「自衛官」の検索結果
全体で161件見つかりました。
1
件
俺、黒田陸。三十二歳、無職。元陸上自衛隊野戦特科二等陸曹。
特技は着弾予測。弱点はそれ以外の全部。
おまけに与えられた特性は「即応」。鍛えれば周りが引くレベルのペースでレベルが上がっていく、本来なら破格のチートだ。
――だが、サボればそっこーで元に戻る。
働きたくない。動きたくない。できれば一生ゴロゴロしていたい。
そんな俺を、取り立て女神ゼニスが今日も無理やり異世界に引きずり出す。理由はいつも同じ、俺が女神に負っている「借金」のせいだ。
蘇生費、装備貸与料、そして「面倒くさいから最初からレベル上げとけ」と言ったばかりに契約させられた【即日レベルアップシステム】の利用料――請求項目は毎回違うが、金貨で返済しろというのだけは変わらない。
稼いだ金はそのまま装備につぎ込んで、気づけば借金は増える一方。世話焼きな獣人娘・ミャオには「節約を考えないとダメだにゃあ」と呆れられながらも、なぜか結局は貢がせてしまう始末。
現実では、心配して連絡をくれる後輩の自衛官・望月ひなたのメッセージすら、面倒で未読スルー。
そんな怠惰なクズニートの日常に、ある日影が差す。
北の森から、名も無き討伐等級・規格外の「アレ」が動き出した――。
呼び出された時点でのレベルは、いつも通りの底辺。だが、命の危機に晒されるたび、「即応」だけは律儀に仕事をする。
本気を出せば、桁外れ。だが本人は、欠伸ひとつでやり過ごそうとしている。
さて、この怠け者の元特科隊員は、今日も"弾着"だけは外さない。
登録日 2026.08.30
1
件