夜一

夜一

趣味書きと挿し絵を楽しんでいます。
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ある日、里の子供達を連れて村に食料を調達しに来た真樹は、訪れた長老の元で体術勝負を挑まれた。 「遠慮はいらん。本気で来い」老いた身とはいえ元忍び頭。戸惑いを見せる真樹に対し長老が先手から猛攻を仕掛けるもあっさりと決着。 そして長老は腰を押さえて苦悶の表情で言った。 「今日からお前が里の頭領。三井様の屋敷まで報告に行ってこい」 空は曇天。十七歳の若さで隠れ里の頭領となった真樹は、領主である三井に報告すべく、初めて一人で村の外に出る。 ※このお話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
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文字数 42,566 最終更新日 2023.09.08 登録日 2023.07.21
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