6
件
そこは傍目から見れば半ば廃墟と化した町、伏木市好矢見町。その町には奇妙なルールが幾つも存在しており、守れぬ者は容赦なく妖の餌食になる。そんな町に人間は住んでいられず人口は減り続け、気が付けば極一部の人間を除いて妖ばかりの町と化していた。
そんな町で暮らす少年慈雨の怖くて不思議なお話。
どうなるか分かりませんがエロは無いけどグロはあるのでR-18でございます。
主役の慈雨君や相棒の桃瑠君は酷い目に合わないのでご安心ください。
pixiv、カクヨムにも公開しております。
文字数 24,061
最終更新日 2024.03.22
登録日 2023.09.10
悪女シュルヴィアの悪行の証拠を集め、遂に義姉を断頭台に追い込んだ義妹ミンミとその仲間達はこれでこの国に平和が訪れる、そう信じた。
しかし数日と経たずに自体は急展開、悪化していった。
先ず、ミンミの神聖力が衰え、使えなくなった。それと同時に周囲の人々の態度と目がよそよそしいものになり遂には冷たくなっていった。
そして・・・・・・。
「ミンミ、貴様を聖女シュルヴィアを殺害及び国家騒乱罪で逮捕する・・・・・・ッ!」
そう言ったのは義兄のヨエルであった。
「どうして、私は悪い事なんてしてないのに・・・・・・」
遂には火にあぶられ、嘆く彼女は煙に巻かれながら意識を手放していた。
そして、次に目覚めた時彼女は大公家に養女になる前の時間まで巻き戻っていた。
ああ、きっと神様は私にやり直すチャンスをお与え下さったのね・・・・・・!
次こそはみんなと一緒に幸せになるの!
ミンミはそう決心するのであった。
文字数 4,235
最終更新日 2023.12.10
登録日 2023.12.10
有り得ぬ濡れ衣を着せられ、大勢の人間の前で断罪されてトレンティノ王国第一王子カルロから婚約破棄を言い渡されてショックのあまり侯爵令嬢のラウラは帰りの馬車の中で自害してしまう。
娘の死に、父ジュリオまでもが憤死、と死の連鎖に最後残されたグィードは闇の神であり悪魔の王であるルシフェールを召喚し、自らの身体と命を引き換えにして妹と父を死に追いやった連中に死の鉄槌を願い死んだ・・・・・・。
筈だった。しかし死んでおらず自分の傍らにはルシフェールが。
「我の力であればお主の敵を殺すのも容易いが、自分で復讐したいとは思わぬか?」
思わぬ提案に戸惑いつつも、復讐と言う甘美な響きにルシフェールの手を取るのであった。
時間を巻き戻し、憎き王子とその仲間達に死ぬよりも悍ましい目に合わせてやろうと思ったのだけれど・・・・・・?
シリアスとエロとグロも少々、で何でもありなカオス・・・・・・かもしれない。
時代設定はゆるふわご都合ナーロッパ風です。
文字数 135,082
最終更新日 2023.04.30
登録日 2021.12.11
鷹藤ましろはオメガだ。
オメガはアルファ優位社会に於いてその希少性から大事に扱われるはずなのに、しかしましろの周囲は彼に対して冷たくよそよそしい。
長男でアルファの春人は優しいが常に味方では無いし、次男でオメガの夏樹はあからさまに刺々しく接して来る。
そして父親は仕事にかまけて帰って来ないしたまに会えば高圧的で怖いばかりだ。
唯一の味方は母親だけ。
皆から虐げられながらも、健気に生きてきたましろの前にひとりのアルファの青年が現れた。
彼はましろが小さな頃、幼馴染同士だった親達が「お互い子供が生まれたら結婚させよう」と言う約束の為に婚約した者同士だったと言う。
しかし彼────本城颯人がましろに大怪我をさせて婚約は半ば立ち消え、出禁になった。
それから颯人は心身を鍛え、大きくなったらもう一度謝って関係をやり直したいと思って頑張ってきた事を真摯に訴えてきた。
それを聞いて心打たれたましろはその気持ちに応えるべく、許して颯人と関係を再構築する為周囲には内緒で付き合い始める。
初めて自分をちゃんとオメガとして認め、付き合ってくれる颯人にどんどん惹かれていくましろ。
しかし、周囲はそんなふたりに冷たい現実を突き付けるのであった────。
文字数 12,606
最終更新日 2023.04.03
登録日 2023.02.19
日本有数の財閥三男でΩの北條院環(ほうじょういん たまき)の目の前には見るからに可憐で儚げなΩの女子大生、桜雛子(さくら ひなこ)が座っていた。
「ケイト君を解放してあげてください!」
大きなおめめをうるうるさせながらそう訴えかけてきた。
ケイト君────諏訪恵都(すわ けいと)は環の婚約者であるαだった。
環とはひとまわり歳の差がある。この女はそんな環の負い目を突いてきたつもりだろうが、『こちとらお前等より人生経験それなりに積んどんねん────!』
そう簡単に譲って堪るか、と大人げない反撃を開始するのであった。
オメガバな設定ですが設定は緩めで独自設定があります、ご注意。
不定期更新になります。
文字数 7,157
最終更新日 2022.08.07
登録日 2022.06.27
2XXXX年。地獄の釜の蓋が開いたと言われたあの日から十年以上たった。
幽霊や妖怪と呼ばれる不可視の存在が可視化され、ポルターガイストが日常的に日本中で起こるようになってしまった。
今や日本では霊能者は国家資格のひとつとなり、この資格と営業許可さえ下りればカフェやパン屋のように明日からでも商売を始められるようになった。
聴心霊事務所もそんな霊能関係の事務所のひとつであった。
そして今日も依頼人が事務所のドアを叩く────。
文字数 11,315
最終更新日 2021.12.05
登録日 2021.11.23
6
件