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魔法使い人口が減少する19世紀後半の世界。
魔法で弟を救おうとして失った過去を持つエドワードは、今では魔法を恐れ、単純作業しかできない研究員として働いていた。
「魔法なんてクソくらえだ」
そんな彼のもとに、非魔法使いの従妹が魔法を学びたいとやってくる。
魔法への純粋な憧れを抱く従妹を見て、エドワードは複雑な想いを抱く。
かつて自分も「魔法は神からの贈り物」と信じていた頃があった。
魔法使いと非魔法使いが対立する社会で、果たして魔法は本当に人を幸せにするのだろうか?
やがて起きる出来事が、エドワードを世界を変える発明へと導いていく。
誰もが安全に魔法を使える世界を目指して——
文字数 10,422
最終更新日 2025.08.13
登録日 2025.08.13
十六歳の武器商人ユウ。初めての取引で手渡した剣が、目の前で人の命を奪った。
この国では武器の携帯に証明書が必要で、魔法付与武器の売買も厳しく規制されている。だからこそ、闇の武器取引が成り立つ—そして、それが俺の生きる道だった。
チンピラのリックに自作の剣を売り、その切れ味を「試し切り」で確認される。血飛沫、倒れる青年、そして押し付けられる死体処理。
「商人ってのはな、自分の商品がどう使われるか最後まで見届ける義務があるんだ」
震える手で受け取った金貨八枚。これが俺の新しい人生の始まりだった。
文字数 3,012
最終更新日 2025.08.12
登録日 2025.08.12
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