snow

snow

1
恋愛 連載中 長編
ソロで活躍する“奇跡のアイドル”*音飛良 瑠璃彩(おとひら るりい)*は、話すのが苦手で、言葉をうまく伝えられない少女だった。家族に愛されず、言葉を否定され続けてきた彼女にとって、大好きな祖父に褒められた「歌うこと」だけが、自分の感情を伝えることができる手段であり、生きていていいと感じられる唯一の場所だった。 LIVEに向かう途中事故によって命を落とした瑠璃彩は、創造神・アポローンに愛され、娘として異世界《メロディオン》で“聖女”として転移される。 この世界で彼女が授かったのは、歌によって浄化・回復・癒し・呪いの解除をもたらす聖歌魔法。歌い出せば身体から音楽が流れ、旋律は彼女の感情に応じて姿を変える。 そしてメロディオンは今、魔王の復活が迫り、スタンビートの発生、魔障沼の拡大、各地での戦争―― 世界は静かに、だが確実に滅びへ向かっていた。 そんな中、瑠璃彩は知らない場所に来て、人見知りが発動し誰とも話せないでいた。話せない=歌えないと勘違いされ「歌えない聖女など意味がない」と疑念を持たれてしまい、人々の期待と不安を一身に背負うことになる。 そんな彼女を最初に見限ったのは、冷酷最強と恐れられる公爵*ゼノベルト・シュバルツ*だった。 ――けれど、 夜の庭園へ抜け出している瑠璃彩見つけ後を追う。王宮の庭園でひとり歌う彼女の歌声に触れた瞬間、彼の世界は音を立てて変わり始める。 それは、その歌が奇跡だからではない。 彼女が、傷つきながら歌っていることに気づいてしまったからだ。 「……歌えなかったら、また捨てられる」 心に傷を持ちながら歌う少女と、その傷ごと守ろうと誓った冷酷最強騎士 しかし、魔王の復活が近づく《メロディオン》では、スタンビートの発生、魔障沼の拡大、そして隣国との戦争が始まろうとしていた。 混乱と恐怖に沈む世界で、瑠璃彩の歌は癒しとなり、希望となる。だが、ゼノベルトが守ろうとしたのは、“聖女”ではなく――ひとりの少女の心だった 「歌え。ルリ。  お前が歌う限り、俺が前に立つ」 これは、 心に傷を持った奇跡の少女と、彼女を守ると誓った最強騎士が、 歌と剣で滅びに抗う異世界恋愛ファンタジー。
24h.ポイント 14pt
小説 30,335 位 / 214,707件 恋愛 12,932 位 / 62,509件
文字数 10,890 最終更新日 2026.01.05 登録日 2026.01.05
1