Kuro30

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どうぞよしなにお願いします。
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 かつて世界には【色】と呼ばれるものがあって、かつて世界には【夜】と呼ばれるものがあったという。  そんな世界はどれだけ美しかったのだろうか。  そんな世界はどれだけ醜かったのだろうか。   舞台は日野出国、日本  これは、黒峰 灯夜と神に行き会った少女達の物語。  神と行き会い、共に生き合う物語。  色と夜を失った世界の物語。  色として現世に再び現れた八百万の神々。その神々に身体を奪われた人々の、忘れた記憶を巡る物語。  真白なのに真黒い、真黒なのに真白い、そんな色の物語。  主人公、黒峰 灯夜。  この灯夜という主人公は主人公最強とは程遠い、主人公最弱。  最弱主人公、灯夜による神々との奮闘記。  自らも神として、また【黒】という色としての始まりから終わりまでの物語である。   「返してもらいますよ、この世界に皆の黒を」 雨の後に虹が出るとは限らない。 でも、雨が降らなくては虹は出ない。  「灯夜? ここ何処?」  「おい美月!! ここはあらすじ紹介のコーナーだ!!」  「ほほー ちょっと狭いね」  「ほほーじゃあない!! まだお前は出てくるな!!」  「えぇー何でー?」  「何でじゃあないだろ!! お前はこの時点では、まだ登場してないのだから!!」
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文字数 33,147 最終更新日 2021.06.04 登録日 2021.05.31
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