守屋 真守

守屋 真守

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恋愛 完結 長編 R18
「逃がさない。その賢しい口も、奥の震えも――すべて、私のものだ」 王宮の禁書庫に籠もる司書ルネには、誰にも言えない秘密がある。 それは、我が国の宰相ゼファールの愛人であること。 情欲が昂ると蒼銀の竜へと変じる、人ならざる男。 彼の真の目的は、ルネが修復する禁書に記された「竜の血統の秘密」だとルネは知っている。それでもゼファールの腕を拒めない。 愛されてはいない――そう、ルネは信じていた。数多の愛人のひとりとして抱かれているだけ。 やがて、限界は訪れる。 「あたしは、あなたの所有物ではない」 ルネは自ら、関係を断ち切る。 拒絶されたゼファールの執着が、静かに狂い始める。 折しも秘密を狙う政敵の陰謀が動き出し、国王は彼に冷酷な命を下した。 「その娘を妻という名の檻に入れよ。従わねば、殺せ」 愛ではなく、管理のための結婚。 ルネを守るためには、人であることを捨てようとするゼファール。 だがルネは、彼に囲われることを拒む。 囲われるだけの女ではなく、この男に選ばれるのでもない。 自らの意思で、運命を選ぶために。 利用するために始まった恋は、やがて国を揺るがす秘密と、怪物になりかけた男の運命を変えていく。 禁断の血に翻弄される二人が、陰謀渦巻く宮廷で、所有ではない愛を選び取る物語。
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文字数 108,986 最終更新日 2026.02.18 登録日 2026.01.31
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