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 舞台は大正~昭和初期の山村。  名家の長男に生まれた勝太郎は、家の者達からまるでいないもののように扱われる姉、刀子の存在を不思議に思いつつも友人達と共に穏やかな幼少期を過ごしていた。  しかし、とある出来事をきっかけに姉の姿を憑りつかれたように追うようになり、遂に忌まわしい一線を越えてしまいそうになる。以来姉を恐怖するようになった勝太郎は、やがて目に見えぬおぞましい妄執の怪物に責め苛まれることに――  というようなつもりで書いた話です。 (モチーフ : 宮城県・化女沼伝説) ※カクヨム様にて掲載させて頂いたものと同じ内容です   
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文字数 88,185 最終更新日 2021.06.20 登録日 2020.09.13
 平安時代後期、陸奥の地の覇権を巡り、12年に及ぶ熾烈な合戦が繰り広げられた。  後に前九年合戦と呼ばれるこの大きな戦乱の中で、官軍将兵らを最も恐れさせ、そして心を奪った女武将がいた。  或る者曰く、美しき白狼の姫君。また或る者曰く――血肉を喰らう人狼、と。  それを討たんとするは、後に軍神と呼ばれる一人の若武者。  戦いの中で彼らはいつしか惹かれ合い、愛し合うようになるが、やがて二人の運命は悲劇的な結末を迎えることになる――。 (モチーフ:白糸姫伝説(岩手県)、金売り吉次伝説(宮城県他東北各地))
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文字数 176,446 最終更新日 2021.04.05 登録日 2021.03.25
 文治五年(一一八九)九月、源頼朝率いる鎌倉軍の侵略により、奥州藤原氏は滅亡。  その十余年後、生き残った者達は、再び新たな戦乱に身を投じようとしていた――   (※前作「彼方へ -皆鶴姫伝説異聞-」から10年後の物語を描いています)
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文字数 70,646 最終更新日 2021.03.24 登録日 2021.03.23
日清戦争の勝利に巷が沸き返る明治中期。  「生家に顔を見せにこい」という短い手紙を受け取った主人公は、十数年ぶりに故郷――戦勝景気とは掛け離れた山深い寒村へ帰省する。  主人公を温かく迎える故郷の人々と、父母との再会。そして彼の前に現れる口のきけない少女。  やがて、再び村を襲う飢饉によって村人達の確執が表面化する中、幾度も過る「真っ白な世界」の記憶と、山にまつわる忌まわしき業。  …それはかつてこの地で命を落とした一人の遊女、心胆寒からしめる雪女郎伝説の悲劇の再来か――
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文字数 37,018 最終更新日 2020.11.01 登録日 2020.09.11
 文治3年(1187)霜月、動乱を目前にした平泉を訪れる者がいた。  名を皆鶴。陰陽師、鬼一法眼の娘であり、鞍馬から出奔した源義経を追い、長い旅の末この地に辿り着いたのだという。  彼女を快く受け入れる者、或いは警戒する者、様々な思いが彼女を取り巻く中、やがて皆鶴は藤原一門の一人として迎えられることになる。  しかし鎌倉・源頼朝の執拗な圧力により、泰衡達兄弟の軋轢は深まっていき―― というようなつもりで書いた話です。 (モチーフ : 岩手県・皆鶴姫伝説) ※ご注意  わざわざ書くまでもないことですが、作中における「鎌倉」とは一部描写を除き主人公側と敵対する鎌倉殿またはそれに連なる武士団等を指しており現代における特定の地域・団体または居住者等を指して作者が悪い意図を持ってあれこれ書いているわけではありません。ましてや地方間の対立を煽るような大それた目論見もありません。念のため。  日本が平和でありますように☆
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文字数 60,963 最終更新日 2020.09.24 登録日 2020.09.18
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