ツキミヤ

ツキミヤ

皆さん初めまして!月宮煌帝といいます。私の書く物語が皆さんの記憶に残っていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
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 彼女は人類をこの世に生み落とし、無償の愛をささげた。何年、何十年、何百年も。 やがて彼女は人類から「聖女」と呼ばれ崇拝された。 だが、人類の中には彼女の力だけを利用使用する者も現れた。  そこである聖職者が、一つの村にいる人々の寿命のすべてと引き換えに、彼女を3000年封印することになった。  聖職者は聖女を封印することができたが、彼女を封印する間際、気分が高ぶったか、教会の人間が働いてきた悪事を彼女に伝えた。 これだけのことに貴女は気づくことすらできない「出来損ないの偽物の聖女」だとして罵った。 彼女が封印されて三日後、男は早朝に目を覚ます。やけに外が静かだ。 男は気になって外に出てみると、村全体が紅い。血液だ。そこかしこに人間のものと思われる臓物が転がっている。  ふと前方を向き目を凝らすと、見覚えのある一人の女が立っていた。 男の瞳が彼女の姿をとらえた瞬間。女は口を開いた。 「人は重ねて原罪を犯した。よって、汝らのこれまでの罪を数えよ。罪の数だけその首を落とそう。」 これは世界を生んだ聖女が世界を呪う物語。
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文字数 549 最終更新日 2023.07.04 登録日 2023.07.04
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文字数 440 最終更新日 2022.01.26 登録日 2022.01.26
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