職場のお菓子箱。
押してもいいはずのエレベーターの閉ボタン。
切っていいのに、誰も切らない電話の保留。
自由席なのに、なぜか毎回同じ場所に座る人たち。
非常時以外、誰も使わない非常口。
誰かが決めたわけじゃない。
でも、なぜか全員が守っている。
この短編集は、「説明できないけど、なぜか起きている日常」をほんの少しだけ大げさに。
でも、できるだけ静かに描いたコメディ集です。
誰も悪くない。
誰も正しくない。
これは、誰も決めていないルールの中で生きている私たちの話。
文字数 5,652
最終更新日 2026.01.12
登録日 2026.01.09