冬城 菫

冬城 菫

落ち着いた大人の男女が織りなす、ロマンチックで、心の奥が熱くなるような恋愛物語を綴っています。 《声に出して読みたい官能小説》を目指しています。 主な好みは「年の差」「主従」「枯れ専」「執着」「溺愛」
1
恋愛 連載中 長編 R18
二十年、貴女に傅いた指先が、今夜初めて一線を越えるーーー 四十五歳の女主人・響子にとって、離れのアトリエは唯一、自分自身に戻れる場所だった。 キャンバスに向かう彼女の背後には、常に影のように控える男がいる。 家令の九条雄征、六十五歳。 若き日から彼女の成長を見守り、その孤独を誰よりも知る男。 ある秋の日、アトリエで制作に夢中になる響子のもとへ、ある知らせを運んできた九条。 二人が共有する秘密は、決して崩れることの許されなかった主従関係に亀裂を入れ… 「……お嬢様。そのように私を試されるのは、酷というものでございます」 油彩の香りが充満する密室で、完璧だったはずの執事の仮面が剥がれ落ちる。 跪く膝、低く響く声、そして……。 枯れた指先が描き出すのは、主への忠誠か、それとも狂おしいほどの情欲か。 二十年の年月を経て熟した二人が、身分も年齢も脱ぎ捨てて混ざり合う、背徳の記録。
24h.ポイント 292pt
小説 4,811 位 / 216,458件 恋愛 2,574 位 / 63,504件
文字数 2,999 最終更新日 2026.02.06 登録日 2026.02.06
1