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俺は レクト・イーダ 魔術大国ターリナの下級貴族の次男坊。 唐突だが俺には婚約者がいる。名前は カミラ・ヴィッチ 。下級貴族の三番目の娘。 この、俺の婚約者カミラは…なんていうかイカレてる。 仮にも貴族の令嬢のはずが言うことやる事がどれもぶっ飛んでいる。カミラと初めて会った時、こいつはあろうことか俺の親父の髪を剃り落とした。 他にも屋敷から抜け出しては街で騒ぎをおこしたり。うちで飼うと言って魔獣を連れて帰ってきたり。常軌を逸した魔術で周りを驚かせたり…数えれば切りがない程の凶行を繰り返している。 ……俺を巻き込んで。 そんなカミラの一番イカレてる所は「自分は前世の記憶があって、ここは乙女ゲームの世界なんだよ!」と、言い張りマジ訳の分からない事をほざくとこ。 仮に前世の記憶があるってのは百万歩譲って理解しよう。ただ…ゲームの世界ってなんだよ、まじ意味分かんねぇよ。 【ぶっ飛んだ婚約者に振り回される苦労人主人公な話になればいいな。】
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文字数 5,183 最終更新日 2019.05.30 登録日 2019.05.30
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上司に押し付けられた残業を終え帰り道でコンビニに寄り、自分の家のドアを開くと知らない部屋で知らない人達(大人と子供)が土下座してた。 訳が分からずポカンとしている俺に知らない人の大人の方が言った。 「息子が貴方を殺してしまった。すまん」 ……いや、まって。どういうこと?…え?え?ころ…って、俺死んでんの?なんで? お前ら誰だとか不法侵入…どこだここ俺の部屋じゃねぇわ。とか言いたい事は色々あったが、俺が死んでるってのはどういう事かと聞き要約すると… 帰りにコンビニで買った肉まんが原因だった。
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文字数 13,551 最終更新日 2019.01.08 登録日 2019.01.02
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