背徳のアトリエール~その愛を塗り替えるのは、執事の指先~
二十年、貴女に傅いた指先が、今夜初めて一線を越えるーーー
四十五歳の女主人・響子にとって、離れのアトリエは唯一、自分自身に戻れる場所だった。
キャンバスに向かう彼女の背後には、常に影のように控える男がいる。
家令の九条雄征、六十五歳。
若き日から彼女の成長を見守り、その孤独を誰よりも知る男。
ある秋の日、アトリエで制作に夢中になる響子のもとへ、ある知らせを運んできた九条。
二人が共有する秘密は、決して崩れることの許されなかった主従関係に亀裂を入れ…
「……お嬢様。そのように私を試されるのは、酷というものでございます」
油彩の香りが充満する密室で、完璧だったはずの執事の仮面が剥がれ落ちる。
跪く膝、低く響く声、そして……。
枯れた指先が描き出すのは、主への忠誠か、それとも狂おしいほどの情欲か。
気が遠くなる程の年月を経て熟した二人が、身分も年齢も脱ぎ捨てて混ざり合う。
禁断の執着と情欲に満ちた、背徳の記録。
*****
揺れ動く二人の感情と、一線を越えていくスリリングな関係性を繊細に描きます。
大人のための、甘く危険な純愛(!)物語。
熟練した筆致で紡がれる、至高の耽美ロマンスをご堪能ください。
★毎週月曜と金曜の夜に公開予定です。
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