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秀頼と申します。
天下のカカア天下(エロ度☆☆☆☆☆)
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おねに怒鳴られた清正はすごすごとその場で正座をする。
先程まで天にそそり立つような豪槍の有った所にはぺんぺん草が生えるのみとなった。
ショボーンって感じに。
「ごほっ、ごほっ!」
かんなが喉奥に残ったイガイガを何とか吐き出そうと激しく咳をする。
その音だけが静まり返った室内に反響する。
「・・・・・・甲斐さん、下ろしてやって」
「はっ!」
おねが後ろに控えている女性に向けて指示を出す。
そして、誰もそれを止められない。
もう少しで終わるからちょっと待っててとか、誰か言ってくれないものだろうか?
ただ、甲斐って甲斐姫のことか!?
そう呼ばれた凛々しい美女はかんなに近づいて行く。
そして、腰に下げた刀を抜き放つがままに天井から吊下がる縄を切り払い、落ちてくるかんなの身体を優しく抱きとめて床に下ろす。
なんというか、剣道部の女主将とか風紀委員長みたいなイメージ?
俺は結構好き!
「で、おみゃあ様、これはどういうことです?」
「・・・・・・こ、この娘はくノ一、でな?」
「ち、違います。私はただの町娘で!」
「い、いや、大丈夫じゃ。ほれ、もう隠さなくていいんじゃ!」
その天下人の告白には拘束を解かれたばかりのかんなもポカンとしている。
しかもその証拠と言わんばかりにそれを依頼した時の証文まで取り出してみせている。
「その、お主に依頼を出したのも儂じゃし、潜伏先を用意したのも儂なんじゃ・・・・・・」
「えっ!? じゃ、じゃぁ、これは!?」
「ウム、良かったぞ!」
かんなの方はポケェッと放心状態だ。
今まで一体なんのために耐えてきたのか・・・・・・。
対して、父上や清正も少しでも怒られ無いようにといろいろと誤魔化すのが大変そうだ。
もちろん俺は俺で必死だ。
手に持っていた羽はこそっと隅の方に捨て――
「若様、落とし物ですよ?」
床に落ちる前に先程の・甲斐姫に羽が拾い上げられる。
音もなく移動していたようだ。
そして、こちらににっこりと美しい笑顔を向けられる。
マズイ、確か甲斐姫は母上とも仲が良かったはず。
「あい?」
クリッと可愛く小首を傾げてみる。
普通に考えて可愛い赤ん坊にしか見えないはずだ。
きっとこの可愛らしい姿を見ればこんなことをする男になんて見えないはず!
「まさかと思い信じておりませんでしたが、本当に茶々殿がゆうとった通りなのですね?」
「この歳で、殿下の様に助平だなんて・・・・・・」
・・・・・・ダメでした。
おねと甲斐姫が信じられないものを見る目でこちらを見てくる。
どうやら言い逃れも出来そうにない。
てか、まだ喋れないし。
それにしても、こんな小さな頃から、子供のことを決めつけないでほしい!
親にダメな子と決めつけられた時、子供はグレテしまうんだぞ!
ま、否定は全くできないけど。
「おみゃあ様、虎、上に直ぐにきんさい。甲斐さん、お拾を」
「はい、北政所様」
スッと甲斐姫に抱きかかえられる。
愛液やら精液やらまぁ、色々で空気が濁った室内だと言うのに、甲斐姫は早朝の竹林の中にいる様に清々しい香りがする。
うーん、今の俺に清浄な香りはかえって毒かも。
えーと、おっぱいは母上より少し小さいくらいか・・・・・・。
もうせめてチッパイの感触を楽しむだけ楽しんどこ。
「おみゃぁ様、虎、返事は?」
「「はいっ!」」
二人の哀れな男達が威厳もなにも無く、裸のままで縮みあがる。
なんというか浮気現場を押さえられたみたいな?
まぁ一夫多妻な世の中じゃもっと悪いかも・・・・・・。
そのまま身を翻しておねが出て行く。
その後には甲斐姫も続く。
当然、甲斐姫に抱かれた俺も。
ああ、天守までは孤立無援の闘いようだ。
先程まで天にそそり立つような豪槍の有った所にはぺんぺん草が生えるのみとなった。
ショボーンって感じに。
「ごほっ、ごほっ!」
かんなが喉奥に残ったイガイガを何とか吐き出そうと激しく咳をする。
その音だけが静まり返った室内に反響する。
「・・・・・・甲斐さん、下ろしてやって」
「はっ!」
おねが後ろに控えている女性に向けて指示を出す。
そして、誰もそれを止められない。
もう少しで終わるからちょっと待っててとか、誰か言ってくれないものだろうか?
ただ、甲斐って甲斐姫のことか!?
そう呼ばれた凛々しい美女はかんなに近づいて行く。
そして、腰に下げた刀を抜き放つがままに天井から吊下がる縄を切り払い、落ちてくるかんなの身体を優しく抱きとめて床に下ろす。
なんというか、剣道部の女主将とか風紀委員長みたいなイメージ?
俺は結構好き!
「で、おみゃあ様、これはどういうことです?」
「・・・・・・こ、この娘はくノ一、でな?」
「ち、違います。私はただの町娘で!」
「い、いや、大丈夫じゃ。ほれ、もう隠さなくていいんじゃ!」
その天下人の告白には拘束を解かれたばかりのかんなもポカンとしている。
しかもその証拠と言わんばかりにそれを依頼した時の証文まで取り出してみせている。
「その、お主に依頼を出したのも儂じゃし、潜伏先を用意したのも儂なんじゃ・・・・・・」
「えっ!? じゃ、じゃぁ、これは!?」
「ウム、良かったぞ!」
かんなの方はポケェッと放心状態だ。
今まで一体なんのために耐えてきたのか・・・・・・。
対して、父上や清正も少しでも怒られ無いようにといろいろと誤魔化すのが大変そうだ。
もちろん俺は俺で必死だ。
手に持っていた羽はこそっと隅の方に捨て――
「若様、落とし物ですよ?」
床に落ちる前に先程の・甲斐姫に羽が拾い上げられる。
音もなく移動していたようだ。
そして、こちらににっこりと美しい笑顔を向けられる。
マズイ、確か甲斐姫は母上とも仲が良かったはず。
「あい?」
クリッと可愛く小首を傾げてみる。
普通に考えて可愛い赤ん坊にしか見えないはずだ。
きっとこの可愛らしい姿を見ればこんなことをする男になんて見えないはず!
「まさかと思い信じておりませんでしたが、本当に茶々殿がゆうとった通りなのですね?」
「この歳で、殿下の様に助平だなんて・・・・・・」
・・・・・・ダメでした。
おねと甲斐姫が信じられないものを見る目でこちらを見てくる。
どうやら言い逃れも出来そうにない。
てか、まだ喋れないし。
それにしても、こんな小さな頃から、子供のことを決めつけないでほしい!
親にダメな子と決めつけられた時、子供はグレテしまうんだぞ!
ま、否定は全くできないけど。
「おみゃあ様、虎、上に直ぐにきんさい。甲斐さん、お拾を」
「はい、北政所様」
スッと甲斐姫に抱きかかえられる。
愛液やら精液やらまぁ、色々で空気が濁った室内だと言うのに、甲斐姫は早朝の竹林の中にいる様に清々しい香りがする。
うーん、今の俺に清浄な香りはかえって毒かも。
えーと、おっぱいは母上より少し小さいくらいか・・・・・・。
もうせめてチッパイの感触を楽しむだけ楽しんどこ。
「おみゃぁ様、虎、返事は?」
「「はいっ!」」
二人の哀れな男達が威厳もなにも無く、裸のままで縮みあがる。
なんというか浮気現場を押さえられたみたいな?
まぁ一夫多妻な世の中じゃもっと悪いかも・・・・・・。
そのまま身を翻しておねが出て行く。
その後には甲斐姫も続く。
当然、甲斐姫に抱かれた俺も。
ああ、天守までは孤立無援の闘いようだ。
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