痛を伴う場合がありますので、読む際は、精神が健康であることをオススメ致します。
画像作成:朝日 風馨
文字数 65,355
最終更新日 2020.05.30
登録日 2020.02.07
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